谷崎光 中国日記  official blog  

北京発! 2018年9月3日で北京在住18年目に突入。

自己紹介、著作など。

2015年04月28日 | 自己紹介

京都市内の病院でおぎゃーと生まれる。


速攻で大阪市内の実家に移動。
家は、大阪・天満橋近くで会社を経営していました。

府立大手前高校時代から、文藝活動を志し、『交換日記』にせいをだす。

日大芸術学部文芸学科に合格するも、「女子」が単身で家を離れることを反対され、挫折。
女子大に進学しました。
が、やっぱ、なんか創ることがしたいと、
京都芸術短期大学(現・京都造形芸術大学)造形芸術学部染織学科を受験しなおして入学、卒業。
卒業時は学長賞をもらいました。

卒業後は、新卒で大阪の、ダイエーと中国の合弁の、中国貿易商社に就職。
毎日、「工場が竜巻でとばされた!」とかいう連絡の電話がかかってくる。
中国語はできなかったんですが、合ってたんでしょうね。仕事は楽しく、
ダイエーの中内功社長から社長賞ももらいました。
(こっちは忘れてたんですが、某編集者さんが、ビジネスモノやるならそういうことは書いておくんだ、て(笑))
総合職の貿易営業担当者で、中国出張も多かったです。


5年勤めて退職して文筆業開始。
初期はラジオドラマなどを書いていました。
処女作は文藝春秋の受付への持ち込みでした。

出版後、しばらくして上京。
東京でも文筆活動して、2001年9月から北京在住。北京大学留学(漢語中心、のちに経済学部)。
中国語はめっちゃ苦労しましたが、がんばって旧HSK10級ホルダー。10級は当時の中国の、国家の通訳資格です。

北京がこよなく好き。
中国は一筋縄ではいかない国です。
間違った情報は、判断を狂わせます。
実際に自分が中国ビジネスをやった経験があり、かつ中国に長年住んでいてのみ見えることを生かして、
皆さんのお役に立つ話を伝えたいです。
もちろん、笑える話もたくさん!!!


著作:
『中国てなもんや商社』(文藝春秋、1996年)
 (松竹にて映画化。出演、渡辺健、桃井かおり、小林聡美など)
『てなもんやパンチ!』(文藝春秋、1998年)
『中国てなもんや商社』(文春文庫、1999年)
『スチャラカ東京のオキテ』(祥伝社黄金文庫、2001年)
『今ごろ結婚しているハズが…!? 』(角川文庫、2001年)
『てなもんやOL転職記』(「てなもんやパンチ!」(1998年刊)の増補、文春文庫、2002年)
 (MBSラジオドラマ化)
『ウェディング・キャンドル―「私」を生きる物語』(文藝春秋、2002年)
(NHKFM ミッドナイトポップギャラリー )
『てなもんや中国人ビジネス』(講談社、2003年)
『北京の愉しみ』(角川春樹事務所、2004年)
『北京大学てなもんや留学記』(文藝春秋、2007年)
『北京大学てなもんや留学記』(文春文庫 2008年)
『今日も、北京てなもんや暮らし』(飛鳥新社 2009年)
『感動中国! 女ひとり、千里をいく』(文藝春秋 2010年)
『男脳中国 女脳日本』(集英社インターナショナル 2012年)
『中国人の裏ルール』(新人物往来社 2012年)
『中国人の裏ルール』(中経の文庫 2014年)
『日本人の値段 中国に買われたエリート技術者たち』(小学館 2014年)
『国が崩壊しても平気な中国人 会社がヤバいだけで真っ青な日本人』(PHP研究所 2016年)
『本当は中国で勝っている日本企業』(集英社 2017年)

上記本の電子書籍は8割ぐらいあります。くわしくはアマゾンの著者ページを見てね!


キンドル本
『中国人 世界で爆買い ウラのウラ』(2015年 ひかりデジタル)

*アマゾン、キャンペーンの無料総合で4位、ビジネス・経済部門で1位(他、社会学とかいろんなので1位)でした。

本当は怖い 中国初イノベーションの正体

これもいろんなカテゴリーで長く一番になってました。
ちなみに、だれもが中国スゲーと言っていた時、最初にこの危険性を指摘したのは私です。


連載歴:

谷崎光の晴れ、ときどき雨あられ     (ChuChu 角川書店)
山あり谷あり光あ            (Lucy 扶桑社)
仕事のデッサン             (共同通信配信)
北京てなもんや暮らし          (小説すばる 集英社)
てなもんや中国人ビジネス        (みずほ総研広報誌 fole )
北京の愉しみ              (フェリシモPR誌)
女の園 探検隊             (諸君! 文藝春秋)
心の気象台               (繊維経済新聞)
赤裸々中国               (プレジデントオンライン スペシャル)
老北京                 (歴史読本 新人物往来社)
谷崎光の中国ウラ・オモテ         (ダイヤモンド・オンライン)


”中国人が日本人には絶対言わない日本旅行の意外な本音” の記事は776万pvを突破!


寄稿:
月刊文藝春秋、週刊文春、週刊朝日、週刊プレイボーイ、ナンバー、オール読物、別冊文藝春秋、クレア、本の話、諸君! 日本の論点2011、プレジデント、日経アドレ、日経ウーマン、毎日が発見!、PHP,経済界、本の話、経団連の季刊誌などその他、多数。

講演歴:野村総研フォーラム、大阪中小企業センター、蘇州日本人学校、北京日本人会など、多数。

4月24日(金) 北京日本人会の総会で、講演をします(会員外・参加OK)

2015年04月27日 | メディア出演、書評、講演など
ご報告&お礼

おかげさまで、講演、無事に終了させていただきました。
ゴールデンウィーク前の忙しい中、来てくださった方々、本当に有難うございました。

参加者約170名(内、中国人60名)の盛況でした。これはひとえに、関係者の皆さまのご宣伝、ご助力の賜物です。
ネット上で個々のお名前を挙げることは控えますが、本当に有難うございました。
まずはお礼とご報告まで!!!

