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フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

大笑い土筆始末記

2013-03-17 09:28:51 | Weblog
土佐文旦をむいだ。「紫文旦」という文旦の原種に近いものだ。香りは独特。果実は苦味があってなかなか大人の味。

皮をむくと紫色のわた。実も紫色が部分的にある。
子供の頃は実全部が紫だったような気がするけど。改良された「水晶文旦」なんかは全国に出回っているだろうけど「紫文旦」はローカルのままだろう。いわゆる土佐の食文化だ同様に土筆は土佐ではあまり食べない食文化にないのかな。でも愛媛では食べるという。僕らは何も知らないで土筆を取ってきて土筆と菜の花のパスタを作って食べて「おいしかった」と言ってたけど

土筆をマーティンにもあげたらマーティンが胡麻和えを作って味見させてもらってたところタンちゃんが帰ってきた。

「これなに?」って聞くから「土筆だよ。取ってきたんだ」というと土筆を見て「これは開いているから食べないよ。土筆は緑の胞子が飛んでないヤツを食べるんだよ」だって。タンちゃんは愛媛出身だから土筆を食べる食文化で育ったんだ。「エッえぇー」と大笑い「土筆って苦味を楽しむんだから穂先が緑のものを食べるんだよ」「緑のはあんまり小さいから気の毒と思って取らなかったよ。知らなかったなぁ」「まぁ、苦味が苦手と言う人にはコレでもいいんじゃないの」とタンちゃんやさしい。食には文化の背景があるから邪道ではなく王道をいかなきゃいけないんだね。タンちゃんはさぞ俺たちの行動、おもしろかっただろうね。
コメント
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