谷崎光 中国日記  official blog  

北京発! 2018年9月3日で北京在住18年目に突入。

2018年 新年快楽! 

2018年01月02日 | 北京暮らしWeblog

 

 
  明けまして、おめでとうございます。
  本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。



  中国は、この後の、2月16日の春節が本番です。
   
  今年は、情人節(バレンタインデー)、大みそか、春節と続いて、もりあがりそうです。




  昨年末のダイヤモンドオンラインの中国人の本音の記事が、お正月も非常に好調で、サイト内のランキング各NO1独占状態……。
  スマホ水没のほうも、yahooの雑誌の国際ランキングから落ちません。

  おかげさまでいいスタートの新年となりました。
  ありがとう。
 

  

お知らせ

2017年02月28日 | 北京暮らしWeblog
追記(20170822):この方は、新刊「本当は中国で勝っている日本企業 なぜこの会社は成功できたのか?」には、ご登場いただいておりません。

*************
超ローカルな話ですが、昨年、12月。 
北京の某団体の忘年会(レッドスナイパー祭ね(笑))にご一緒した方は、
お勤め先の広報部を通じて、取材で当日はじめてお会いした方です。
この社の取材は、この方で5人目です。

以上。


中国、スマホで10元からの投資広告と、ニッポンの『最適化』

2017年02月28日 | 北京暮らしWeblog


なぜ高い? 中国人社員給与の謎 (日経新聞 2月24日)

おほほほ、私の週プレの記事のほうが、はようございましたわね。

在中の日本人でも、社によっては意外と知らない方も多くて、
「日本の本社(大手高給)の役員と同じぐらいの年収の日系中国人社員もいるそうです」
とかいうと、驚かれます。
まあでも、そういう人は、給料の何倍も仕事するそうです。……ま、日本人にもたくさんいるんですけどね、そういう方は。

中国でも場所によっては、ワーカーでは、ぜんぜん上がってなかったり。
といって、じゃあ、ワーカーの人がみなお金を持っていないかと言うと、それも違う中国。
投資にも余念がありません。

(スマホで、一日10元からやる投資の地下鉄広告)




後、私が思うのは、日本て法定最低賃金が安すぎる。
時給はすでに、上海の保安員に負けています。
日本は外食が安くておいしいとかいうけど、
タダ?で安い外食は出てこない。
いろいろ悪循環にはまってます。



最近、「工場の最適化」という言葉を覚えましたが、日本の場合、パーツが悪いわけではないんですよね。
ただいろいろズレている。
一ヶ所づつ最適化していったらいいのかも。

新年を待つ北京・王府井のイルミネーション& 新刊予告の予告

2015年12月30日 | 北京暮らしWeblog


もちろん中国は春節が本番なんで、あまりもりあがってはおりません。
でもきれいでしょ。


2015年、後半は快調。
とても満足いく終わりを迎えつつあります。


新刊は、2016年、1月発売。

また新春に告知しますね。
自分でいうのもなんですが、めちゃ、おもしろいよ。


皆さま、2015年は本当にお世話になりました。
2016年もよろしくお願いいたします。

地球上のたくさんの皆さまのご健康、ご多幸をお祈りいたします。




あ、ちょっと広すぎ? 

北京、赤色警報の真実

2015年12月09日 | 北京暮らしWeblog

追記:12月10日、お昼12時、北京赤色警報は解除。今日(11日)は日本と同じぐらい。
つまり今回、たいしたことなかった北京で赤色警報を出したのは、まず北京でしか出せなかったのかもしれないなー。数日前の、本当に北京が悪かったときも、他の地域のほうがもっとすごかったわけで、そのへんにいろいろ背景があると。中国の大気汚染がひどいとき、北京が一番ていうことは、まずないですよ。もっと内陸、内陸。


北京が大変だ、さあ、プライベートジェットで脱出だ! ←ウソよ!(笑)。


北京は、実は今回は大したことありません。えーっ、あれでって? いや本当に。


1.まず今回、別に北京が今までで最悪になったわけでは全然ないです。
それどころか、今年になってからでも、もっと悪い日は何日かありました。

大気汚染指数320ぐらいというのは、ひと冬に20日ぐらい(かな? 詳しい年間統計探したけどない)はあります。
北京でいえば、2013年に700近くまで行きましたから、それに比べれば低い。
つまり、悪いことは悪いが、住人からすれば、よくある悪い天気、て感じ?






