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感動中国! 山西省観光の穴場 晋商老街

2010年04月14日 | 観光
山西の観光といえば、この平遥古城とか…。




山西は蜂の巣状のカオラオラオという麺がうまい! 隣のナスいための油は、
下水溝油かも……。
あ、いかん、いかん、本の販売に悪いことを言っては(笑)。
平遥古城だと観光用のこぎれいな店でも、カオラオラオは出してます。
でも、北京上海の屋台ではいろんなもの食べちゃだめよ。出稼ぎの人は一元でも多く持って帰りたいからね(屋台の焼き鳥も病死の鶏とか使ってるからね、安すぎるのあるでしょ)。下水溝油の話は、現地では数年前から話題で、でも危ないものが多すぎて、中国人は(私も?)皆、麻痺しています。


 


五台山とか…。黒和尚だらけ。和尚に人気のない廟に閉じ込められて「お布施」を強要される事件、多発。
公安とグルだからね。




雲崗石窟とか、映画で有名な喬家大院とかが有名ですが……。
  

私のお勧めはココ!

 晋商老街(晋は山西の意味です)。平遥古城と同じく、中国のロスチャイルド、山西商人たちが作った街ですが、
 世界遺産でこぎれいに整備された平遥古城とは違って、文化財に勝手に人、すみまくり、店舗にしまくり。その猥雑さが、八十年代の中国を彷彿とさせます……。
 街全体のあの昔の見事な街と猥雑な今がスライドのように重なる雰囲気が、私には上手く撮影できませんでしたが、もっともっとうわ~って感じよ。濃い中国好きにお勧め。十字路のあるかなり大きな街です。


自転車のおっちゃん、いい味出してます。




刺青屋(&刺青取り屋。二度おいしい)。山西省は黒社会の巣窟で、刺青をしている人も多いです。
隣の「香港式美容院」は、まあ、怪しいやつでしょう。エイズ大爆発中……。



こんなのもあります。長裕川茶庄。ロシア、モンゴルとの茶貿易をやってました。あの、旧北京城前でラクダひいてるのは、山西商人たちです。あと渠家大院もあります。




脈絡なくハデに取り壊して、店作り。でも、元の街は見事よ



歯医者。九十年代も北京、天津でもこんな感じで、公司の中国人、日本で治療してたなぁ。


こんなのが10個ぐらいあったので、アンティークショップだと思ったら、皆、近所の人が修理に持ってきた現役でした。



 ……病気が悪化しそうな病院。
 先日、知人のお父さんが、北京の安貞医院(大きな比較的有名な病院)で心臓の手術をしたんですが、手術室の前で待ってたら、手術室から出てきた患者が本当にバッタバッタ死ぬそうです。先に親族一同の誓約書を取っているので医者は問題ない。
 しかし知人は外国の状況なんか知らないので、
「あなたも外資病院なんて行かずに、中国の病院に行けば良いのに~」

 中国はあまり老人の手術なんてしません。--お金、もったいないから。ちなみにこの人も医者に止められたそうですが、決行。官僚なんで順番とばしてもらって手術。

 ローカル病院も友達に付き合ってかなり行きましたが、病人という「藁をも掴む弱者」を相手にする中国の医療事情は、それはそれはそれは恐ろしいです。もちろん比率と程度を無視してどこの国でも、とかいう人もいるでしょうが、ま、それは中国人を知らなさすぎる……。


 消えかけた共産党万歳! の文字……。






 勝手に文化財利用の服屋。壊すのもお金かかるし、て感じかも。




 文具屋。町中、こんな感じ。



夕暮れ。タイムスリップした気分になります。



あと、平遥古城からちょっと離れているためけっこうとばしてしまうんですが、絶対お勧め、山西故宮といわれる王家大院。これでもごく一部です。中の建築もすばらしい。




 そして山西といえば、煤老板(炭鉱主)。マンションを買うなら棟ごとで、外車展示場で美人コンパニオンに「さわっちゃだめ! 高いのよ」といわれて、その外車20台と言ったコンパニオンを一緒に買って帰ったりするスーパー成金ですが、「感動中国!」では、中国のいびつな経済を象徴する彼らの終焉にも迫ります……。

さあ、皆様、書店へどうぞ! 

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