一昨年公演にボランティアスタッフとして参加した演劇実験室「万有引力」が寺山修司の代表作『奴婢訓』を上演すると知り、お友達のアッチャンを恐る恐る誘って観に行ってきました。
映画のレビューのようにあらすじをご紹介したいところですがあの舞台をどうご紹介したらいいのか・・・うまく説明できません
どっぷりと寺山修司の世界に浸ってきました
混沌とした今の時代に寺山の言葉は重く響きました。
セリフをそのままは覚えていないのですが「主がいないことが不幸なのではなく 主がいないことを不幸と思うことが不幸なのである。」
このメッセージを伝えることが寺山氏の意図だったのではないでしょうか。
私はとても楽しく鑑賞したのですが一緒に行ったアッチャン、気の毒にあの雰囲気にやられてしまったらしく「頭が痛くなったよぉ。とても刺激的なお芝居だったけど次はもっと綺麗なお芝居に誘ってね。」と言って帰っちゃいました
舞台のあとは旧天井桟敷メンバー根本豊氏、田恵篤氏、九条今日子氏、小竹信節氏に加え 掃除婦ダリア役の元宝塚スター旺なつきさん、と劇団主宰者のJAシーザーでトークショーがありました。 初演時のヨーローッパでの公演の裏話などとても興味深いお話を聞くことができました。
司会の高田氏が「シーザーがこうして皆さんの前に出てくるのはとても珍しいことなので今日の皆さんはラッキーですよ。」と話されてました。
私は一昨年シーザーには何度も会っているのでそんなに珍しくはなかったのですけどね
そうそう、今日はアッチャンから『友チョコ』をいただきました
アナタはお酒がダメだからアルコールなしのを選んだからね、と・・・
アッチャン、本当にありがとう