谷崎光 中国日記  official blog  

北京発! 2018年9月3日で北京在住18年目に突入。

北京写真日記 寒中水泳&日中アストリート魂

2014年02月21日 | 北京写真日記




北京名物、寒中水泳。真冬に氷の張った後海でおっさん(中には女性も)たちが泳ぎます。

 ところで浅田真央ちゃん、最高!
 リアルでは寝ちゃってみませんでしたが、朝起きて、順位が上がっているのを見てすごいうれしかった。
 ネットでCCTVの録画を検索してさっそく視聴。中国の女性アナウンサーふたり、私も真央ちゃんといっしょに泣きましたと実況してました。
 今回、羽生選手といい、浅田選手といい、中国人には非常に評判がいいですが、あの純粋さに反応しているんだと思う。
 中国のオリンピック選手は、大半が農村とかそう豊かでない家から素質のある子が集められ、子供の時から特殊な場所でほぼスポーツのみの徹底的な英才教育を受け、どんどんふるいおとされていきます。
 そのかわり勝てば国家スターとして、大金と名誉が手に入る。またはスターであることをどんどんお金に結び付けていく。(中にはうまく立ち回れず、金メダルを売りにだしていた選手もいましたが)。
 日本だって、もちろんお金にはなりますが、どう見てもそれが目的ではないよね。
 もちろん中国人は金のためにも頑張ることを否定しないけど、ちょっと違うものを見たのかもしれません。
 

中国写真日記 情人節(バレンタインデー)

2014年02月14日 | 北京写真日記
昔撮った写真ですが……。

♪ 愛、あなたとふたりー、夢、あなたとふたりー。


 関係ないですが、日本男児への『愛のムチ』満載のせいか?、あまり売れてないと思っていた『男脳中国、女脳日本』が、実は発売一年で初版在庫一冊も残さず完売していたことが、昨日突然、判明。(店頭はまだどこかにあるかも)。
 読者の皆さん、本当に有難うございます。
 あの本が主に書店でちゃんとけっこうな数、売れていくなんて、日本、まだまだ捨てたもんじゃないな、という気になりました。

歴史読本3月号 老北京のミッションスクール 

2014年02月01日 | 老北京
北京に来て、
後海ちかくの恭王府に行く人は多いですが、
そのすぐ近くのここに気づく人は少ない。
(恭王府正門から西へ徒歩4分ぐらい)



現、北京師範大学分校。

元、輔仁大学ー北京がかなり植民地化されていた時代の、キリスト教系大学です。
最盛期は北京だけで数十のミッションスクールがありました。
北京大学も、一番最初はアメリカとイギリスの三つのミッションスクールの合同です。清華大も、アメリカ留学予備校で、とにかく当時の中国ローカルに、まともな近代教育というものはなかった。自然科学の授業、ゼロ、みたいな。
そして今も昔も中産階級が一番投資するのが子供の教育。


 あれですね、欧米人というのは、「侵略」をわりと硬軟でやるんですね。 近代で何とか戦争、に勝つと、まず条約に入れてしまうのが、宣教師の派遣とキリスト教布教の自由。


 で、無料の学校を作ったり(当然、思想教育がついています。封建社会に自由、民主、平等を教えるとだいたいウチからひっくりかえる)。
 教会付属の病院で貧しい中国人を治療したり……、


(これはフランスの絵葉書)

 孤児を救済したり、

 いいことを通じて、ウチからも浸透していく。


 当時、日本が植民地にならなかったのは、日本人の一神教との親和性の悪さ、というのもあるかな、と思いました。
 その分、自由、民主、平等もさほど、浸透しなかったですが。
 

 そういえば先日、マクドナルドでスケジュール帳開いていたら、隣にいた可愛い女の子の二人組に、カルト系のキリスト教を勧誘されました。
 女の子は東北出身で外大のロシア語学科卒。就職難で、将来が心配で、そのときにハマった、あ、いや、入信したそうです。
 ipadで教義の動画を見せられ、活動への参加を呼びかけられ、「そのとき、ファンジョウが」などと言うので、何のことかと思ったら、「方舟(fangzhou)」でした。

 んな、単語、外国人やから知らんがな。