空色カフェでのイベントではありませんが、ひな祭りの会などでお世話になったかんからそんぐの岡大介さんの独演会がもうすぐありますので、お知らせいたします。
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2009年7月4日 土曜日
「かんからそんぐ~添田唖蝉坊・知道をうたう」
岡大介と小林寛明&かんから楽隊 浅草木馬亭独演会
場所 浅草木馬亭(0338446293)台東区浅草2ー7ー5
開場18:30/開演19:00
〈木戸銭〉前売り2500円 当日3000円
全席自由
〈出演〉
●岡大介(うたとカンカラ三線とギター)
●小林寛明(ラッパ二胡と二胡)
●中尾勘二(クラリネットとドラムなど)
●関島岳郎(チューバ)
●戸次和歌子(トランペットとゴロス)
●熊坂路得子(アコーディオン)
お問い合わせ・前売り予約
メディア・ルネッサンス(オフノート)
電話 0356606498・6509
ファックス 0356606499
メール offnote@k5.dion.ne.jp
ウェブサイト http://ironbridge.exblog.jp/
どれかに、お名前、連絡先と人数をお伝え下さい。
taisuke@dk.pdx.ne.jp
(岡大介)
こちらでもお受け致します。あと、直接言って頂いても大丈夫です。自分のライブで前売りチケット販売も行います。木馬亭は131席の演芸場!是非お越し下さいませ。
以下、紹介文になります。
皆様、陽春の候、益々ご発展のこととお慶び申し上げます。
このたび、浅草木馬亭に於いて公演「かんからそんぐ~添田唖蝉坊をうたう~岡大介&小林寛明独演会」を開催する運びとなりました。謹んで皆様にご案内申し上げます。本公演は岡・小林両人にとって記念すべき・浅草木馬亭初独演会。遅ればせながら、昨春リリース以来、老若男女問わずご好評を戴いております、同名アルバム
『かんからそんぐ』の発売記念コンサートとなります。すでにご一聴くださった方は先刻ご承知。本作未聴の皆様は以下の文章をご参照下さいますよう。
温故知新?!ニッポン独自のネオ・ルーツミュージックの誕生!!本作「かんからそんぐ」で取り上げられているうたは添田唖蝉坊・知道親子はじめ、大正時代に活躍した演歌師たちの作品です。演歌といっても現在の演歌とは違い、「演説の歌」。当時の演歌師は社会&世相風刺を題材にした唄をヴァイオリンを弾きながら街頭・
町辻で歌い流していました。いまでいうところのストリートミュージシャンのご先祖様ですね。先に大正時代の演歌は「今の演歌とちがう」と書きましたが、厳密に申し上げますとスタイルは異なれども底に流れる音律は現代の演歌の祖型。これまた、今の演歌のご先祖様と申せましょう。また。1960年代、アメリカのフォークソング
が我が国につたえられたとき、真っ先にその舶来メロディに唖蝉坊の歌詞を乗せてうたったのが、今は亡き高田渡。つまり、日本のフォークの事始めは演歌をお手本としたのでした。時を経てフォークはニューミュージックへと移り変わり、現在のJ-POPと繋がる日本ポップス変遷史。その源流を辿ると大正期の「演歌」にぶつかります
。なにしろ、シンガーソングライターの元祖が唖蝉坊はじめ、当時の演歌師たち、自作自演は当たり前でしたから。そう、大上段に申すなら、大正期の演歌こそ、我が国におけるポップスの原点なのです。とは言え。そのことをこの国の民衆が忘却して久しく、ここに二人の革命児の登場と相成ります。
一人は戦後の物資窮乏の沖縄で使用されていた“かんから三線”、一人はニッポンにただ一つという“ラッパ二胡”を携えて。これがどこぞのアナクロなご老人にあらず。若干20代。彼らにとって「おじいさんたちの代の唄」を気持ちよく歌い始めたのでありました。これがまた、どこかなつかしくて、実に新鮮!主役の岡大介は吉
田拓郎をきっかけに日本フォークに興味を持ち、高田渡を知り、その繋がりで大正期の演歌との出逢いを果たしました。岡は往年の演歌を彼独自のフィーリングを加えることによって、現在でも立派に通用する「今の唄」へと蘇生させています。隣で岡をひたすら、叱咤激励・鼓舞する小林寛明は本邦最大の実力派チンドン集団・ちん
どん通信社で5年間の修行を積み、腕を磨きに磨いたスグレモノ。現在は岡の唄にとって、欠かすことができないパートナーとなりました。
さらに。サポートに名手・関島岳郎、中尾勘二等の腕利きを加え、いにしえの演歌にチンドン、昔懐かしいジンタ(ジンタッタ、ジンタッタ…サーカスの音楽ですね)の薫りをそこはかとなく漂わせたりして。嗚呼、実際にこの音楽をなににたとえましょうか。そうだなあ、パリの空の下で鳴っていてもおかしくないような「街頭音
楽」といえばいいのかなあ。それとも東欧あたりのブラス音etc.
ともあれ。今・此処にミュゼットなんかの世界的大衆音楽とも相通ずる、インターナショナル且つこの国独自の伝統に根差した「ネオ・ルーツミュージック」が誕生しました!
以上、「かんからそんぐ」の宣伝文。「独演会」はCDに参加した楽士全員集合。アルバム収録曲に加えて、さらに岡大介入魂のオリジナル曲、懐かしのメロディなども織りまぜて、精一杯、相務めます。
レディース&ジェントルマン!!おとうさんもおかあさんも、おねえちゃんもおにいちゃんも、どなたさまも乞うご来場のほどをと伏してお願い申し上げる次第です。
オフノート/神谷一義
~カンカラ、ラッパ、ジンタの調べに乗せて、あの世の果てまで響きわたれ!ニッポン音楽復興、エーゾエーゾ!!~
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以上です。
浅草木馬亭に、面白い空間が生まれそうですね…
7月4日は是非、浅草へお出かけください
空色カフェの2階でも、いつか演奏していただけたら嬉しいです…