無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

在来ネギ(松本一本葱)の植え替え

2008-08-28 17:04:15 | 自然菜園の技術 基本
本日のち
雨が降らない午前中は、ライ小麦を刈って乾燥ハウスに移動。なかなか終わらない。

午後に小雨だったら種を蒔こうと思ったが、大雨。そこで自宅でトマトの自家採種。そして昼寝。最近働きすぎていたので思わず深寝してしまった。


先週ブログに紹介できなかったネギ栽培のポイントを紹介します。
ネギは今では肥料で大きくしますが、本当の風味がそれでは出ません。

「ネギはコユケ(濃気)で育ち、クサケ(草気)を嫌う」という古い伝承は、ネギは水分を切らすな、草が苦手と教えてくれます。

深根ネギの栽培ポイント
1)ネギの苗は、いきなり土深く植えるのではなく、春はじめ浅く植え、お盆過ぎに深く植えなおしましょう。
2)草をこまめに刈ってネギの株下に草マルチしましょう。
3)植えるとき、いきなりネギに土をめいいっぱい土寄せをせず、はじめは根っこが隠れるくらい、次に新葉の分けつ部分より下まで土寄せします。
4)暑さが和らぎネギの生長が始まったらどんどん新葉の分けつ部分より下まで土寄せします。
5)土を乾かさないように、草マルチ・藁マルチをしっかりするとなおいいでしょう。
6)寒に当てて甘みを引き立ててから収獲すると鍋の季節たまりません。
7)土が肥沃でない場合は、秋口まで草マルチの上から生の米糠を降ってあげるか、完熟堆肥を根元に補ってあげると効果絶大です。

追肥に油粕・鶏糞を補うと病気や虫に悩まされるケースが多いので肥料のやりすぎには注意してあげましょう。

松本一本葱は、下仁田ネギを長くしたような松本の在来品種。その土地その土地の在来品種葱を育てるのが一番無難です。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自家製ナタネ油 生搾り!!!! | トップ | 同じ種から違う品種?? »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (TOM)
2008-08-28 17:20:58
名古屋の「小幡教室」受講生です。
お野菜、とても美味しく頂きました。
ブログも早速‘お気に入り’に入れました。
こちらのURLしか写して来なかったのですが、お野菜はどちらからお願いすれば宜しかったでしょうか??
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内)
2008-08-29 14:52:28
お野菜美味しく食べてくださってありがとうございます。

うちも自給用で栽培しているので八百屋さんのように出せませんが、お電話いただければお互いの都合の良いときにこの時期に限り『自然栽培ギフト』としてお届けできます。

0263-77-1009です。
返信する
松本一本葱の栽培 (東海 鷹山)
2012-02-28 21:27:57
名古屋で松本一本葱を栽培に挑戦していますが、植え替え後、しばらくすると枯れてしまいます。どうやって植え替え後の管理をすれば良いかご教授してください。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2012-02-29 07:15:50
東海 鷹山さんへ

症状やどんな状況かもう少し教えてください。

溶けるように枯れるのか。それとも黄色くなって枯れるのか?それとも斑点などが出るのか?

ネギ坊主はできますか?
ちなみに、肥料は何を一㎡どれくらいあげていますか?

ほかに気になる点ございますか?
返信する
松本一本葱の栽培 (東海 鷹山)
2012-04-03 21:05:59
7月の下旬に植え替えをしますが、植え替え当初は元気に育ってますが、その後とけるようになくなってしまいます。植え替えは通常の様に植え、その上に枯草やもみ殻を載せますが、しばらくするとなくなっています。
乾燥むが原因とは思いますが、原因がはっきりしていません。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2012-04-04 05:08:02
東海 鷹山さんへ

「とけるようになくなりってしまいます。」
から、ネギ軟腐病かもしれませんね。

とけて悪臭を放ちますか?

植物の病気の大半は「カビ」が原因ですが、軟腐病の原因は「細菌」です。

軟腐病が発生すると細菌が繁殖し、養水分の通り道を塞いでしまうため、地上部はしおれ、地際も腐って溶けたようになります。

細菌性の病気の特徴として腐敗した部分は悪臭を放ちます。

お心当たりございますか?

傷口、高温、多湿、過ぎたる肥料、連作でこの病気は悪化します。

対策は、
もし、元水田など多湿のの畑であれば、
水はけを良くするため、排出口を用意したり、

7月の植えかえは避け、9月涼しくなってから傷をつけないように植えかえます。

もちろん、窒素過多や連作も悪化を招くので、
他の野菜に土壌感染しないように、気をつけます。
返信する

コメントを投稿

自然菜園の技術 基本」カテゴリの最新記事