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ケンのブログ

日々の雑感や日記

自分を納得させる

2025年05月15日 | 日記
先日ある先生とお会いしてその別れ際お盆休みの話になり 「今年のお盆休みはスタンダードな日程にしました」と先生がおっしゃった。

カレンダーを見ると今年は8月16日 京都五山の送り火の日が土曜日になっている。

送り火とはお盆に帰って来られた先祖の霊を送り出す日とすればこの日がお盆の終わりと言える。

なので、日曜日が週の初めと仮定すれば確かに一週間の終わりがお盆の終わりになっている。

「そうですね。16日が五山の送り火ですから、これがスタンダードなお盆の日程ですね」と僕は言った。

先生は 何も言わなかったけれど、うなずかれる様子でなんとなく話が通じたような気がした。

「だんだん暑くなってきますけどお元気でお過ごしください」と先生はおっしゃった。

「先生もお元気でお過ごしください」と僕は言った。

「そうですね。でも最近はいろいろきつくって」と先生はおっしゃった。

それで僕はどう言おうかと一瞬迷ったけれど

「お互いに元気で過ごせますように」と言った。

先生は 黙ってうなずかれる感じだった。

僕は「では 失礼します」と言ってその場を立ち去った。

立ち去った後 ちょっと考えてしまった。

年齢は僕の方が上だけれど 僕は先生にお世話になっている立場だ。

その意味で先生は僕の目上に当たる。
一般的な意味で考えた社会的ステイタスも先生の方が僕より上だ。

「お互いに元気ですごせますように」と言うのはお互いと言う言葉で先生と自分を同格に扱っていることになる。

立場が上の人に失礼ではなかっただろうか 先生に生意気な人と映らなかっただろうかと。

それで 電車の中でスマホで 「お互いに 目上に使う」というような検索語で調べるとやはり お互いには目上にはあまり好ましくないと書いてあるサイトが多い。

あえて目上に使うとすればウマの合う上司とか場合によるとか書いてあるサイトもあった。

僕が調べた範囲でのことだけれど 一般的にはやっぱり目上の人に「お互いに頑張りましょう」とかいうのは失礼と解釈している人がサイトで見る限り多いようだ。

ただ、僕の場合 「お互いに元気ですごせますように」という言葉の先には「過ごせますように祈ります」とか「過ごせますように願います」とか言う言葉が省略されてことになる。

そして祈ったり願ったりする対象は眼に見えないものだ。

目に見えない上位概念から見たら先生も僕も平等かもしれない。

その意味では お互いに でもよかったかな と無理に自分を納得させてしまった。

ちょっと苦しい屁理屈のような気もるすけれど。

それはともかく 一日 いちにち 無事過ごせますように それを第一に願っていきたい。




尾張地方の私鉄

2025年04月09日 | 日記
先日 尾張美濃地方で最大規模の私鉄の急行に乗っていた。
僕は進行方向に垂直方向に腰かける椅子、つまり窓を背にした椅子に腰かけていた。
途中駅から乗ってきた若い(20代と思う)男性が乗ってきた。

男性は僕の隣にどしんと座ると脚を自分の肩幅よりも左右握りこぶし一つ半分くらい開いて座ってスマホを見始めた。

肩幅より一つ半分くらい脚を広げるって実際にやってみるとわかると思うけれどかなり大股開きの座り方になる。

それで僕は足をすぼめて端に寄ったのだけれどそれでもスマホを見る腕を僕の方に向かって押し付けるようにしてきた。

僕はリュックサックを膝の上に抱きかかえる形で座っているので腕や足が肩幅の範囲より出ることは基本的にほとんどない。(ひじが少し肩幅を超えることはあると思うけど)

そのひじさえもすぼめているのにさらに腕を押し付けてくるってどうゆうことやと思った。

これ以上腕まで広げて自分が広げた分を当然のように領有されたら、電車が名古屋につくまで本当に体を左右にすぼめるようにして座っていかなければならない。

それは勘弁してくれよと思ったので 僕は腕に力を入れてそれ以上は押されないようにした。

それでも圧力をかけてくるので 圧力に屈しないように力を入れっぱなしにしていた。

すると1分くらい経過すると隣の人の呼吸が速くなってくるがわかった。

腕がお互いに力を入れた状態で接しているので腕を通して隣の人の呼吸がわかる。

ということはきっと僕の呼吸も速くなっていたということだと思う。

それは力を入れっぱなしにしていたら普段、いわゆる息があがるという状態になって心拍数と呼吸は早くなってくると思う。

よく相撲で相手が息を吐いた瞬間に寄れ と言うけれど あれもお互いに四つに組んで力を入れているから相手の呼吸がわかる。


そんな相撲で四つに組んでいるのに近いような状態でお互いに腕を押し付け合っていても何のために座っているのかわからない。

座っている方がかえってしんどいのではないかと思う。

僕はいっそのこと立とうかと思ったけれど 立ったところで 普段、正座したり、なるべく背筋を伸ばすように意識することが多いから、背中を伸ばしたいわゆる仁王立ちのような感じになってしまう。

