ケンのブログ

日々の雑感や日記

無事乗り切れますように

2021年05月13日 | 日記
今日、ある駅前広場を通ったら、「ワクチンは拒否」というデモのようなことをやっていた。

代表的な人物が、拡声器でワクチン拒否を訴え、取り巻きの人がビラを配ったりするというよくあるパターン。

僕は、ワクチンは、自分自身は、様子を見る派、なので、別に拒否なら拒否でかまわないのだけれど、取り巻きの子が、「ワクチンは原爆かもしれませんよ」とうつむいて前を通ろうとする僕の方に向かって叫んでたりして、もうちょっと勘弁してという感じになってしまう。

一生懸命デモをやっている人には申し訳ないし、デモの人がまったく間違ったことを言っていると思っているわけでもないのだけれど、、、。

せいさん、という方が、いくら正しいとおもうことを叫んでいても、そこに怒りの気が、多分に含まれていたら、そういう気が、すでにマイナスのパワーや気を放ってしまうということがあるのです。 という主旨のことを本に書いておられたとおもう。

実際に、怒気を含んだ言葉の入り乱れる中を通り過ぎるというのは、なんとも言えない緊張感があるなと思ってしまう。

ワクチン拒否と拡声器で叫ばずとも、もともと、希望者にワクチンという情報が発進されていたはずだとおもうし、しかるべき病院のホームページには、自分にとって納得のいかない医療を拒む権利が患者にはあるというのはコロナになるはるか以前からちゃんと書かれている。

日々、あらたな情報が出てきて、ワクチンの予約が困難とか、いついつまでに何%の人に接種とか、そんな情報が飛び交ううちに、みんな、ワクチンを受けるかどうかは、自己の意思によるもので強制ではないということを忘れてしまっているということもありがちだとおもう。

なので、知らぬ間に、ワクチンを接種しない人が差別的な待遇を受けたりとかそれもまた怖いことであるのは事実とおもう。

ワクチンは、可か否かというオール オア ナッシングの考えにみんながなってしまうことがいちばん怖いこととおもう。


そういう意味では、ワクチンに反対するデモが、あるのも決して否定すべきことではないとおもうけれど、、、。

世の中が混乱するときには、人の考えが単純化され極端になるという指摘をしていた人がいたと思うけれど、そうならないように自分自身できるだけ気をつけていきたいと思う。


しかし、混乱を避けるために、コロナの接種で電話の予約は受け付けず、ホームページかラインに限る、という文言が新聞に出ているのを見ると、高齢者を相手に、そんなネットのみの予約システムで、大丈夫かと思ってしまうことは事実。

かといって、電話も、ネットもありにすると、いろいろとパンク状態になってしまうのだろうし、。

話はちょっと横道にそれるけれど、最近、IT化を率先して進めている会社のコールセンターの電話対応が案外しょぼいということも個人的には何度か体験している。

やっぱり、ぼくも年齢的に還暦というのが近づいてきたし、いざというとき、電話など、言葉のやり取りで、頼りない人が出てくるというのは不安といえば不安だ。


本当に言葉は悪いけれど、ちょっとアナーキーな状況になっているなと思う。

58年と9ヶ月くらい生きてきて、これだけ世の中がアナーキーだと感じたのは、かつてないと思う。

こういうときだからこそ、マスク手洗い など、自分にできることをやって、あとはなるようになるという気持ちの持ち方も大切と思う。

一日いちにち、無事でありますように、それを第一に願っていきたいと思う。

昨日にまさる今日

2021年05月13日 | 日記
今日、アベーマーテレビというネットのテレビで相撲を見ていた。

解説は元大関琴奨菊の秀の山親方だった。

照ノ富士が土俵に上がっているとき秀の山親方は
「照ノ富士は序二段まで落ちて上がってきましたから、目の前の相手と戦っていると言うより、過去の自分と戦っているという感じですね。そこが照ノ富士の強さです」という意味のことをおっしゃっていた。

そう言われればそんな気がする。

過去の自分と戦うという状況が強さを生む、そんなふうになれたらいいなあと僕も思った。

困難なこととはおもうけれど、、、。

実際、今日の照ノ富士は、左の前みつを引きつけたら、もう相手は何もできなかった。

強いの一言。

あそこまで完璧に相手の動きを封じ込めてしまうような強い相撲って久しぶりに見たとおもう。

足の怪我がなかったら、横綱になること間違いなしと思えるほど強い。

今日、強かったら、明日も強いとは限らないのが勝負の厳しいところとおもうけれど、頑張ってほしいなと思う。

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中華料理のチェーン店のカウンターに座る。

右のふくらはぎが突っ張る感じがしたので、右手でもみほぐした。

右手でふくらはぎをもむとその反動で上半身、特に肩から上は左に傾く。

僕の上半身が左に傾いたそのタイミングで、僕の左隣のカウンターに座っていた人が、自分の右側においた財布、つまり僕に近い側においた財布を、急に自分の左側、つまり、僕の反対側に移動させた。

ちょっとイラッとした感じの動作で、なんかイヤな感じと思った。

一言も言葉を交わすわけではないのに、ちょっとした、人の動作を見ただけでイヤな感じと思ってしまうことって誰にでもあるとおもう。

逆に、僕の左に座っていた人は、妙に財布の方に体を傾けてきて、嫌な感じと僕のこと思ったかもしれない。というか思った可能性が高いとおもう。

誰に限らず、お互いに、言葉で、そして言葉以外の動作でも人にいろんな印象を与えているということを感じた。

岐阜の八王源先生は、“”人の前を通るときは、口に出して言わなくとも、心の中で「ごめんなさい」と言って通るくらいが丁度いい加減なの、人の前をふんぞり返って通るようなことではいけない“”
とおっしゃていた。

ちょっとしたしぐさや動作にも、気持ちって現れることが多いから、本当に、先生のおっしゃったとおりだなとしみじみとおもう。

僕も、人のこと言える義理ではないけれど、もし、隣の人が財布を動かすときに、心の中で「失礼します」と唱えるような気持ちで、財布を動かしてくだされば、きっとイヤな感じとおもうことはなかったような気がする。

それはともかく、一日いちにち無事に過ぎますように、それを第一にねがっていきたい。