赤色警報というのは大気汚染が続くときに出すそうですが、
実際、2013年の制定以後、もっとひどいときでも全然出てない。
つまりこの基準のなさは、中国の中国たるところ。背景にいろんな事情があるんでしょう。
(政治の派閥争いとか、汚職とか。北京の汚染の原因の一つに排ガスがありますが、コスト優先で石油会社はいくら通達を出しても全然設備導入しない。この15年、エネルギー系は壮絶な金づるだったし、環境庁は力ないとか。工場ももちろん。ぜんぜん対策しない。暖房ばかり強調する報道は、中国で車を売りたい自動車会社(の広告)に遠慮してるのかも。→いや、今、乙女のごとく気をつかうところも多いんですよ。北方は昔から石炭暖房ですが、今みたいな質のスモッグなかったし。
中国政府が国際会議などで、北京で偽青空を作る時も、やるのは工場と車の規制のみ。暖房には手を出しません。昼だけ温度下げろ、とか言っても中国人は従うのにね。で、それだけで、ちゃんとみごとな青空になります(笑)。
ま、汚染の原因はひとつではないです。


2.とはいえ、今回、ひどいことはまあひどい。
すごいっしょ。
北京(黄色の星マークのあたり)は政府のおひざ元で、まだ、工場が言うこと聞くから、ましなんですね。あ、北京もまたちょっと上がってきたかな。

北京は昔、風水で気が溜まるように設計されていて、窪地で汚染物質が溜まりやすいというのはあるんですが、反面、風の通り道でもあって、風が吹くと変化が速い。市の端と端で全然数値が違う、というのもよくある。

過激なのは汚職のひどい内陸の工業都市。今回、本日夜、下のマップとった時点で一番ひどいのは、河南省安陽の802。今見たら、河北省邯郸市の汚水処理場857!!!
保定とか、内陸の工業都市は北京が騒がれているときもだいたい北京より悪いです。




というわけで、今後、旅行や、ニュースで大気汚染が騒がれているときは、こちらをどうぞ。

北京の大気汚染 リアル指数マップ

アジアの大気汚染リアル指数マップ

PM2.5 8日間予想マップ

中国もいろんなアプリがあるんですが、それぞれ平気で50ぐらい数値が違うんですね……。
そういえば中国の大規模な環境汚染対応設備はフランスが、かっさらっていきました

第6回、日中経営者ラウンドテーブル

2015年12月02日 | 北京暮らしWeblog

昨日はスモッグの中、長江商学院の「日中経営者ラウンドテーブル」に行ってきました。




盛況でなかなか面白かったです。
へーっ、と思うこともいくつかありました。


内容はまた「メディア合作パートナー」の「日経新聞」に載るんでしょうから、書きませんが、ようは日中の知名度のある会社の代表が来て、討論するというもの。
金融の会社が多かったです。
やっぱ、そうなるのか。

中国側がほとんど創業社長だったのに対して(30歳、オンラインファンド会社CEOも!)、日本側が董事長といえども、皆、会社員の人だった、というのがお国柄? でしょうか。
日本も戦後の最初は、中国みたいな感じだったんでしょうね。


金融不安もささやかれていますが、中国はネット金融は市民権を得たといっていいでしょう。初期の熱さはないが、定着したという感じ?
火つけは何年か前の、タオバオの余額宝ですね。

 これは一種のファンドですが、買い物用にチャージしたお金の余りを、スマホのタッチひとつでこっちに移してね、一元でもいいよ、もちろん銀行からこっちにも入れることも簡単にできます、使うときはそのまま、そこから使えるよ、手数料ゼロ、というやつで、初期は利率が7%近くでした。今、見たら2.7%ね。
 これ、毎日いくら増えたか、すぐ見えるんですね。
 最初、大金を預けるのは怖いけど、小銭でも何元か見る間に増えたりして、そうなると、初期は中国人のこと、いきなり1千万円、2千万円預ける人、続出!!! 
 だって1千万円で年70万円、1か月で引き上げても数万円入る。何買おうかなーて感じ?
 お金持ちのおかねはなくなりません(ちなみに大陸の身分証番号が必要で、外国人は在住許可があってもできません)。

 中国人てレストラン開店したときだけ、わーって押し寄せるんですね。
 なぜかというと、その時は高いコックさん雇ってるし、いろんな割引があるから。後になったら、倒産することもよくあるし、安いコックさんに変えることも多いし。
 ……それに似てましたね。
 こんな利率は今のうちだけよ、どうせなくなるから、早く早く! て、感じ?


