今日、アベーマーテレビというネットのテレビで相撲を見ていた。
解説は元大関琴奨菊の秀の山親方だった。
照ノ富士が土俵に上がっているとき秀の山親方は
「照ノ富士は序二段まで落ちて上がってきましたから、目の前の相手と戦っていると言うより、過去の自分と戦っているという感じですね。そこが照ノ富士の強さです」という意味のことをおっしゃっていた。
そう言われればそんな気がする。
過去の自分と戦うという状況が強さを生む、そんなふうになれたらいいなあと僕も思った。
困難なこととはおもうけれど、、、。
実際、今日の照ノ富士は、左の前みつを引きつけたら、もう相手は何もできなかった。
強いの一言。
あそこまで完璧に相手の動きを封じ込めてしまうような強い相撲って久しぶりに見たとおもう。
足の怪我がなかったら、横綱になること間違いなしと思えるほど強い。
今日、強かったら、明日も強いとは限らないのが勝負の厳しいところとおもうけれど、頑張ってほしいなと思う。
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中華料理のチェーン店のカウンターに座る。
右のふくらはぎが突っ張る感じがしたので、右手でもみほぐした。
右手でふくらはぎをもむとその反動で上半身、特に肩から上は左に傾く。
僕の上半身が左に傾いたそのタイミングで、僕の左隣のカウンターに座っていた人が、自分の右側においた財布、つまり僕に近い側においた財布を、急に自分の左側、つまり、僕の反対側に移動させた。
ちょっとイラッとした感じの動作で、なんかイヤな感じと思った。
一言も言葉を交わすわけではないのに、ちょっとした、人の動作を見ただけでイヤな感じと思ってしまうことって誰にでもあるとおもう。
逆に、僕の左に座っていた人は、妙に財布の方に体を傾けてきて、嫌な感じと僕のこと思ったかもしれない。というか思った可能性が高いとおもう。
誰に限らず、お互いに、言葉で、そして言葉以外の動作でも人にいろんな印象を与えているということを感じた。
岐阜の八王源先生は、“”人の前を通るときは、口に出して言わなくとも、心の中で「ごめんなさい」と言って通るくらいが丁度いい加減なの、人の前をふんぞり返って通るようなことではいけない“”
とおっしゃていた。
ちょっとしたしぐさや動作にも、気持ちって現れることが多いから、本当に、先生のおっしゃったとおりだなとしみじみとおもう。
僕も、人のこと言える義理ではないけれど、もし、隣の人が財布を動かすときに、心の中で「失礼します」と唱えるような気持ちで、財布を動かしてくだされば、きっとイヤな感じとおもうことはなかったような気がする。
それはともかく、一日いちにち無事に過ぎますように、それを第一にねがっていきたい。