ケンのブログ

日々の雑感や日記

大晦日

2019年12月31日 | 音楽
夕食に家族でたつくりと黒豆を食べる。
おかげさまだなと思う。

夜はNHK交響楽団のベートーベン第九交響曲の演奏会の録画放送を聴く。指揮はシモーネ ヤングさん。第三楽章まではマイルドといえばマイルド、彫りが浅いといえば浅いという印象だった。

第四楽章で声楽が入ってからはとりわけ素晴らしい演奏と思った。速いテンポで音符の細かいところもオーケストラのアンサンブルに迫力があって正確、合唱もうまい、ちょっとすごいなと思った。

場面ごとのテンポの設定にも緩急があってよかった。合唱がフーガを歌う以降の演奏はとりわけすごい迫力だった。

終わったあと指揮のヤングさんとコンマスのまろさんが握手するところがちょっと感動的だった。ヤングさんがまろさんのことを「ありがとう」という目で一瞬見つめていた。本当に演奏したみんなが満足だったのではないかと思った。

NHK交響楽団も若い奏者、女性の奏者がずいぶん増えたなと思う。時の流れを感じる。来年も良い年でありますように。

ふるさとのなまりなつかし

2019年12月28日 | 日記
岐阜の実家へ帰ってきた。大阪の自宅最寄り駅から東海道本線の在来線列車に乗った。京都で米原行きに乗り換え。帰省の人と中国人の方を含めた観光の方が混ざっていて結構混んでいる。最近、草津で降りる人が多いのでそこまではこむかなと思っていたら草津でも年末なのでそんなに人が降りない。どうしようと思ったら隣の車両が結構空いていたのでそちらに移る。

僕が最初に乗った車両は階段付近の車両だったので混雑の程度が高かったようだ。列車は京都を出ると山科、大津、石山、南草津、草津、と停車していく。昔、名古屋からこの近江路を通って大阪に行く急行比叡とほぼおなじ停車駅だなと思う。

父の船が神戸に着くと、東海道本線を急行比叡で岐阜から大阪まで行った。大阪から快速で芦屋で乗り換え、各駅停車で住吉で下車するとそこが父が勤めていた会社の船員のための寮の最寄り駅だった。その住吉は今では快速も停車する。

当時は芦屋の駅で「快速は芦屋を出ますと三宮まで止まりません」と駅員さんが連呼していた。そういうのって子供の頃はよく覚えていたなと思う。神戸の寮のおばちゃんによく「ケンちゃん走るとこけるで」と言われていた。岐阜ではこけるはころぶというのでその こける という言葉が子供の頃の僕には新鮮だった。懐かしいな。

その急行比叡も新幹線にみんな乗るようになるといつの間にか姿を消してしまった。それでも調べると1984年まで走っていたと出ていた。結構頑張ったんだなとも思う。

米原に着いたら、向かい側のホームに特急しらさぎが止まっていた。ここから岐阜までしらさぎで行っても特急料金はせいぜい数百円。しらさぎに乗るかと思ってプレートを見たら金沢行きとなっていた。方向が逆だ。いかんと思い階段を登って豊橋行きが出るホームに行った。

大垣を電車が出ると揖斐川の鉄橋を渡った。ここまで来ると帰ってきたなという気持ちになる。次は長良川の鉄橋かと思っていると「そんなら、おまはん 浜松へ行くときはヨッチャンと一緒か?」という男性の大きい声が聴こえてきた。見ると70歳すぎくらいの男の人二人が車内で立ち話をしている。ふるさとのなまり懐かしだなと思う。そこにヨッチャンという固有名詞が出てくるところが田舎の会話だなと思う。※おまはん は岐阜や名古屋の言葉でおまえという意味です。


運良く豊橋行きに乗れたので大垣で乗り換えることもなく岐阜へ。改札の手前で若い女性が財布を広げたらコインが床に沢山散らばってしまった。遠くに転がっていった十円玉を拾ってその方に渡したら改札の中のトイレに行くのを忘れてその勢いで改札の外に出てしまった。仕方がないのでちょっと探して改札の外のトイレに行った。帰ってきたなと思う。

クリスマスもおわり年の瀬モード

2019年12月27日 | 日記
クリスマスの日にスーパーマーケットに行ったら前日までのクリスマスの飾り付けはもう取り払われていてそこにお正月の飾り付けができていた。日本は本当にクリスマスが終わったら新年の準備でそして新年の飾りはしめ飾りなど基本的には神式のものなので、本当にすばやくやらないと対応できないから年末はよりいっそう慌ただしいなと思う。

そして昨日からはそのスーパーではベートーヴェンの第九交響曲の歓喜の調べが高らかに流れている。第九の第四楽章の歓喜の歌のメロデイが出てくる部分をうまく編曲でつないである。

しかし、その編曲はベートーヴェンの音楽にかなり忠実な編曲で店内に音楽が高らかに響いている。高らかに響かせようと思ったらやはり編曲はベートーヴェンの原曲にできるだけ忠実にするのが一番と思う。

本当にメロディといいそれを高らかに響かせるオーケストレーションといいベートーヴェンはすごいなとしみじみと思う。あるところで買い物をして店員のお姉さんに「よいお年を」と言ったらお姉さんもしばらく間を置いて「よいお年を」と返してくださった。本当にくる年も良い年でありますように。