                                                       谷崎光
********************************

北京・日本人会総会で、講演をすることになりました。


日時    :4月24日(金) 
       16:30~18:00(講演と質疑応答)

場所    : 長冨宮飯店(ホテルニューオータニ)1階の芙蓉の間

参加資格 : どなたでも参加できます。北京日本人会会員でなくてもOK! 
         (という条件で、今回、お話をお受けしました)。
         女性大歓迎です。
        

演題    :北京てなもんや文筆生活 -作家が語る、一冊の本ができるまで

 処女作、『中国てなもんや商社』から、最新作、『日本人の値段』まで。
 在中14年、中国ならではの苦労、楽しさを、皆さんと共有しております。
 この国で「もうダメ」と思ったところから始まる、元気の出る話をお届けしたいと思います。
 本やブログには書けないウラ話も! 某中国企業に取材電話をかければ即、○○開始で……。


申し込み方法 :北京日本人会事務局へ、お電話かメールで。
tel:6527-2970 e-mail: jab@postbj.net 

北京日本人会ホームページ 

参加費 : 無料

申し込み締め切り : 4月20日(月)
定員に限りがあります。まずはお早い目にどうぞ。



  *****************************


 
 今回、北京日本人会会長と、副会長、副事務局長が、三人で、長冨宮飯店でていねいにご接待くださって、
 ぜひにということで、OKさせていただきました。

 皆さんに、お会いできることを、楽しみにしております!!!




ウェッジにて「日本人の値段」、ご紹介いただきました!

2015年04月04日 | 新刊紹介 日本人の値段

WEDGE Infintyにて、「日本人の値段」、ご紹介いただきました!!


日本人技術者を買う中国企業

『日本人の値段』
2015年04月03日(Fri)  中村宏之氏 (読売新聞東京本社調査研究本部 主任研究員)

研究員の方らしい、クールで客観的な非常にいい書評です!
めちゃ、うれしい。

うん、私も一番、びっくりしたのは、その人数の多さと一流企業の人が大量に中国企業に行っていることでした。
そりゃ、いるとは聞いていたけど、全土で何十人とか、非常に特殊なケースだと思ってた。
現実は違うんですね。
5000人て、私も多いと思ったんですが、これ、人によって反応はいろいろで、
「多いか少ないか、よくわからない」
という人もいました。

私が書きたかったのは、日本社会の変化です。
後、中国や他の国との関係の中での、日本の位置の変化。

人はどうやって、そういうことを認識しているかというと、

1.自分で見たこととか、体験、職場や学校、友だちなどから得る生情報(1次情報というか、正確にはこれも後半は2次情報なんですが、第三者の、利害とかその他のフィルターがかかっていない)。
2.メディア、書籍などからの二次情報。

これを複合して世界観を構築しているわけです。

1.のほうは、その人の居ている位置で全然違う。
地方都市のシャッターが全部閉まった商店街の中に居れば、(おい、いい話ねえよ。日本大丈夫か。もうダメだろな)でしょうし、東京のそこそこ儲けているいい会社の、年齢が上の方にいれば、「いやぁ、日本ていい国だなぁ。景気って悪い? オレ、ガマンしてきてよかった。友だちもみんなそうだよ。このまま逃げ切るべ、いけるんでねえの、後は知らない(→というか、そう組織に従うしかない)」の人も少なくない。
 また、危機感を持つヤングエグゼクティブ(すごい死語w)なら、独自の生情報網を持ち、日本の10年先を楽しく生き抜くための手を、いまもちゃくちゃくと打っているかもしれない。

2.は、実際自分で世界のあらゆることを見たり体験できるわけではないので、人の言っていることを信じるしかない。
本当は中国は、日本より空気が良くて食もすべて安全で、民主的なすばらしーい国かもしれない(笑)。←これは嘘よ、念のため(笑)。しかしそういう私も、アメリカやロシアについては人の言うことを信じるしかない。一次情報がほとんどないからです。ところが情報(数値などのデーターではなく)の実態は幻想なので、わりとどうとでも操作できるんですね。ご存じのように、実際、かなり操作もされています(程度の差はあれ、どこの国も)。ところが情報がウソだと判断を間違う。

 「あっちに美人がいるぞ!(情報) 」。ドドドドー(判断)。「ぼったくりバーにようこそ!お客さん ドアを触ったら入店したのと同じだよ。100万出しな」(結果)。「さあ、美人がいると言ったオレの取り分は50万だよな」(ウラ)。 ということも、あるかもしれない。


私は、見えない一つの現象を、できるだけフェアに可視化したかった。
うまく届いたようでうれしいです。

****
余談ですが、中国というのは、2がいつもあまりにもウソ八百のため、伝統的に1の情報入手方法が非常に発達しています。あの人たち、人とご飯ばっかり食べてるでしょ。
 法や道徳的なことを除けば、今の中国の中間富裕層というのは、

 >また、危機感を持つヤングエグゼクティブ(すごい死語w)なら、独自の生情報網を持ち、日本の10年先を楽しく生き抜くための手を、いまもちゃくちゃくと打っているかもしれない。

 を、10年前に実行した人々です。