青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

カウントダウン 7・23

2020年06月25日 17時00分00秒 | 箱根登山鉄道

(闇から光へ@塔ノ沢駅)

6月も終わろうとしていますが、引き続き箱根登山鉄道の試運転の様子をぼちぼちと。結局6月は登山線の試運転に3回も行ってしまいましたが、いつも走っているのは108-109のコンビとベルニナB1編成。線路が寸断されて強羅に取り残されている組がいるので車両が偏るのは仕方ないのかな、とも思うのですが、時間や日によってはアレグラも出て来たりするらしいんですけどね。大ヶ嶽隧道からLEDのライトを光らせて塔ノ沢に進入するB1編成。ライトの輝度が高いので、トンネルの中でシャッターを切っても目立ちますね。

引き付けて、紫陽花と合わせて今一度。ちなみに、同じベルニナでもデビュー当時のカラーリングにリバイバルされたB2編成(1002F)は、湯本の側線に置かれたまま試運転に全く入りません。別に故障したとかいう事でもなさそうなんですが。検を延ばすために休車かけてるんだとしたら、入生田の車庫にしまっておけばいいのだろうし・・・どうしてなんでしょうね。

ところで、先日全線の運行再開を7月下旬としていた箱根登山鉄道ですが、この度正式に2020年7月23日(木・祝)からの運行再開が決定いたしました。まずはめでたい。報道によると、既に線路の敷設作業は終わっていて、現在は崩壊した斜面の復旧工事が鋭意進められているそうです。5月頭に湯本~大平台の手前、6月頭に湯本~宮ノ下の手前と試運転区間を徐々に伸ばしてきた経緯から考えると、おそらく7月頭からは一番被害の大きかった蛇骨川橋梁の崩落地(宮ノ下~小涌谷間)を含めた全線での試運転がスタートして行くのではないでしょうか。

3連では有効長ギリギリの塔ノ沢のホーム。雨に濡れた塔ノ峰の深い森に包まれて、ベルニナの赤が一層引き立ちます。今回の試運転でなんだかベルニナの良さに目覚めてしまったなあ。はよB2編成も出て来てくれないかな。強羅までレールが繋がれば幽閉されたヨンロクも出て来れるので、役者も揃いますよね。いよいよ復旧までのカウントダウンが始まった、天下の嶮の登山電車です。

コメント
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