今日は土曜日ですが、寮祭があるので学校に来ています。
寮生会役員が中心となってテントやバーベキューコンロの準備をしてくれて、多くの寮生がバーベキューを楽しんでいます。今日は天気も快晴で、気持ちのいい寮祭日和になりました。
で、そういえばということで例のコピーされた論文のサイトを見てみると、エディターがしっかりと動いてくれたみたいで論文に「Retracted(撤回)」と赤書きされた状態になっていました。
また、「この論文は次の論文について剽窃を行っいました。」ということで、元になった私の論文もしっかりとリンクを載せてくれていました。
撤回されたコピー論文URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0016236122023353
これでこの問題は一件落着ですね。
運が悪かったりエディターの動きが悪かったりするとなかなか対応してくれない場合もあるそうですが、今回は私の連絡からまあまあ早くに対応してくれたのでは、という感じです。
自分の論文をパクった論文が引用されたりしているのは自分としても面白くないので、こうやって掲載撤回になって何よりです。
ただ、撤回されたとはいえ、一度掲載された論文はこのような形で残ってしまうので、この著者の方は今後どうするんだろうと他人事ながら思ってしまいます。一生ついてきてしまいますので、まともな形で研究職に就くのも難しくなるのではないでしょうか。
研究者にとって論文1本というのは非常に価値のあるものですが、ずるをするとやはりいけませんね。
私も今、論文を準備中ですが、正々堂々と勝負しないといけませんね。