谷崎光 中国日記  official blog  

北京発! 2018年9月3日で北京在住18年目に突入。

江南、水郷の街

2008年04月17日 | 観光

今日は上海から二時間あまりの水郷の町、西塘というところに泊まっています。


午前中に行った烏zhenといい、昔行った周庄といい、中国のこういうところは、
観光地化されている、というか、
、あまりに人工的でがっくりくるんですが、
ここはなかなかいいです。





作りもんのほうが写真はきれいんですが、ここはかなり元のまんま。
お店や旅館はいっぱいありますが、それも悪くない感じ。







こじゃれ店もありますが、まだごく少数で大半が素朴なお店。まあ、
中国のこと、あっという間に後海化するかもしれませんが…。





そんな江南の春の日が暮れて、月が昇り……、






川端に折り紙で作った船(上にキャンドルが載ってます)が、一個一元(15円)で、売られています。

色ごとにお願い事があります。
オレンジなら事業、緑なら健康とか…。富貴、吉祥、愛情、平安、幸運等いろいろあります。店によっても違います。






私も青い船を買いました。






河をいくつものお願い事が流れていきます。
♪去年のあなたの思い出が~、テープレコーダーから流れてきます~
(思わず口ずさんだ人は、同世代でございます。テープレコーダーって……)









見えるかな? 行きかう手漕ぎ舟とキャンドルでなかなかきれいです。



しかしここで気がついたことがひとつ!

なんとなく、お願い事をひとつにしぼった謙虚な日本人のわたくしと違い、
中国人たちは、舟を5,6個、時には全色両手でわしづかみ……。
(店によっては10色ぐらいあります)。





目からうろこが落ちました。

あんたらな、ものには、程というものがあるやろが!!
などというのは、無益な説教。

そう、別に全色掴んでもいいんです。そもそも蓮の二色、三色折り紙は一粒で二つ、三つお願いが叶う、お得タイプ。

両手にパレットのように舟を持ち、ガハハと笑う中国人集団の姿はかなり迫力がありました。







宿の窓から河を眺めつつ、
物思いにふける江南の春の宵でございます…。

(この宿はなかなかきれいですが、ネットがないので、ノートパソコンにつけた無線インターネットで送稿しています。世の中、ほんと変わりました)

紹興から寧波へ

2008年04月13日 | 観光
皆様。ご心配のメールをありがとうございました。
ブログをほっといたら、ついに姉からも、国際電話がかかってきました。


今、出張中なのと、単に仕事が多少忙しかっただけなんですが、ご心配かけて恐縮でございます……。こう見えても、仕事はとてもまじめな私。全部片づけて出発したら、あたふたでした。



そしてそんな皆様のやさしい気持ちと裏腹に、
紹興のご飯食い倒れ状態だった私を許してください。


紹興のご飯は超おいしいです。





こんな景色の中で、






一見、ふつうの鶏ですが、
紹興酒を作るお米の酒粕を食べて大きくなり、紹興酒に漬けて料理され
激ウマ。






採りたての旬の筍をカラッと焼いて(?)、塩漬け肉と調理したもの。
コックさんの一番の得意料理だそうで、一口食べると、口が春の香りでいっぱいになります。






今の季節は街のあちこちで筍を干してました。