ナデシコ科、Caryophyllaceae、マンテマ属、ヨーロッパ西地中海沿岸地域原産の半耐寒性1年草、
学名:Silene scabriflora subsp.scabriflora、
2010年5月16日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2013年5月11日、2018年5月16日、
2020年5月17日、コスタ・アズール地方で撮影、
シレネ・スカブリフローラ Silene scabriflora subsp.scabriflora の花。表示名は学名の音読み。花の直径は 1センチほど。草丈は 20~30センチほど。
他の花を圧倒して群生している。沿道を真っ赤に染めるほど群生していることもある。
属名の Silene は ギリシャ神話に登場する Bacchus の養父"Silenos"に由来。
ギリシャ神話の Silenos は豊富な知恵の持ち主で、上半身が人間、耳と下半身、尻尾が馬、鼻は獅子といった神。シレネ・スカブリフローラ Silene scabriflora subsp.scabriflora でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ・ローマ神話に登場する牧羊神シレーヌスに因んでいるという説、或いはギリシャ語の sialon(=薬用種サルビア)に因む等の説がある。種小名・亜種名は「粗面花の」の意。
シレネ・スカブリフローラ・スカブリフローラはナデシコ科の一年草である。草丈は 20~40㎝程度となる。本種は、イベリア半島の標高 1200m 程度の高地まで分布し、概して砂質土壌で乾燥した地、具体的には放牧地や森林伐採跡地や路傍等に自生に見られる野草である。全草が絨毛に覆われる。葉は狭楕円形~線形で、先端部は円頭、基部は葉柄を持たず茎に対生する。4~7月頃、茎上部に総状花序ではあるが、花はどれも同方向を向き、径1㎝程度で濃桃赤色の筒状花を数個つける。萼筒は円筒形。花冠は5裂し、更に、各裂片は 2裂する。花後には長さ 7~9㎜程度で卵形の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)
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