谷崎光 中国日記  official blog  

北京発! 2018年9月3日で北京在住18年目に突入。

歴史読本 9月号 老北京 shuan羊肉(羊のしゃぶしゃぶ)

2012年07月26日 | 老北京


今回は北京名物、羊のしゃぶしゃぶ。
見た目がいいほうがいいかなぁ、と思い、東来順できれいな七宝の鍋など出してもらい、写真を撮ってたんですが、
たまたま生粋の老北京たちと、めっちゃディープな羊鍋屋へ。





あまりにも本物の『老北京』なので、
そちらの写真を使うことにしました。
デザイナーさんがうまくトリミングしてくれたおかげで、
なっかなかいい感じ。
一見の価値ありです!



 

これは、髪型がいい味出してる店のオーナー(笑)。 
食事は四合院の中庭にふたつ机を並べて。



で、このときに『羊のしっぽの肉』を食べておいしさに大感激!
めちゃくちゃうまい。
普通の羊肉と同じように薄くスライスしてあります。白い。

しかし後でよく考えたら、なんかおかしい。
私はよく牛のテールスープを作るんですが、その形状からすると、あんな風にスライスできないぞ、ということで聞いて見たら、
なんと食用に開発?された専用の羊でした。
主に中央アジアにいるそうです。



ラクダのコブのように、尻尾に脂肪を溜めるそうで、
ほんまかぁーと思って調べたら、





メェエエエ……。




尻尾の形もいろいろだそうで……。





見ない方が良かった……。

歴史読本 8月号 戦前に暮らした北京の四合院を探す旅

2012年07月03日 | 老北京

 昨年の10月7日の記事で、日本から帰るとき、飛行機で話し好きな中国人に囲まれて大変だった、という話を書きました。

 で、やっとこさ、逃れたと思ったら、北京首都空港で、
 その一人が私を探してやってきました。
また来た、などと思っていたら、

「この日本人の方たち、ちょっと迷っているみたい。でも私、日本語わからなくて。
助けてあげてぇ。じゃあね」

 ご婦人ふたり。ピックアップレーンにご案内して、一度、別れ、もう一度、偶然会ったときに、その方々が突然、アルバムを見せてくださいました。この旅のために準備されたそうで。
 このとき、

「哎呀,天上掉馅饼!(空から(薄焼き)肉まん=棚からボタモチの意)」

 と思いましたね。
 日本でこの老北京の話をしてたんですが、心の中で戦前、北京で暮らした日本人の話を知りたい、しかしどうやって探そうかな~、と思っていたところで、なんとお二人は姉妹で小さいころ、北京で育ち、敗戦で日本に帰った。お母様は中国で亡くなられた。
 今回、65年ぶりに、昔の北京の四合院の社宅を探しにきた。しかし胡同の名前だけで場所もわからないとか。

 ……名刺を出して、こういうものですが、とナンパいたしました。
 ご一緒に探しにいって……、と続きは雑誌でどうぞ!