ツナマヨ(シーチキン)

2006-04-23 | 国内業務
好きなコンビニおにぎりランキング (gooランキング) - goo ニュース

好きなコンビにおにぎりランキングで、「ツナマヨ」が1位だったそうです。

一昔前は、「シーチキン」という名が一般的でしたが、これは某社の商標登録。
某社さん以外の「ツナ」を使った場合、「シーチキン」とはうたえません。
(シー=Sea=海、チキン=Chicken=鳥。まさに、海の鶏肉とはいい名前をつけたものです) 

コンビニで「シーチキン○×」という名称があったら、それは特定の会社のツナを使用しています。我が三流商社も、同じ製品を同じようにコンビニエンスストアへ販売しています。



原料となる鮪は 西太平洋やインド洋でまき網船によって漁獲されたもの。まき網船は、とにかく大量に漁獲していきます。日本伝統的な延縄とは全く異なる漁法です。まき網の原料→缶詰用、 延縄の原料→刺身用 といったところです。
同じ魚も処理ひとつで値段が大きく異なります。

台湾船や韓国船が漁獲した原料が、タイに運ばれ、加工されています。それが日本へ入り、販売されていきます。
お気づきの方も多いと思いますが、猫用のペット缶詰餌は、タイで生産されているものが非常に多いです。これは、タイの鮪加工(缶詰)と関連しています。
人間があまり食べない「血合肉」なんかを捨てないで、ペット用に加工しているのです。 

タイの鮪加工は、主要客先は日本ではありません。ツナ缶はそれこそ全世界で消費されています。(ヨーロッパでも消費されますが、元植民地だったアフリカ各国の製品を優先的に扱うような政策がとられています。 タイ産の製品には法外な税金が課されます。。余談ですが。。)

日本は味にうるさく、「黄肌鮪」の製品がほとんどですが、海外ではもっと安い「カツオ」原料を使用した製品が主力です。 これだけ油代が高騰してくると、原料価格も軒並み上昇。そろそろ日本も「カツオ」製品を使う時期ではないでしょうか???