谷崎光 中国日記  official blog  

北京発! 2018年9月3日で北京在住18年目に突入。

マカオ散歩とポルトガルレストランとカジノ

2007年06月20日 | 観光

なんだか完全に観光モードだけど…。






マカオってのんびりしたいいところでした。
次は、黒沙海灘というところにあるポルトガルレストランへ…。
ここは名刺があった。 restaurante fernando (852)2888-2264


   



白人多くて、ファドとか流れてました…。
しかしヘタな英語で「サングリア~」と言ったら、通じませんでした。
友達が帰ってきて言ったら一発。どこがちゃうんや~て、違うんだろうな。


オリーブオイルで揚げたエビと、鰯の塩焼き。
オイルと塩と香辛料だけ。なぜこんなにおいしい…。 マカオはご飯おいしいです。

  


売ってたオリーブオイル買うの、真剣に考えたけど重いのであきらめた…(涙)。

前、香港でカレー粉一袋買ったら、売っていたインド人が5袋買え、て言って、
(インド人、すぐ売りつける)と思って買わなかったら、
北京に帰ってものすごくおいしくて後悔した。おまけにすごく安かった…。

   


では、腹ごなしに私と一緒にマカオ散歩を…。

 



わー、コカコーラの看板。





さすが元ポルトガル領、なんだかヨーロッパみたい…。

  


この広場の牛乳プリンが激ウマ。有名なお店らしいけど。
いわゆる「エッグタルト」よりおいしかった。




こんななかにスタバがあるのよ~。

    




砲台のある丘の上へ…。





ポルトガルが設置した砲台。向かいの奇怪な建物はカジノ。

  







有名な門。中の礼拝堂に、殉職?したカトリック信者の日本人の名前がいろいろありました。
ザビエル谷崎、みたいな…。


 


 しかしこういう姿も夜になると一変するマカオ…。
 ていうか、国?の財政からするとこっちがメインなんですが。
 カジノです。



 最初、大陸観光カップルが写真撮ってるほほえましい姿、と勘違いして撮った写真は、「小姐」との記念撮影でございました…。
                                  
 
    


 
 中国汚職官僚がVIP百家楽(バカラ)にふけるカジノに潜入した話は、
 来月発売の月刊文藝春秋の巻頭のエッセイで見てね!



  

 
 こんなフェリーで、香港へ渡りました。
 これで脳内のマカオ、終了! 

マカオのイタリアレストラン

2007年06月19日 | 観光


マカオって、半島部分と島部分とふたつに別れているのだが、
島部分の海側は、植民地のなごりで別荘といろんなレストランがある。
ここは、竹湾にあるイタリアンレストラン。


 


 


 



ついにマカオ観光局の回し者に…(笑)。いや、写真てラクね。
でも、お料理はおいしかった。
オリーブ油が上等。友達が香港在住15年で連れて行ってくれました。





海に面した別荘。ここ数年で数倍の値上がり。

 


 しかし森茉莉の小説なんか思い出した。『甘い蜜の部屋』の、海辺の別荘で、
 モイラが恋人と出会うところ…。東京在住の時も、近所にあの小説に出てくるのとそっくりな場所があって、浸ってました。
 しかし私、昭和の文学者にあこがれていたのに、自分が書くと「てなもんや」…。
なぜだ。なぜなんだ~。

  海辺にこーんな素敵なリゾートホテルもあります。

 ああ、波の音が聞こえる…。


7月某日追記。
この記事をアップしたのは6月19日ですが、マカオの海辺で森茉莉さんを思い出し、写真を撮っていた6月6日は、なんと森茉莉さんの御命日(!)と言うことがわかり、なんだかドキッ! 今年は没後20年だそう。
「豊か」の一つに、こうして何かの折に、好きな小説のシーンを思い出せるということがあると思うので、素敵な作品を残してくれた森茉莉さんに乾杯!


秘伝・高等HSK必勝法

2007年06月15日 | 中国語
日本人留学生の女の子が、
「HSKの高等、また落ちちゃった~」
とメールを送ってきた。この子、かなり話せるのなぁ~。

いいか、あれはテクニックじゃぁ~、という返事メールを書いてて、ふと気がついて、ブログにすることにしました。
(仕事もちゃんとしてますので編集の方、ご安心を~。書いてからいったん寝かせるのがコツ。ブログは全然やってないけど)。



HSKというのは(漢語水平考試 hanyu shuiping kaoshi)の略で、
1~8級が初中級、9~11級が高等で、数字が多いほどいい成績。
意外と試験に強い私、10級を持っております(エッヘン(笑))。今は受かる人も多いから、自慢してると恥ずかしい?