脚を開いている男の人の前に仁王立ちしたら 喧嘩を売っていると勘違いされて危険かもしれない。

そうかといって隣の人に「なんでそんなに1.5人分も場所とってくるんや」言ったら喧嘩になってしまう可能性はさらに高いし。

喧嘩になってカーッとなって暴行罪で逮捕さらに有罪とかになったらやはり人生に大きなダメージになってしまう。

なので立つのも文句言うのもやめたけれど、ますます領有権を広げられるのもこらえてほしいと思ったので リュックを抱きかかえる手もパーからグーに握り替えて、ナヨっとした人だと思われるのだけはやめようと思った。

結局 名古屋までそのまま来てしまった。

ただ、にらみ合いになるのはいやだったからその間ずっと目は閉じていた。

もちろんずっと力を入れて押し合いをするなんて5分とは続かないので、数分するとお互いに妥協できる程度の領分で力比べは終わったけれど。

でもさすがに名古屋でその人は僕より先にさっさと降りて行った。

やはりホームに降りてまでトラブルになるのはその人も嫌だったのだと思う。

さて、このような、電車の中での無駄な領有権争いみたいなのに遭遇する可能性、あるいは蓋然性は 僕の場合、関西にいたころよりも尾張地方に来てからの方が多いように思う。

関西の場合、電車は常に乗る人降りる人がいるので 特に途中駅から乗ってきた人は 程度の差こそあれ 電車は不特定多数の人が乗り降りするし、目的地までの一過性の場所という意識が尾張地方に比べると相対的には高いからだと思う。

尾張地方の場合は、電車は人の乗り降りが常にあるというわけではなく名古屋に近づくにつれ乗ってくる人はいるけれど降りる人は少ない。


逆に名古屋から離れるにつれて乗ってくる人よりも降りる人の方が圧倒的に多く、終点につく頃には電車は空っぽにちかいということが関西に比べると相対的に多い。

つまり電車の中での人の流れが関西に比べると圧倒的に少ない。

こういう停滞した状況が電車の中での領有権争いを生むもとにもなるような気がする。

もう電車で乗り合わせた以上は名古屋まで あるいは名古屋から離れたある場所までここに乗り合わせたメンバーでいかなければならない。

メンバーがある程度、固定されている場所ではやはり人間はそのメンバーの中でも自分のポジションをどうしても意識してしまう。

そんなこともあると思う。

そして、スマホを見る人は ホームに降りても見続けるという中毒性のようなものがある。

もう電車に乗ると同時にスマホを見るという習慣になってしまうと、周りの人がどんな人かということよりもスマホの方に無意識に関心が行ってしまって隣に座っている人にも無関心ということもあると思う。

無関心でいる結果として、無駄に他人と力比べをしまったりとかそういうボタンの掛け違いのようなことも起きるのだと思う。

でも こういうことに遭遇するたびに 尾張地方は大いなる田舎(村上春樹さんは名古屋を舞台にした小説でうすらでかい田舎と書いておられたような気がする)なんだなあという思いがこみ上げてくる。

電車など公共の場での領有権争いということもそうなのだけれど 街でぶつかっても謝らない人の比率も関西に比べると圧倒的に多い。

僕は父が船乗りだったので子供のころから神戸など関西にはよく来ているし僕の家族は全員、関西をある程度は経験している。

名古屋は大阪に比べるとぶつかっても謝らない人がおおいわ と僕が言うと、家族の者は「そら関西は謝らないと なんやねん と言ってこられる可能性が高いからや」と言ってたけれど それも また事実と思う。


僕と電車で隣り合った人も無言で力比べをしているだけで お互いに 「なんやねん」と言ったりはしない。

コンビニなどでも誰も「はよせんかい」とは言わない代わりに 立つ距離を微妙に縮めてきて無言で「はよしろ」という圧力をかけてくる。

お互いに無言で睨み合う と言うことが多いから 他の地方出身者でこの地方のことを陰湿と思う人もいるのではないかと思う。

道路交通も決してマナーがよいわけではなく特に尾張小牧地方はかなりひどいと言ってもいいと思うけれど、路上での言い争いはめったに見ない。

大阪ではコインパーキングから自動車のテールが歩道にはみ出しただけで歩行者のおばちゃんに自動車のテールを小突かれたけれど名古屋ではそのように小突いてくるおばちゃんもほとんど見かけない。

