みなさん、「BIG ISSUE」っていう雑誌をご存知ですか?
ホームレスの方が販売員になって街角で売ってる雑誌です。
もともとはイギリスでホームレスの自立支援をビジネスベースでやろうというので立ち上がったプロジェクトです。無償ボランティアのほうが偉いという日本の風潮もありますが、やはり作業をなさっている方々が食えないことには支援もないですから、ある程度合理的なビジネスベースのほうがよいと思われます。
名古屋でも、何ヶ所かで販売しているのですが、しばらく見かけなかった名古屋駅近くのいつも通る場所で売っていたので、購入しました。
日本版は、独自取材記事と翻訳記事が程よくブレンドされています。読み応えがある……という感じではありませんが、小粒ながらピリリとスパイスの効いた紙面づくりです。
販売員さんは3人でサポートの方がついてました。
ぶっきらぼうに売っていたのだけど、お金を渡すと、ニコッと笑って、「ありがとうございます」といって深々とお辞儀をしてくれました。一冊売ると彼らに160円が入ります。20冊くらい売れば1000円~1500円ほどの簡易宿泊所に泊まれて、ちょっとワンカップ大関で祝杯でもあげられるでしょう。この方はきっと僕が払ったお金を大事に使ってくれそうだなって思えます。
ホームレスといえば、リクルートから世田谷区立の中学校の校長先生になられた藤原和博先生が学校にホームレス支援をしている人をよんでお話をしてもらい、最後にホームレスのおじさん本人が出てくるという授業をしているのを映像でみたことがあります。
中学生たちに拍手で迎えられたおじさんは、ちゃんと挨拶の言葉を考えてあったのに、泣き出しちゃって声にならずひたすら号泣することしかできませんでした。その姿は、日ごろ子どもたちが「くっせーよ」とか「きたねー!!」とかいってバカにしているホームレスの人が、1人の弱い人間にほかならないことを強く訴えていました。ああいう授業、もっと全国の学校でやればいいのに。
先日、金で買収されそうになった事件があって、ちょっと金を持っているからといって、人間としては最低最悪な連中もいるということをまざまざと突きつけられ、心がヒリヒリとすさんでいたところだったので、『BIG ISSUE』の販売員さんの笑顔が心にしみました。
ホームレスの方が販売員になって街角で売ってる雑誌です。
もともとはイギリスでホームレスの自立支援をビジネスベースでやろうというので立ち上がったプロジェクトです。無償ボランティアのほうが偉いという日本の風潮もありますが、やはり作業をなさっている方々が食えないことには支援もないですから、ある程度合理的なビジネスベースのほうがよいと思われます。
名古屋でも、何ヶ所かで販売しているのですが、しばらく見かけなかった名古屋駅近くのいつも通る場所で売っていたので、購入しました。
日本版は、独自取材記事と翻訳記事が程よくブレンドされています。読み応えがある……という感じではありませんが、小粒ながらピリリとスパイスの効いた紙面づくりです。
販売員さんは3人でサポートの方がついてました。
ぶっきらぼうに売っていたのだけど、お金を渡すと、ニコッと笑って、「ありがとうございます」といって深々とお辞儀をしてくれました。一冊売ると彼らに160円が入ります。20冊くらい売れば1000円~1500円ほどの簡易宿泊所に泊まれて、ちょっとワンカップ大関で祝杯でもあげられるでしょう。この方はきっと僕が払ったお金を大事に使ってくれそうだなって思えます。
ホームレスといえば、リクルートから世田谷区立の中学校の校長先生になられた藤原和博先生が学校にホームレス支援をしている人をよんでお話をしてもらい、最後にホームレスのおじさん本人が出てくるという授業をしているのを映像でみたことがあります。
中学生たちに拍手で迎えられたおじさんは、ちゃんと挨拶の言葉を考えてあったのに、泣き出しちゃって声にならずひたすら号泣することしかできませんでした。その姿は、日ごろ子どもたちが「くっせーよ」とか「きたねー!!」とかいってバカにしているホームレスの人が、1人の弱い人間にほかならないことを強く訴えていました。ああいう授業、もっと全国の学校でやればいいのに。
先日、金で買収されそうになった事件があって、ちょっと金を持っているからといって、人間としては最低最悪な連中もいるということをまざまざと突きつけられ、心がヒリヒリとすさんでいたところだったので、『BIG ISSUE』の販売員さんの笑顔が心にしみました。