谷崎光 中国日記  official blog  

北京発! 2018年9月3日で北京在住18年目に突入。

中国、意地悪ことわざ、その2

2007年07月19日 | 中国語
これはいじわるというより、「深い」。


狗座■子(gou3 zuo4 jiao4zi 犬がかごに乗る)



■は車ヘンに『橋』のツクリ部分。 駕籠の意味です。


その心は人が引き立ててやろうと思っているのに(駕籠に載せているのに)、
本人は気がつかないさま。多くはののしる時に使うそうです。
「おまえは本当に、狗座jiao4子だ!」=(人の気持ちのわからない)お前なんかイヌだ。というわけです。


う~ん、不肖わたくしも、日本にいた頃、あ、あの時『犬』になってしまったのでは、というのが何度かあります。
日本人はののしらないからなぁ。 キャイ~ン、ワンワン(…しっぽ、垂れてる)。


中国語、意地悪ことわざ1

2007年07月17日 | 中国語

以前、北京大学のご年配の教授に教えてもらった、
しぶーいことわざがあるので、ぼちぼちご紹介します。



穿小鞋(chuan1 xiao3xie2) ⇒小さな靴を履く、履かせる。

 
そのココロは、たとえばボスが気にいらない部下に、人から見えないように、
こっそりいやな仕事を押し付けていじめる様。
ちっちゃい靴履くのは気持ち悪いけれど、人からは見えない、というわけです。



いやぁ、私もずいぶん小さな靴を履かせられ、グスン、グスン…、てのは嘘ですが、
仕事の上で一見笑顔でこういう凝ったことするのは、男のほうに多いと思う。
そのまた上司から見えないようにとか。

女のいじわるは、昔の少女マンガの「ライバルの靴に画びょうを入れる」(笑)時代から、
もっとストレートでわかりやすいからね。で、バレても「わーん、だってぇ。しくしく」でおしまい。

日本の女の人は、ふつう仕事なんぞで、真にいじわるにはならないと思う。なるのは恋愛がらみの時ではないでしょうか?

中国語って深いわね。というか、さすが人間関係の国……。鋭いです。