無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ハウスの葉もの野菜(簡易温床その後)

2009-03-28 00:05:42 | 自然菜園の技術 応用
本日、
今日は、あずみの自然農塾2009の初日だ。
やはり緊張する。

新月なので、種を蒔くには最高のスタートだ。

昨日の大雪は、見事に溶けた。
やはり、地温は徐々に暖かくなっているようだ。

それでも信州安曇野はまだ寒く、
露地野菜は、5月まで食べれられない。

①うちでは、簡易温床(土を掘って、有機物を発酵させる温床)を使い、
夏野菜の苗を育てる。

②夏に分解が進んだ後、玉ねぎの苗をそこで、育てる。

③そして、11月にホウレン草・チンゲン菜・レタスを玉ねぎ苗跡地で育てる。

④その後、夏野菜の苗土になる。

『完全発酵堆肥は、野菜や草の根が入って初めて土になる。』


2月のはじめは、日照条件も悪く、葉もどす黒く、
いかにも危険な葉ものだった。

無農薬野菜はすべて安全とはいえない。
というのは、亜硝酸態窒素の毒性が高い可能性があるからだ。


野菜が窒素など養分を吸収し、タンパク質を合成し、野菜が生長する。

ところが、人間が肥料を多めにあげると
野菜は受け身なので、多めの養分を食べ過ぎて、メタボになる。

つまり、ホウレン草やチンゲン菜などの葉もの野菜は、
一時的に亜硝酸態窒素を葉っぱに貯め込む。

この亜硝酸態窒素の毒性=青酸カリに匹敵するらしい。

そこで、亜硝酸態窒素を多く含む野菜は毒性があり、
苦く・えぐい味の野菜は危険と考えられる。

そのような野菜は、まず買わない・食べない。
それか、水溶性なので、湯がいてから食べるようにして、生は避けた方が無難だ。

うちのハウス野菜も初期はどす黒く、味はまずい。
今は、野菜が光合成もでき、大きくなり葉っぱの色が、淡い色になった。

葉もの野菜の葉の色は、新緑の若葉色が最高だ。〈写真参照〉

まだまだ雪が積もるので、ハウスにちょっと青野菜があると嬉しい。



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3 コメント

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はじめましてっ。 (にゃご)
2009-03-28 13:08:16
はじめまして。にゃご申します。
昨年8月に初めてベランダでプランター栽培を始めました。

無農薬ならいいってもんじゃないって話
とても興味深く読みました。

参考になりました。
また読みにまいりまーす
返信する
不耕起トマト (りこ)
2009-03-28 21:19:57
近所の農産物直売所で
不耕起・自根とシールが貼られているトマトが売られていました。
しかし、関東で今時期のトマトって当然ハウス栽培でしょ?
不耕起でハウスって
不耕起という言葉の認知度って
実際のお味は甘いけど、ちょっと水っぽい感じでした。。。
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2009-03-30 22:02:27
にゃごさんへ
読んでくださってありがとう。
プランターにミミズを一緒に数匹飼うと、
ずいぶん野菜の栽培が簡単になりますよ。

りこさんへ
日本の出荷用トマト栽培の旬は、冬から春にかけてです。もちろん、すべてハウスです。露地のトマトが売られているのは一年を通じて稀です。
ハウスの抑制栽培(ハウストマト栽培の技法)の一つに、不耕起栽培があります。
不耕起=自然な栽培ではないのが、産業の農業です。
耕さないことで、トマトの生育が抑えられ、確実に実をつける技術としての、不耕起です。
ちょっと水っぽいのは、光合成不足のためかもしれません。
やっぱり、路地で晩夏のトマトが最高ですよ。

野菜の旬は、作りやすいとき。
つまり、1)農家にとって作りやすいものと。
2)野菜によって育ちやすい旬があります。
トマトの旬は、1)の場合、冬。
2)の場合、晩夏です。
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