国会議員逮捕

2019年12月26日 | 日記
朝のラジオで逮捕された国会議員秋元さんの話題になった。まだ逮捕されただけで有罪か無罪か出ていない段階だけれど、まあ検察もそれなりの自信があるんだろうという条件下の話で浜村淳さんが「天知る 地知る 我知る 人知る お天道さまは知っている。悪事は必ずばれると言うことです」という趣旨のことを語っておられた。

男はつらいよの寅さんも「お天道様は見ているぜ」というのは得意のセリフの一つだった。そういう考え方って大切だなと思う。どういう意識でやってきたかというのはばれるばれないにかかかわらずきっと人生に影響を及ぼすと思う。



この逮捕の話題に関連してラジオではカジノの話になった。日本ではカジノのノウハウを持っている組織や人は少ない、それで外国の会社がノウハウは提供するから日本でカジノを運営したいと言ってくる。

カジノというのは胴元が確実に儲かる。そのようにカジノはできている。リゾートホテルなども含めて儲かるということになれば外国の会社も商売をしたくなる。というような話の流れになった。

言われていみればそのとおりと思った。カジノの中毒の人つまり依存症の人が増えれば増えるほどカジノは儲かるに違いないと想像した。そして依存症の治療は健康保険で国のお金を投入しようというのだからなんか変な話といえば変な話に思える。

それにこういう日本の利権に外国の会社が名乗りをあげてくるって、まるで令和の時代の黒船来襲ではないかと思った。

ある方の本を読みそのかたの話をネットの動画で聴いていたらおよそこんな話が出ていた。私達の電気代に上乗せして徴収される再生可能エネルギー発電促進賦課金は太陽光など再生可能エネルギーに関連する人や業者に回る。この再生可能エネルギー発電促進賦課金は電気代の一部なので電気を止められたくなければ必ず払わなければならない。

なので再生可能エネルギーによる発電は確実に儲かる。しかし例えば再生可能エネルギーのひとつ太陽光発電は天気が曇りになると発電量が落ちて一定の電圧を保てない。こういうことは停電が甚大は被害を生む現代の社会では許されない。

なので太陽光発電には必ず火力発電によるバックアップが必要で火力発電なしには太陽光発電は機能しない。そしてその太陽光パネルそのものは田畑や森林を破壊して作られるので環境保護どころの話ではない。

そして太陽光パネルの耐用年数が来たらそれは有害物質を含む廃棄物になる。しっかりしないとそういう仕組みがいつか人類の手に負えないときが来るかもしれない。しかしそれは確実に儲かるのでその利権に外国の企業も群がってくる。現代の黒船襲来かもしれない。と。

本当にエネルギー政策の話もそして今度のカジノの話も変テコといえば変テコだなという思いがこみ上げてくる。私達の世の中はいったいどこへ行こうとしているのだろう。すこしでもよい方向に向かいますようにと祈りたい。

広瀬香美コンサート 香美別邸 京都ロームシアタ

2019年12月25日 | 音楽
昨日は京都ロームシアタに広瀬香美さんのコンサートを聴きに行った。客席の少ないホールでピアノ一本の弾き語りというコンサートだった。香美さん、本当に聴いていて胸がスカッとするほど音程が正確。狙ったところに音が吸い込まれるように的中しているという感じ。

スピーカーの残響もいろいろ工夫して調整してあって、とても心地よく残響が聴こえるとことも随所にあった。

途中で香美さんがステージの床に腰を下ろして左足をくの字におって右足を前に投げ出すようなポーズをとられた。そのとき香美さん自身が思わず自分で「あ、悩ましい」とつぶやいておられたけれど、それは確かにと思った。

なんかバレエとか美脚体操とかそういう種類のことをやっておられそうな方のポーズかも思った。ようかわらんけど、、、。

ある程度まで演奏が進んだところで香美さんは「みなさん、暑くないですか。私、ちょっと脱ぎます」と言って、ピアノの脇に立ってジャケットを脱ぎ始めた。それまで香美さんの演奏に夢中になってガン見していたけれど、なんか脱ぐところは見たらあかんような気分になって香美さんが脱いでいるあいだ、目をそらせていた。

脱ぎ終わった気配だったのでみると白いブラウス(いろいろ派手なふりふりが入っているけれど)でかっこいい。肩幅広いなと思った。

遊びの要素もいろいろあって例えばeternal loveという歌詞を歌う時loveのloをどこまで伸ばせるか息の限界に挑戦するということもやってくださった。とても人間業と思えないような長い息の続き方だった。どこまでこの音伸びるんやという感じ。僕も息の長さはちょっと自信があるけれど香美さんは特別と思った。持って生まれた素質とそして、鍛え方が違うと思った。

「私、テレビうつり悪いけれど、こうしてなまで近くで見るとけっこうかわいいと思いませんか」と言っておられたけれど確かにそうだと思った。「私もこの厳しい芸能界で25年もよくやってこられたと思いますがまだまだ上がいてテレビで一緒になったりした時ヒロミゴーなんてめちゃめちゃ元気ですよ」と言っておられた。

ヒロミゴーを例に出すところがいかにも香美さんらしいと思ったし、そういう例にあがるのも郷ひろみさんの人徳かもしれないと思った。香美さんの歌は世代を問わず楽しめる旋律なので若い人も来てるかなと思ったけれど年齢層は僕と同じくらいの人が多かった。ただ、他のJ-POPのコンサートなどに比べると音楽そのものが好きという雰囲気の人が多かったように思う。なんかよかったな。