田中大ブログ

とある学校の教員の日々の雑感です。なお、このブログに記載されている内容のすべては一個人の意見であり、学校とは無関係です。

秋晴れ

2015年10月22日 | 研究
いい天気が続いています。
太陽熱を研究している私にとっては(研究室で実験している学生にとっても)、お天気は研究の味方で、晴れた日は絶好の実験日和となります。

そもそも、日本は梅雨があったり秋雨があったり、冬は天気が悪くなったりと、好天に恵まれる日はそれほど多くありません。
ま、そのおかげで雨も多く、水不足に悩まされることも少ないのですが。

これが中東や南アジア、アフリカの方になると雨が降らず、その結果、水不足が深刻になります。
反面、気候自体は太陽熱の研究にもってこいになりますので、太陽熱を利用した海水淡水化の研究も、中東やインドなどで盛んに行われています。

日本は水不足でもなく、晴れた日が比較的少ないこともあり、太陽熱を利用した海水淡水化の研究はあまり盛んではありません。というか、研究者もおそらく両手で数えられるくらいしかいないのではないでしょうか。
(私が知らないだけかもしれませんが。)
なお、逆浸透膜を使った淡水化については、日本は世界をリードする研究をしています。

ということで、この時期は絶好の実験日和となります。
先日、学生が実験装置の不備を見つけてくれて、それを改良して実験してくれることになっています。
「蒸留量が少ないな~」と困っていたのですが、それが解決されるかもしれません。
実験結果が楽しみです。
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