私、別に中国語はうまくはないのだが、これは「中国」の試験戦争をくぐり抜けた学生のアドバイスと、中国人の励ましのおかげ。

   



おもしろいなーと思ったのは、
中国人はテスト好きで老若男女、皆、受けろ、ガンバレ、手伝ってやるって言う。


「私、仕事からして別に受かっても意味ないし、あれ、上にいくほど試験のための勉強になって、上達に直接的にはあまり役に立たないような気が~」と言ったら、「試験というのは、すなわちそういうものだ!ディプロマの意味は持っているということだ。勉強しろ!」といわれ、
(おお、科挙の国!)と思った。で、その次に「先生、探して、出題の問題教えてもらえ」て、言われるんだけど……。


彼らは「競争主義」が骨身に沁みててそのシステムがどうあろうと、人より抜きん出るために勉強するのにつべこべ言わない。

「じゃあ、力試しに受ける」と言ったら、「お金がもったいない。受けるなら受かれ!」といわれ、ちょっと思うところあった。


でもあれ、高等は作文と話すテストがあって、採点の考え方が日本とまったく違うので、そこを押さえないと、実力あっても落ちちゃうのよ。

   


①作文

ポイントは「内容より量、形式」。←中国的でしょ。

指定400字から600字、考える時間も入れて30分以内って、超短い。慣れてないともう原稿ある中国語を書き写すだけでそれぐらいかかるのに。
日本なら絶対一時間にするが中国はスピード重視。(弊害は多いが、今は語らない)


それで日本人がしばしば陥るのが、内容良いものを丁寧に書こうとして、考え、400字埋まらず300字ぐらいで終ること。

 ところがこれは中国だとどんなに内容が良くても、一字でも少なければ「大減点」。基本的には規定内で多いほどいいそう(中国の学生たち談)。オーバーも減点。


 次に形式。頭二字落とすとか、いうやつね。やはりできてないと減点。複雑なのはあまりでないが、手紙文ぐらいは押さえておく。忘れちゃうんで、私は前の日にしか見ませんが。


 つまり内容はイマイチでもいいから、形を押さえてともかく時間内に書きとばせ~、で、私は文字数を稼ぐのにタイトルの繰り返しから書き出したりします。

 で、本文でもくりかえす。「…とういうわけだが、それは正しいことだろうか、いや間違っているだろうか」とか、全然内容ない。

 あと自分のパターン決めとくと早い。「それには三つの理由(問題点、etc…)が~」とか、何でもムリヤリ三つにしちゃう(笑)。本業ではぜったいやりませんが、試験作文には向いてる。


 それとけっこう「臭い」話が受けるな。明るく前向きの嘘八百の。どんなのかは初中級の閲読の文や作文の回答集見てるとつかめます(私は思ってないことは作文のテストといえども書かないけど)。自国の話は自慢せよ。
 中国の採点官の方々はある意味世界が狭いので、わかりやすい話がいい。


 これ聞いてやって作文は11級だから(私は漢字は超書けません。特に難しい言い回しや成語もまったく使っていません)「量」の勝利。もちろん留学の授業の時も中作文は好きだったが、試験用はまた別物。

 
中国の作文が型にはまってる理由わかるな……。

②話すテスト

1)
最初の短文朗読で、読めない字が出てくると焦るけど、気にする必要なし。
語言大学の元採点官に聞いたら、あれは「読めるかどうか」ではなく、なんと「出せてない音がないか」をチェックしているそうです。
 採点官三人でピンインの表持っていて、消しこんでいくそう。

 時間は2分とか指定あるけど、あんまり関係ないそうなのでゆっくり正確に。日本人は、很好の henでよく引っかかるそう。私もnで終るの、苦手。
 en とかan とか付いてるのは、試験の時だけでもちゃんと舌をかもう。
 中国人には全然違って聞こえるみたいよ。


2)スピーチ。

これも基本は作文と同じ。内容より、「話せているかどうか」。
中国学生いわく、
中国は英語の試験でも、先生が止めてもしゃべれ! と指導され、そのほうが圧倒的に点がいいそう。


