CHESTNUTS's Living

Living・・・意味は「暮らし」
(なるべく)手作り、平穏で安心できる暮らしを目指しています・・・

のだめシンフォニックコンサート

2009-12-30 23:57:28 | のだめ&クラシック
すっかりUpが遅くなってしまって、今頃?…な感じなんですが…
次のコンサートへ行く日が近づいてきたので、頑張ってUpします~




茂木大輔の生で聴く“のだめカンタービレの音楽会”
のだめシンフォニックコンサート

2009年11月29日(日) 15時開演  @西新井文化ホール


11月1日にのだめオケに行ったあと、次にオケを聴きに行くのはニューイヤーコンサートの予定だったんだけど、急遽チケットを取って行ってきた。
コンビニのチケットサービス、こういう時は非常にありがたい~!
聴きにさえ行ければ、席はどこだっていいし。 最悪立ち見でも構わないし(さすがにそれは無いか)

茂木大輔さんは「のだめカンタービレ」の原作協力者であり、ドラマやSP、映画でもクラシック音楽監修をされている。
本業はNHK交響楽団首席オーボエ奏者。指揮活動、執筆活動もこなし、実にパワフルな方。文章もとても面白い。
「のだめ」の世界を丸ごと味わう企画「生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会」を各地で精力的にひらいておられるのだ。

ただその音楽会はなぜか西宮を拠点としており、名古屋・松本・金沢(金沢は今年ラ・フォル・ジュルネが開催されたので、よい環境なんだろうなー)等…
のだめを読むうちにすっかり音楽を聴きたくなってしまった私は、当然西宮へ行きたい…が…
遠いじゃんっ
それでまずは出来ることからと、行動範囲内の のだめ関連曲を演奏するコンサートを探して行き始めたのであった。

まずは「のだめオケ」(東京駅)へ行き、チラシを見て近所のフルートコンサートへ行き(地元)、なぜか宮本笑里さんがいらしたので(地元)行き、ラ・フォル・ジュルネ(東京駅)へ行き… 
東フィルのニューイヤーコンサート(渋谷)へ行き、ここから一気に加速。
新聞やネット、HP、コンサートで貰うチラシ、生協のコンサート情報などにこまめにチェックを入れ、積極的に行くようになった。

で、二ノ宮先生のHPにもお邪魔してるんだけど、そこのクラシックBBSにはもぎぎ先生(茂木大輔さんね)もちょくちょく顔を出されてて、今回の西新井公演が紹介されてたわけ。
来年もずーっとのだめコンサートの企画は立てられており、本当は来年の西宮公演へ行きたい。
なぜなら内容が「のだめデビューコンサート@ロンドン」だから。
原作通りに再現される予定のコンサートで、ショパンのピアコン1番は当然全曲演奏される。
「のだめオケ」だったら きっと出だしと最後しか演奏しないだろうけど、この曲は第2楽章も素晴らしく、是非全曲通して聴きたい。
でもやっぱ無理よね…平日だし… こういう時、仕事が恨めしい…

でもでも少しずつ好きな曲や好きな指揮者が増え、耳も少しは肥えてきたし、都内にもぎぎ先生が来て下さるので、これも一つの縁。
やっと本物の「のだめコンサート」(「のだめオケ」とは違うよ)に行ける機会が訪れたのだ。 ラッキー♪

ただし当日(昨日ね)はりィちゃんの用事と重なり、彼女の出かける時間に合わせて家を出たため、会場入りは時間ぎりぎりになる予定。
うーーーーん、まぁ何とかなるか?とタカをくくってたけど、実際は何とかならなかったのである~

原因は電車の乗り換えのタイムロス。
ポケモンラリーで結構自信つけたつもりだったんだけど、まだまだ甘かった。
錦糸町から東京メトロ半蔵門線急行 久喜行き。
これの「直通」の意味がさっぱり分からなくて、え、乗り換えどうするの?切符の買い方も分からんし??
悩んでる間に 乗る予定だった電車に乗り損ねてしまい、2本遅れとなってしまい、西新井に着いてからもホールの位置がよう分からず…

あ”~~~~~~っっっ!!! 一曲目、間に合わず……
まさにのだめの「コンサト、オクラセテクダサイ!」ってやつよ…
でもホールの方が、一曲目終了のタイミングで、丁寧に席へ案内して下さった。
感謝。


【第1部】
ドボルジャーク/ チェコ組曲 作品39より第2曲「ポルカ」
ヨハン・シュトラウス2世/喜歌劇『こうもり』より「序曲」
            第2幕・アデーレのクプレ「横顔が似ているのね?」
             (侯爵様、あなたのようなお方は)
ハイドン/トランぺット協奏曲 変ホ長調 
ハイドン/オラトリオ『天地創造』第2部・第15,16曲:「鳥たちの創造」(鷹は力強い翼で)
ドリーブ/カディスの娘たち
ガーシュイン/ラプソディ・イン・ブルー(マングース・バージョン)

【第2部】
ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調作品92

アンコール「プリンク・プランク・プルンク」


聴き逃した一曲目はビエラ先生の「チェコ組曲」
のだめオケでも聴いたことある曲、のだめドラマ第1回でドラマの出だしにかかる一曲目でもある。
今回オペラ関連が多く、のだめと関係ないじゃん!?とも思うけど、アーティストを世に広めるためとか、何か色々あるんだろう。

『こうもり』を予習して行ったけど、「序曲」はなかなか素敵だった。
オケの演奏曲でよく「序曲」というのが出てくるけど、これはオペラやバレエが始まる前の曲であり「これから始まるよ~~~!」というドラマチックな幕開けなんである。
だから華やかなんだなぁ。

『ラプソディ・イン・ブルー』はマングースがピアニカ演奏するという凝った趣向。
今回のマングース(着ぐるみ)は映画宣伝のため、フジテレビのが借りられず、二ノ宮先生のをお借りしてきたので「自慢してください!」って。

そして今回の目的「ベト7」全楽章演奏!!
のだめの代名詞とも言える第1楽章、しっとりじっくりと聴かせる第2楽章、徐々に盛り上がる第3楽章、生命的躍動感とスケールの大きな第4楽章。
…全楽章を通して聴くのはいいなぁ…
第3楽章などとても美しいのに、のだめオケではスルー。残念。

のだめ映画でも第1・4楽章が演奏される。
玉木千秋の指揮姿が思い出されるが、それは曲の盛り上がる部分、映像とセットになっている部分にすぎない。
CDで通して聴くとき、映画やドラマでは出てこないけど好きな箇所の時、思い出されるのはもぎぎ先生の指揮だ。
まさに渾身の、体中の全精力と心のこもった力強い指揮。

指揮者は不要だと言う方がどこかにおられるらしいが、絶対に必要だろう。
それにもぎぎ先生のトークも楽しかった!
あんなに喋る指揮者って、とも思うけど、皆に音楽を理解し、楽しんでもらいたい!っていう気持ちがいっぱいの、本で読んでいたとおりの楽しい方だった。

サイン会があるのが分かってたので1部と2部の間の休憩中に新刊を買い、終了後ササッと出際よく並んで4番目位にサイン&握手していただいてしまった。
ちょっとしたお喋りさえも面白い方なのであった…

気付くのが遅いケド、もぎぎ先生の写真、サイン会中にこそっと撮っとけばよかったなぁ…