 一方、利用者3億人だから、あ、残った5元、預けとこ、でもかき集めればすごい額。
 あ っという間に、すごい規模になって、中国の百度百科で見ると、2015年4月で7000億元(約14兆円)、世界第二の規模とある。
 まあ中国、確実なものは何ひとつないですが……。
 でも今は中国だけじゃないよね。
 
 

 あー、そういえば、スーパー入口とかのファンドの集客、見なくなったな。
あれ買うの、老人ばかりでした。
外国人がちらっとタテ看板を見ただけで、(これは怪しいやろ!)と思うの、目の前でみんな買ってたな…。


混沌の中国、いつまでも面白いです!
人民元もSDR入り、決まったし。会議の開催、今、つうのもポイントかも。明日にでも中国崩壊、崩壊って書いてた人たち、何か言ってよー(笑)。
 
本日は快晴の青空! 
しかし、いろんな職業で人がいらなくなるな……。

週刊朝日 10月8日(火)発売号 中国の現地、環境汚染ルポ書いてます!

2013年10月07日 | 北京暮らしWeblog

トップ記事になりました。

本文はぜひ読んでいただきたいです。 
さすがに変えてはない、だろう。
トップ記事になっているぐらいで、読みごたえアリ、と思います。


長く住んでいる人しか、わからない視点で書いています。
 圧巻は私が中国で最初に借りた部屋ですね。
 今、一億七千万円。

 現地での食の安全事情も書いてますが、今の日本での中国食品叩き、来るべきアメリカ様からの大量輸入に備えて、じゃないよね(笑)。
 しかしまた、日本の食品も、世界のいろんな国で輸入禁止になっています。
 

 中国の大気汚染の一端に、排気ガス、というのがあります。
 中国のガソリンて、品質がひどく悪い。
 で、それを作っているのは中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国石油化工集団(シノペック)。
 品質改善には巨額の設備投資がかかる。国が何度やれ、と言ってもやらなかった。9月から、幹部が次々拘束されたり役職を解任されたりしています。中国の空気改善、そこからですか……。


 ここからはホント?という話で、つけたしですが、中国石油の関係者の人いわく、彼らが捕まったのは、もちろん汚職もあるんですが、結局のところ、上層部がやろうとしたのは、「政変」つまり、政府転覆だそう。
 お金、めちゃくちゃありますからね。それを国庫に入れず、武警にわたして、武器を増強させた。表に立てるのは薄熙来。
 で、スキだらけの薄熙来なんぞ、すぐ下台するだろうから、あとは自分たちが…、みたいな筋書きだったという話。

 中国の政治話は、証拠の取りようがないんですが、まあ話としてはおもしろいです。

 ときどき思いますが、男で悪いヤツで有能で、中国に生れて時と場を得れば、こんなおもしろい人生はないだろうと。
 悪事もやれることがダイナミック。
 ドラマみたいなことが本当にどんどん起こる。
 もちろん命がけだけど、バクチはだからこそ、おもしろい。
 男冥利につきるだろうなと。


 脱線しました! そういう中国のダイナミックさも書いてます。 記事、ぜひご一読を!


男脳中国、女脳日本 新刊案内

2012年04月30日 | 北京暮らしWeblog

  ここから立ち読みできます!


 2012年3月26日発売

脳中国 脳日本 なぜ彼らは騙すのか」

 
                  著者:谷崎光
             発行:集英社インターナショナル
                   発売:集英社


 中国人は『男』によく似ている。
 面子命で、博打好き。本質的にリスクテイカ―である。しかし政治には強く、金と権力が大好きなパワー志向。ひとりひとりの命は兵隊のごとく安い。
 一方、日本人は『女』である。
 まじめで、やることもなんでもていねいで、几帳面。手先も器用。
 ウエットで他人からいい人に思われたい。
 皆平等の下で助け合い、なにかを育てることはうまいが、出る杭は嫉妬で打つ。
 いつもだれかに頼りたい。この男女の違いから、中国と日本を読み解いてみようと思う……。(前書きより)



男脳中国 女脳日本 なぜ彼らは騙すのか
谷崎光
集英社インターナショナル


新刊のご案内『男脳中国 女脳日本 なぜ彼らは騙すのか』

-0001年11月30日 | 北京暮らしWeblog
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          2012年3月26日発売

脳中国 脳日本ーなぜ彼らは騙すのか」

              著者:谷崎光
          発行:集英社インターナショナル
              発売:集英社




 中国人は『男』によく似ている。
 面子命で、博打好き。本質的にリスクテイカ―である。しかし政治には強く、金と権力が大好きなパワー志向。ひとりひとりの命は兵隊のごとく安い。

 一方、日本人は『女』である。
 まじめで、やることもなんでもていねいで、几帳面。手先も器用。
 ウエットで他人からいい人に思われたい。
 皆平等の下で助け合い、なにかを育てることはうまいが、出る杭は嫉妬で打つ。
 いつもだれかに頼りたい。
 この男女の違いから、中国と日本を読み解いてみようと思う……。(前書きより)

男脳中国 女脳日本 なぜ彼らは騙すのか
谷崎光
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