交通ルール

2006-04-20 | 海外出張
とある中国の工場にて。

写真は間違いなく、工場の敷地内なのですが、工員さんたちは、歩行者ラインの内側を歩いています。
日本の工場でもこういったルールがあるところもあるようですが、水産工場ではまだまだここまでやっているところは少ないはずです。
少々気になったので、振り向いて見て見たのですが、やっぱり守られています。




こういった工場で優秀な工員さんを見つけると、日本へ連れて行きたくなるものです。特に、加工場の経営者さんたちは、自分の工場で働かせたくなるものです。
あまり法律のことは知りませんが、こういったいわゆる「単純労働」のため、日本へ連れてくることはできないようです。

そこで、「研修生」制度なるものがあります。日本の技術を学ぶため、とかいう名目で、工員さんたちを日本に派遣できます。
とはいっても、「身元」がしっかりしていないと、出す工場側も受ける日本側も問題が起きます。

ところが、「優秀」な工員さんたちは、山の奥地から出稼ぎに来ている、いわゆる「身元がはっきりしない」連中が多いようです。
日本の加工屋さんが指定した工員さんではなく、包丁も握ったこともないような、「社長の親戚の娘」とか、「総経理の奥さんの友達の知り合い」とかいうのが紛れ込んでくるようです。