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相次ぐ食品偽装

2007年11月15日 10時28分46秒 | 日記
 このところ北の恋人や赤福にはじまり、船場吉兆、納屋橋饅頭などなど賞味期限の偽装がつぎつぎと発覚しています。

 これらの賞味期限を一日か二日か延ばしたってだけのことでどうしてそんなに騒ぐんでしょうかね? いまはとてもいい保存料がありますので、結構長持ちしますよ。残飯を飼料にしようとしても家畜も食べようとしないほどの添加物を使っておきながら、そうやって一日過ぎたから、ってのでポイポイ捨てちゃうような食文化でいいんでしょうかね? ただでさえ食料自給率が40%程度の分際で、そんなに安全な国内産の食料を無駄にしている余裕があるんでしょうか?

 そもそも賞味期限なんてものがどうやって決まっているかってこと自体いい加減なもんです。ようは業界団体の自主規制みたいなものを守ってねっていうことなのです。
 牛乳なんかでも、日本以外の国では食用にはならないし、タンパク質が変性していてチーズの原料にすらならない超高温殺菌(120℃で2秒)のまずい牛乳は、伝統的なパスチュライゼーションである低温殺菌(60℃で30分)のおいしい牛乳より賞味期限が長いわけです。その理由は、大手の牛乳会社の業界団体が低音殺菌牛乳を造っておらず、おいしい低温殺菌牛乳が市場で大々的に売られると自分たちのシェアを脅かすからっていう、よくありがちな理由です。
 牛乳なんて、保存状態で数時間で腐ることもあれば、賞味期限より持つこともあります。それくらい自分の五感で分かれってことです。

 大手のお菓子メーカーでは、そろそろクリスマスケーキが作られ始めます。もちろんそれは冷凍して、クリスマスの直前に解凍されて市場に出回ります。どこかで聞いたような話です。ケーキはそれが「遵法」であるからといってまかり通り、アンコはダメってのもおかしな話。

 食は当然のことながら、基本は自然生態系の中で他の生き物の命をいただいているわけです。そのごく基本に立ち戻って考えないと、多くの命を無駄にすることになります。「もったいない」が美徳だった日本とは、そんなおかしなところで離れていってしまっているように思います。

 なにかミートホープみたいな悪質なものも、賞味期限のようなさして問題じゃないものもいっしょくたになっているのがおかしい。そのどれもが重大な問題であるかのように報道する、ごく頭の悪いメディア。それに扇動されて右往左往する思考停止状態の国民。ピンと伸びた背筋を一本通さないと、どんどん悪いほうに流れていきそうです。

 

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