あと間違いは気にするな。

いきなりテーマ与えられて、スピーチするわけで(また準備の時間、2,3分でしょ)、ちょっとは準備をと、昔、家庭教師と2,3回練習したことがあるけれど、ぜ~ったい間違いだらけだと思うのに、それを指摘してくれ、と言っているのに、中国人て気にしない、というか、「没関係!」。

 あんた、私そのために~と思ったが、前出の元採点官も気にしないのを見て、考えを変えた。つまり中国人は話すとき、「きちんと」なんてあまり求めていない。

 それより大減点はやはり「無口」。日本人は話せても黙る。

ゆえにしゃべるためのポイントは、「ネタ」準備。

 人によるけど、私はおしゃべりじゃないし、反応も恐竜のように遅いんで、とりあえずしゃべることを日本語で箇条書き。最初は中国語で書いて大失敗したんで…。
 それを見つつ、作文と同じで、どーでもいい「詰め物」を入れつつひきのばす。
 なんにでも使える締めの言葉も好きなの一個覚えておく。「総之(まとめますと~)」とかね。

 くりかえします。「内容」「言い回し」「正確性」はそう重要じゃなし。いい事を言う必要もなし→気楽でしょ。
 それより今の自分の実力で、どうやったらいっぱいしゃべれるか、に力を注げ。

 採点官は内容より「話せるか」「書けるか」を見てるんであります。

 あと、私は中国で300円のストップウオッチ買いました。持って数度練習。
 会場の時計もこれにした。でも試験官、話すテストはけっこう時間管理いいかげんで、みんなが話しやめたらそこで終ってた(笑)。
 
③ヒヤリング

初中級の頃からやっているのが、テストの勉強時間がなければ、前の日に発音練習15分。全然違います。音、はっきり聞こえる。

④閲読

 多い。読むのが好きな私でもめまいするほど、多い。
 あれは問題を先に見てから、本文を読む。文章の順にしか答えが隠れてないので、便利です。

⑤総合

 すいません、これはわからないなー、問題集もやってないし。

 えらそーに書いてきたが、私、実は高等は「試験勉強」はほとんどしてなくて(付け刃は効かないし)、スピーチ馴れをちょっとやったぐらいで、後は問題の解き方、答え方をチェック。

 あと一項目でも極端に低いと落とされるので、最弱点の補強ね。

 それと高等の試験はヘッドフォンチェックなども含めて、3時間強あるので(トイレ休憩一回あり)、非常に脳みそが疲れます。中国は事実上飲み物持ち込みOKなので、いつもは飲まない甘いジュースなんて飲んで、脳に糖分補給してました。終るとクタクタじゃ~。
 
 あと偏差値テストなので要は『勝負』。話すテストの時は、LL教室で皆いっせいにガーッとマイクにしゃべりだし圧倒されるが、あれ、馴れてるだけで、よく聞くと実は皆、たいしたことない(笑)。人は石だと思って自分に集中すべし。



 HSKで一番難しいのは、私は初中級の「8級」だと思っていて、
 取ったときはちゃんと問題集をやりました。

 8級は失敗ほとんどダメっていうのが、きつかったが、試験としては高等のほうがやさしいです。
だから8級受かっている人なら、うまく対策すればぜったい9級は受かる。
 HSKはやっぱり「中国のテスト」で実力あるのに、受からない人けっこういるんで、自分もたいしたことないけど、恥ずかしながら書いてみました。

 祝ni成功!


    

広州にて

2007年06月06日 | その他
広州に来ています。
日本人のお友達の家に泊まって、しゃべりまくり…。
お家からの夜景がきれいで、いいなぁ。壁全面ガラスの円形。
明日はマカオでにわかギャンブラーに(笑)。

てか、私、賭け事は一切だめで、
宝くじすら買ったことないんですけど。


でも、広州って、
同じ中国でも、「日本人」に対する感情は北京とぜんぜん違う実感。

しかし飛行機で広州に着いたとたんに、
なぜか「**バーで小姐と広州の夜を楽しみませんか? 電話番号は…」
の携帯メールが来た。なぜだ…、なぜなんだ。

やっぱ「北京愛国、上海出国、広東売国」てのは、
本当なのかな~。