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バーミンガム・ロイヤルバレエ「眠れる森の美女」

2018-05-21 22:25:52 | 見る
バーミンガム・ロイヤルバレエ「眠れる森の美女」5月20日東京文化会館

オーロラ姫:アリーナ・コジョカル
フロリムンド王子:マチアス・ディングマン
すばらしかった!
びっくりするほどの安定度、二人ともまったく軸がぶれないコンビだった。

プロローグの誕生祝いの宮廷の人々の衣装が非常にシックだった。
こげ茶色の地色に金と黒の色で重厚感があり、バレエの舞台の衣装というよりも、
歴史ものの映画みたいな場面になっていた。

悪い魔女カラボスが女性だった、ジェイド・ヒューセン。
この役を女性で見るの、最近では珍しい気がする。
あら、女性がやってる!と思っちゃった。

コジョカルのオーロラ姫は定評のある役だそうだが、
特に印象的な第一幕登場シーンの16歳のオーロラの溌溂とした愛らしさ、
お婿さん候補だよと言われても、あんまりよくわかってない感じなの、まだ恋も結婚も。

候補者の4人の王子たちが顔を合わせるときに、
「ふぅーん、キミも候補なの?」的な細かい芝居してるのがおもしろかった。

第2幕で登場する王子と貴族たちの衣装は、百年たって宮廷ファッションも変化してるのねと思いました。
そして王子さま、とってもいい。
見た目は王子タイプというより、むしろ現代的な明朗闊達な青年のようだけど、
端正な正統派の踊りで、格調高く、ぶれない軸、
最後の結婚式の場までずっと、余裕のある安定感で、美しい王子だった。

オーロラのコジョカルも見せ場見せ場ですばらしいバランスを見せて、にっこり。
拍手喝采でした。

カーテンコールで、幕前に一組ずつ出るとき、
カラボスとリラの精(チャン・イージン)が、役柄のまま、
「何よ!何よ!」って感じでお互いを横目でにらみつけながら、おじぎしたので、ウケてた。
カラボスは黒、リラの精はシルバーのドレスで、ぴったり対照的だったから、よけいはまってました。
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