映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

「きのこのき きになるきのこのきほんのほん」新井文彦

2018年10月30日 | 本(解説)

きのこは、つまり「花」

きのこのき きになるきのこのきほんのほん
新井 文彦
文一総合出版

* * * * * * * * * *


そもそも「きのこ」ってなんなの?
きのこの基本(きのこの「き」)がすべて分かる入門書。
著者とっておきの美しいきのこ写真も多数収録。

誰でも楽しめるよう、形や色といった"見た目"に注目
きのこが生える場所や季節など観察に役立つ情報も紹介
図鑑や写真集にはのっていないきのこネタもたっぷり

* * * * * * * * * *

引き続き新井文彦さんのきのこの本。
この度の薀蓄。
きのこの本体は地中に張り巡らされている菌糸で、
私達が見ているきのこはそのほんの一部の「子実体」に過ぎない。
子実体は胞子を飛ばすためにできる。


私達の気づかない地中で、本当はいろいろなことが起こっているのでしょうね。
以前はきのこの分類と言えば、見た目の形状で行われたわけですが、
最近はDNAで行うそうですよ。
そうすると、全く異なる形をしていても、実はとても近い種類だったりすることがあるそうです。
研究すればするほど面白そうだなあ・・・。
さてこの本は本当に「きのこのきほん」が描かれていまして、
服装や持ち物などきのこの観察のための心得まで載っています。
色別に分けたきのこの写真も美しく興味深い。
そうだ、この次は羊毛フェルトできのこをチクチク作ってみようかしら・・・?

図書館蔵書にて
「きのこのき きになるきのこのきほんのほん」新井文彦 文一総合出版
満足度★★★★☆