無言のにらみ合いはあっても 喧嘩にまで発展することはほとんどない というのは 平和の裏返しかもしれないけれど、、、。

でも 今となっては 藤井寺球場近くの信号機で交通整理していた係員に「こら!はよ通さんかい!」言ってたおじさんがなつかしいなと思ったりもする。

それはともかく一日いちにち無事に過ごせますように それを第一に願っていきたい。























パトカーから止まりなさいと言われる

2025年03月11日 | 日記
数日前 夜、自動車を運転していたら、なんとなく後ろの自動車がいやな感じやと思った。

車間距離が極端に短いというわけではないのだけれどヘッドライトがまっすぐに僕の自動車のバックミラーを照らしていて、一つ間違ったらあおられそうだぞという雰囲気が漂っていた。

もともと僕は、自動車のシートに深く腰掛け、背もたれと背中が密着する面積を大きくし、ハンドルは10時10分から9時15分の間でなるべく右手、左手対称の位置を握るということが多い。

それで、僕は背もたれをほとんど倒さず、背もたれの可動域の中では最も垂直に近いところにセットしている。

なので、上記の運転姿勢を取ると 背中はほとんど垂直に立つことになり 僕は座高が高いので頭は軽乗用車の天井まで残り握りこぶし一つくらいしかないという位置に来る。

大型乗用車に乗っている人よりも軽自動車の僕の方が頭の位置だけは高いということも、ままある。

さて、その姿勢で、後ろからあおられるかもしれない と思ったのでそのときに備えて、僕はハンドルを固く握り脇を閉め まっすぐに前を見て運転した。

まっすぐに前を見ることに意識を集中すると そうでない時よりも後ろの自動車が気にならなくなるからだ。

ただ、ハンドルを脇を閉めて固く握ると僕は脚が短く座高は高いけれど 腕は長いので、ハンドルがテコの支点になって長い腕を介して、上半身が、道の凸凹やカーブなどでおおきく左右に触れることになる。

そうすると後ろの自動車は、「あのおっちゃんの上半身 えらい左右に揺れとるなあ、変な人が乗ってるかも知れん、用心しよ」と言う感じで車間距離を空けてくれることがある。

そのときも、車間距離もっと空けてくれたらいいのにと思っていた。

しばらく走っていると、急に「前の軽乗用車、左に寄りなさい 左に寄りなさい」というような声が拡声器から聞こえてきた。

「ええ?何なの? まさか 僕のこと?」と思って後ろを見ると、さっきのあおってきそうと僕が思っていた自動車が赤色灯をくるくる回している。

「あれー あの自動車パトカーやったんか、しかし、なんの違反やろう スピードメーター見てなかったけど スピード違反は覚悟せなあかんな」と思って左に自動車を寄せて停止した。

逆らって公務執行妨害でも取られたら交通違反どころではすまない、それだけは注意しようと思った。

パトカーから30歳前後くらいの若い警察官が小走りに僕の方にやってきた。

「窓を開けてください」と警察官 「はい」と窓をあける。

「ちょっと運転がふらついておられたので声をかけさせていただきました。大丈夫ですか?」と警察官。

「いやあ ちょっとあくびとかはしてましたけど 大丈夫です」と僕は言った。前の信号待ちの時ちょっとあくびしてたから。

「そうですか。ふらついておられましたよ」と警察官。

ふらついていたのは自動車なのか 僕の身体なのか 主語がないのでわからないけれど まあいいかと思って 「ちょっと ハンドルをカンカンに握ってたのでその反動で揺れたかもしれません」と僕は実際にハンドルを9時15分で固く握りながら言った。

「そうですか 大丈夫ならいいんですけど お仕事帰りですか」と警察官。

「仕事帰りと言うか 仕事終わって外食して 帰りです」と僕は言った。

「お酒は飲まれましたか」と警察官。

「いや お酒は飲んでません」と僕。

本当にお酒はその日ばかりでなく ここ5年以上 仮に飲んだとしても ウイスキーキャップ一杯程度ということがほとんどの僕だ。
「ちょっとこの棒の先のところに息 フーっとかけてもらえますか」と警察官は白い棒状のたぶんデジタル機器を僕の方に出して言った。

