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食の安全

2007年10月31日 04時13分27秒 | 日記
 ゲイは1人暮らしの人が多いので、主婦よろしく近所のスーパーにお買い物に行くことや、外食で済ませることも多いでしょう。そうなると、このごろの相次ぐ食品偽装には興味津々でしょう。

 ぼくも興味津々になっていろいろ調べてみたら、いろいろあるんですねー、偽装の手口。しかもそういう偽装がばれるのは宝くじが当たる程度なんてものがほとんどだそうです。

 こうやって食の安全が蝕まれているのは、まずは自民党がアメリカに擦り寄り続けたから。食料自給率を限りなく下げさせられ、国内の食材だけではカロリーベースでいっても国民の半分も養えない状況です。
 そうなると世界各国から新鮮でないはずなのに、新鮮に見える食材を調達せざるをえないですよね。

 安心して食べられる食材といっても、偽装の手口は相当に巧妙なので、「本物」を食べたことがない人には見抜くのは不可能なものがほとんど。スーパーに並べられているナイルパーチが「白スズキ」と書かれていたころ(いまはJAS法で「ナイルパーチ」の表示が義務付けられました)、それがアフリカのビクトリア湖で取れている魚だなんて、見抜けた人がどれだけいたことでしょう? ぼくも知らずに白身魚フライを食べていました。代用魚だけでもさまざまあります。巧妙な名前で売っています。

 さて、どうやったら安全な食材が得られるのか?
 まずは、つぶれているものは買わない。ミンチもミートホープ社以来危険だとみんな分かったわけですが、ネギトロ丼もまけず劣らずです。アカマンボウにラードとマヨネーズを混ぜて色をつけたら出来上がりなんてこともあるとか。魚については切り身なんて危険なものは買わず、全身が見えてないとかいたくないわけです。それからスーパーなんかでは薄利多売の利益率を高めるためにますます偽装魚が幅を利かせてますので、仲のいい魚屋さんを作ること。できれば自分で漁協や市場にいって地物を買い付けているところがいいですね。魚の知識が豊富であることが絶対条件なのはいうまでもありません。そういうお店は自民党が大店法の改正でぶっつぶしてくれましたので、さがすのが大変だったりします。僕も探さなくちゃ。
 肉については、もしミンチがどうしても欲しいなら肉の塊(もちろん牛以外)をかって目の前でひいてもらう。

 こういう対策について相棒さんと協議をしていたら、お米の話になりました。
「やっぱり安いものはダメだね。お金をかけないと」なんてことをいいだす始末。こういう人はいいカモです。アメリカ産の防虫剤をぶっかけてコクゾウムシなどがつかないようにしたコシヒカリでも高額でつかまされるだけ。
 ぼくはだいたい2~3か月分ずつ精米をしてもらって、農家の叔母のうちからもらってきているわけです。本当は一か月分ずつくらいがいいのですが、さすがに手間ですのでそれくらいになっている。お米は銘柄にかかわらず、精米してから一ヶ月くらいはおいしい。それを土鍋で炊き上げるともっとおいしいのです。カドニウム含有量が比較的多い下手な銘柄米を食べるより、よほどよい。産直なんてのも、ようは検査が入らないということなのでますますヤバい。
 相棒さんと、やっぱり自分で作って、もみでとっておいて、少量ずつ精米するのが一番、という結論に達して、それでは日本特有の生態系をもつ「棚田」を保護するための協賛金を出してお米をもらえる試みがあるからやろうといったら乗り気に。
 中部地方では、岐阜県と三重県にあります。
 全国の情報はここにあります。
 オーナーといっても土地取引をするわけではなく期限付きですが、自民党が長年かけてぶっこわしてくれた農村にせめてもの活気をあたえる貴重な機会です。カブトエビやらタイコウチやらめだかやらといったカワイイ生き物たちもでてきてくれそうです。
 3万円ほど払って、田植えや草むしり、稲刈りの体験もできるし、お米ももらえるのはとても贅沢じゃないか……といったら、田植えや稲刈りは体を動かさないとできないため嫌らしく、そこで却下されたのでした。そういう人は安全性を高めるために防虫剤を散布した高額な偽装米を、純粋なコシヒカリだと思って食べててもらっても一向に構わないと思う今日この頃なのでした。


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