映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

野性の呼び声

2020年06月27日 | 映画(や行)

巨大なワンちゃんが愛おしい

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本作実は、公開時絶対に見に行こうと思っていた作品です。
公開日は今年の2月28日。
ちょうどその頃から新型コロナウイルスの感染が拡大しはじめ、私は映画館通いを自粛。
そしてじきに映画館自体も休業となってしまいました。
そんなわけで、とうとう見に行くことができなかった・・・。
それを今やっと見ることができたわけです。
(映画館は営業を再開していますが私はまだ行っていません・・・)

カリフォルニアの裕福な家で飼われ、わがままいっぱいに暮らしていた大型犬バック。
ある日突然さらわれて、ゴールドラッシュにわく極寒アラスカの地にやって来ます。
雪を見るのも初めてのバックは、恐る恐る雪の中に一歩を踏み出します。
そこでバックは郵便局員(オマール・シー)に買われて、ソリ犬の一員となります。
初めて「チーム」で仕事をする事を憶え、バックは生きがいを見出すのです。
郵便局員との相性もバッチリ。

ところが、ソリでの郵便運送の仕事が廃止されることになってしまい、つらい別れ。
次にバックを買ったのは金で一攫千金を狙うものの、
冬のアラスカのこともソリ犬のことも何もわかっていない傲慢な男。
まあ、そこではいろいろ面倒なことがあって、
次にバックはある孤独な男ソーントン(ハリソン・フォード)と出会い、
心を通わせるようになります。
ソーントンは息子を亡くし、妻とも別れ、生きる意欲をなくして孤独に生きていました。
友情を育んだソーントンとバックは、人里離れた山中で暮らすことになりますが・・・

巨大なワンちゃん、バックは実に気は優しくて力持ち。
いいなあ・・・。
バックの動きは、シルク・ドゥ・ソレーユの元メンバーが生身の体で演じ、
それをCGに置き換えるという、モーションキャプチャーで表されています。
だから本物の犬よりももっと人間にわかりやすい表情、動作をするのです。
もしかするとそれがわざとらしすぎて嫌だという方もいるかもしれません。
でも、私は好きですねえ・・・。
わかりやすくて結構じゃありませんか。

この巨体をむぎゅっとハグしてみたいです!!
犬の幸せとは、人と共にあることなのか、それとも野山で自由にあることなのか・・・
そんなテーマを潜ませつつ、冒険とスリルたっぷりの物語でした!!

<J:COMオンデマンドにて>
「野性の呼び声」
2020年/アメリカ/99分
監督:クリス・サンダース
原作:ジャック・ロンドン
出演:ハリソン・フォード、ダン・スティーブンス、オマール・シー、カレン・ギラン

ワンちゃんの愛しさ★★★★★
満足度★★★★★

 



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