ケンのブログ

日々の雑感や日記

条件反射

2021年05月06日 | 日記
今日は新聞がおやすみ。

そういう日はタブロイド紙やスポーツ新聞を買うことが多い。

しかし、今日はそれも忘れてしまった。

それで、久しぶりにネットのアプリのニュースを見る。

普段、新聞を読んでいて、たまにネットアプリのニュースを見ると、ニュースのスピードは早いけれど、府知事がテレビで、こんなこと言ったとか、そういう情報が垂れ流し状態のようになっているような印象を受ける。

そして、そうした垂れ流しのようなニュースに、ネット利用者の垂れ流しのようなコメントが載っていたりする。

読んでいると、心がすさんでくるような、井戸端会議レベルのコメントも多い。

井戸端会議レべルの話が井戸端会議ですめばいいけれど、それがネットの上で文字になると、単なる井戸端会議よりも、僕には重苦しいように思える。

たまに見るからそういうことを余計に感じるのかもしれない。

ちょっと、考えさせられてしまう。

ネットのゴシップは原則、見ないという方針の人もいると聞くけれどそういう気持ち、僕もわかる気がする。

見たとしても、これは井戸端会議のような話、と割り切ってみたほうが心のためにはよいように僕には思える。

その割り切りがなかなかできそうで難しいのだけれど、、、。

でも、なるべく割り切って見るようにしたいと思う。

やはり、紙媒体の新聞は、デジタルのように、手軽に修正したり、編集したりできないので、限られた紙面に何をどのように収めるかという、その吟味はできているなということをたまにネットのニュースを見ることで感じることができる。

そういう意味では、たまに視点の違うニュースに触れてみるのもいいのだとは思う。

それとともに、自分なりに、できるだけ新聞は続けたいなとも思った。

紙の教科書か、デジタルの教科書かという議論が新聞に出たとき、齋藤孝さんが、紙の教科書は、これだけは必須という内容を厳選して収めることができる、だから、学習するときもそこに的を絞りやすいという主旨のメリットを指摘しておられたと思う。

最近の齋藤孝さん、ちょっと本の出し過ぎじゃないかと思っていたけれど、デジタル教科書と紙の教科書の違いを斎藤さんが論じた文章を新聞で読んだときは、さすが、ご道理ごもっともと思った。

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僕、いつも行っているスーパーマーケットで、「カードはお持ちですか」と聞かれると、毎日来ているのだから、いい加減、僕がカードが好きでないということ覚えてくれよ、という気持ちになって、「カードは持ってない」と強い語気でいうようになってしまった。

そんな自分に、嫌気がさしてきて、数ヶ月前から、もう聞かれる前に自分から、「カードとレジ袋はなしでおねがいします」と言うように切り替えた。

自分が、相手に言われたと腹を立てているより、あのおっさん、毎日同じことを言うと思われていたほうがまだまし、と思った。

3日ほど前に、久しぶりにそのスーパーでもベテランのバイトの子がレジに立っていた。

レジには「レジ袋が必要な方はここからお取りください」と書いてレジ袋もカウンターの前においてあった。

それで、僕はあの子はベテランの子だし大丈夫だろうと思って、レジ袋のことは省略して「カードはなしでお願いします」と言った。

すると、その子は「買い物袋はお持ちですか」と聞いてきた。
「はい、袋は持ってますよ」と僕は言った。
するとその子は「カードはお持ちですか」と聞いてきた。
「だから、カードはなしでお願いします」と僕はもう一度言った。

そのベテランのバイトの子、ちょっとばつの悪そうな顔をしていた。

もう、レジ袋のこととカードのことは言わなあかん、と思っていると、この人はカードいらないとわかっていても条件反射で言ってしまうのだと思う。

緊張すると、余計に条件反射のスパイラルにはまってしまうということもあるし。

今日は、祝日明けの夕方で、スーパーのレジが混んでいた。

しかも、僕の後ろにはちょっといらちの男性が並んでいた。

妙に、距離をつめてくるおっさんだったので、その気配だけでいらちの人が僕のうしろにいるとわかる。

そこへもってきて、僕の並んだレジには、3日前に条件反射で僕にカードのこと聞いてきた子が入っている。

これはまずいなと僕は思った。

いらちのひとが後ろにならんでいると、余計にあせって条件反射が出てしまう。

僕の順番になったときにその子は「袋はお持ちですか」と聞いてきた。

僕は、あかん、と思った。相手に質問させる形にすると、また条件反射で、全部聞かれてしまう。

とっさに「あのう、レジ袋と、カードはなしでお願いします」と僕は一気に言った。

それで、その子は、うなずいてもう何も聞いてこなかった。

ただ、僕が細かくお金を出そうとすると、うしろのおっさんが妙に距離をつめてきたので、もう、コインを細かく出すのはやめて、千円札を何も考えずに出してお釣りをもらった。

こういうお金の出し方していると、財布がコインで重くなって、早く痛むので、なるべくしないようにしている。

たとえば625円と言われたときは1125円出して500円硬貨一枚おつりをもらうとか、普段はそれが習慣になっている。

距離を詰められると僕もあせってそれができないなと思う。

本当に、ネットの世界も、現実の世界も、世の中いろいろだなと思う。

それにしても、カード、レジ袋と気にせずに、買い物をすると「毎度おおきに」「お買い上げありがとうございます」と言っていた時代が恋しいなと思うし、それが、人間の本来の姿であるようにも思う。

それはともかく、毎日、無事にすごせることを第一に願っていきたいと思う。