原題:『僕はイエス様が嫌い』 英題:『Jesus』
監督:奥山大史
脚本:奥山大史
撮影:奥山大史
出演:佐藤結良/大熊理樹/チャド・マレーン/木引優子/ただのあっ子/佐伯日菜子
2019年/日本
神が叶える最高の願いについて
夫を亡くした祖母と一緒に暮らすために東京から雪深い田舎に主人公で小学校5年生の星野由来が両親と引っ越してきたのは2019年の12月だろうか?
12人しかいないクラスで由来は小屋から逃亡したニワトリをきっかけに大隈和馬と友達になり一緒にサッカーをし、和馬の家族が所有する別荘に招待されたりするのだが、交通事故により和馬は突然亡くなってしまうのである。
由来たちの学校はミッション系の学校で、転校してから由来は小さなイエス様を見るようになるのだが、お金が欲しいという程度の由来の願いは祖父のへそくりの千円札で叶えるものの、意識不明の和馬を救って欲しいという願いを叶えることがなかった小さなイエス様に対して、由来は弔辞を読んだ後に現れた小さなイエス様を手で叩きつぶすのである。
しかしそもそも由来に対して小さなイエス様が叶えた最高の願いは、和馬を友達にしてくれたということだったのではないかと思う理由は、ラストで2人がサッカーを始める場面が空に上がっていく小さなイエス様の視点から描かれているからである。
Jesus Cover - The Velvet Underground (Fish - 2015)