谷崎光 中国日記  official blog  

北京発! 2018年9月3日で北京在住18年目に突入。

「感動中国! 女ひとり、千里をいく」 4月15日発売!

2010年03月28日 | 観光
発売は4月15日ですが、早いところだと、13日ぐらいから、店頭に並ぶそうです。
ぜひぜひ、お手にとってご覧ください。


と、言うのも、装丁家の鈴木成一さんのブックデザインがすばらしい!!!

もう、うれしくて、うれしくて、右にステップ、ポーズ、左にステップ、ターン! くるくるくる←一人暮らしってこうしてアホになれるのがいいです。ま、人いてもやると思いますが。
(表紙のアップはもう少々、お待ちくださいね。詳しくはその折に)。


ちなみに中国といえば、餃子事件の犯人が捕まったそうですが、

んなこと(中国側犯人)なのは、先刻ご承知なわけで(左のブログカテゴリの「中国食品問題」の中に当時の記事がけっこうあります)、なぜ今カードを切ってきたのか、てとこですね。(怖かったのは、犯人を英雄扱いしてアクセス集めた中国ブログがあっという間に削除されてたことでしょうかね)。

 まあ、日本の首相の訪中もあるでしょうが、上海万博がよほど盛りさがっているんでしょう。それと日系企業の撤退。
 ちなみに上海万博の5月1日(初日)のチケットは、先月、北京の郵便局で難なく買えました。行く予定にしております。


 「感動中国!」の中でも触れてますが、上海の本質というのは、けっきょく一言「***だから」に尽きます。(ご回答は本をどうぞ。ヘヘヘ)

 あそこは昔、欧米以外に日本も占領しておりまして、戦前からぼちぼち日本人も住んでましたが、その占領した戦中に日本から有象無象がどーと押しかけ、10万人ぐらい日本人が住んで、租界(正式には間借り)を作ってました。


 ナツメロの♪上海帰りのリル~、とかいう歌は、日本から渡った娼婦の人で、あと日本で食い詰めた一発屋や阿片目当ての軍属や芸術家や、もちろん今と同じく日系企業も沢山あったので、その関係者とか(無所属組みとビミョーな距離感があったのは今も同じです)です。


 今でも上海には、がんばっている独立系と共に、「日本で会社つぶして逃げてきた」という人がけっこういるらしいんですが(ちなみに商社時代の知人も、中国で合弁会社つぶして一人埋もれているらしいです)、この間、ついに北京でも初めてそういう日本人見ました。正直、やっぱ、ちょっとタチ悪かったです。


 でも中国についてやっぱりよく良さも悪さもおもしろさも知ってるのは、「利害関係が対立する」商売してる人だと思います。それも自腹。あと企業のごくごく一部の人。中国語は必須。

 もちろん留学でも友好事業でも学術でも知れるけど本当にイヤなとこは見ないですむし、結婚はかなり深部を知れるでしょうが、でも「日中」最終利害が一致している。(……この国の人に、家族以外のwinwinの概念を語るのはなかなか難しい)。

 中国の奥さんて、旦那と一緒に派手に悪事をやりますが(企業家や政治家が捕まるとき、よく奥さんも一緒に重罪で捕まってます)、りこうな日本の奥さんは日中一般に旦那にやらせて(ーて別に旦那に薦めてるわけじゃないですが(笑))自分はしないですむし、逆の場合ーー中国女性と結婚して、商売しようと言われ全部持ってかれてスッカラカンで捨てられる、てのは、聞きますが。


 現代中国についてカン違いなことを「知ってても」いう先生とか、一回、自腹で2000万円ほど持って中国で何かしようとやってみたら、また見方変わるんだろうな、と思うけど、そういう人は絶対しないでしょうね。(上海、北京、今、もうそれぐらいでは何もできないかもだけど)。

 何でも授業料いりまんな。私はお金はつぎ込んでませんが、人生つぎ込みましたか。

 脱線しました。  
 で、今の魯迅公園のあたりから南あたりの「虹口」がその上海の日本人租界だったんですが、今も片鱗が沢山残っています。

 

昔の日本のお寺の境内に、中国人が住み着いています。お堂が家に改造してあります。



日本陸軍の将校用のダンスホールあと。大理石のホールの上を軍靴で踊ったんでしょうね。



 そして日本の下町の商店街そっくりなその虹口の夕暮れ、

 私はそこで、ある人と出会います……。 

続きは、感動中国、プロローグ、「おしよせる海」でどうぞ!

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