それに僕は息をかけた。

「あれ? 何も反応しませんねえ。もう一度 もっと 思いっきりフーっとやってもらえますか」と警察官。

それで僕は一回目よりももっと思いきりフーっとその棒状の機器に息をかけた。

「ああ。反応しません。大丈夫です」と警察官「ちょっと免許証見せてもらえますか」

はい と僕は言って免許証を見せた。

免許証に書いてある住所と自動車が向かっている方向が同じでよかった。

警察官は免許証を僕に返して「ちょっとふらついておられたので 声をかけさせていただきました。すみません。この先お気をつけてお帰りください」と言った。

それで自動車を発車させると パトカーはまたついてくる。

違反がなかったから書類を書く必要がないからすぐについてくるのか 書類は後から書こうとおもっているのかわからないけど。

ここで違反を取られたら何にもならないと思って 僕は前方の制限速度の標識を確認してピッタリその速度で走った。

次の信号でパトカーは曲がっていなくなった。

きっとぴったり制限速度道理に走ったこともお酒を飲んでない証拠と言うか参考要件にはなったような気がする。

それにしても 若いころ私服警官に職務質問されたり ここ1年の間にも一人だけ駐車場でほかの自動車から離れた位置に駐車していたという理由で自動車の中を懐中電灯で軽く確認されたり何かと警察官に怪しまれることの多い僕だなと思う。

でも あそこで 機器がが誤作動していたらどうなるのかな とあとでふと思った。

デジタルの体温計など リセットするのを忘れたりするととんでもない値を示すこともあるから。

誤認で違反になることがないようにと願いたい。

しかし、検索上位でヒットした法律事務所のサイトに あれこれ理屈をつけているよりも 職務質問には 可能な範囲で気持ちよく応じて疑いをはらすことが 一番確実で速い方法と書いてあったけど その通りだなと思う。

しかし あのパトカー覆面だったのか それとも普通のパトカーだったのか 夜なのでヘッドライトしか見えないので わからない。

でも 赤色灯のあげ方など 覆面だった可能性が高いような気がする。

大事に至らなくてよかった。

それはともかく一日いちにち無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。












2025年02月06日 | 日記
2月5日 雪が降る。

実家の庭の木は本当に綿帽子をかぶっている。

文部省唱歌 「雪」 の歌詞の通りだなと思う。

夜 自動車で走る。

雪は結構、局地的なもので予想外に 道路が凍結している場所に突入。

どんな自動車が後ろから接近してきても30キロ マックスでも40キロで走ると決意。

赤信号でブレーキを踏んだら大雑把な感覚だけれど25メートルくらいスリップして自動車が停車。

停止線を越えた横断歩道の中に自動車が入り込む一歩手前で停車した。

びっくりしたけどゆっくり走っていてよかった。

さすがに雪が降ると徐行の度合いは人によって違うけれどスピードをだしてもせいぜい50キロくらいまでだなと思う。

やはりすき好んで事故に会いたい人はいないということだと思う。

僕はその交差点でスリップを経験したのでそのあと慎重になってしまい、30キロイーブンで行った。

途中で何台かの後続車に追い付かれてしまってしばらくその状態が続いたのでちょっと路肩によって停止したらトラックを含めて3台追い越して行ってくれた。

こういう時はトラックの後ろがむしろ安心と思ってついていったらだいたいそれで正解だったような気がする。

マンションに帰ってきたらエレベーターで女性と一緒になった
「名古屋は降ってなかったのでこちらに来てびっくりしました」と彼女はおっしゃった。
「雪や雨は意外と局地的なものですからね。僕もびっくりしました」僕は言った。

本当に意外と局地的なものだなと思う。

それはともかく いちにち いちにち無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。













もう30年

2025年01月17日 | 日記
1月10日は朝 マンションの駐車場に雪が積もっていた。

自動車を出そうとするとスリップする。

これはあかん 無理しない方がいいと思って自動車を出すのをやめた。

ネットでニュースを見ると行き先の僕の実家のある町は大雪警報になっている。

自動車を出さなくてよかった。

自動車がスリップしたことで運転を自粛することができて本当にちょっとした難が今回は逆に安全につながってよかった。

テレビやラジオを日常的に視聴する人には信じられないことかもしれないけれど、
僕はテレビを昔からほとんど見ないので気象情報にも疎い。

阪神大震災は朝の5時台に来たけれど、すごいゆれだったので布団を頭までかぶって念仏を唱えていたけれど ゆれが終わると二度寝してしまった。

当時会社は10時始業だったので9時10分にアパートの最寄り駅発の電車に乗れば十分間に合った。

8時半ころ起きて9時に駅に行くと駅のシャッターが閉まっていた。

ええ ひょっとして地震で電車が止まったのかと思いアパートに帰ってきてテレビをつけると横倒しになった阪神高速道路 黒い煙が上がる神戸市長田区の様子がテレビに映っていた。

それで初めて被害の甚大さを知った。

あれからもう30年になるのだなと思う。

いちにちいちにち無事に過ごせますように それを第一に願っていきたい。