The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ケントランツス・カルシトラパエ Centranthus calcitrapae

2022-11-16 09:59:47 | ポルトガルの野の花

オミナエシ科、Valerianaceae、ケントランツス(ベニカノコソウ)属、地中海沿岸地域原産、

学名:Centranthus calcitrapae、

英名:Annual Valerian、Pink Valerian、Cut-leaved Valerian、葡名:Calcitrapa 、

2010年4月22日、29日、2015年4月27日、28日、5月7日、2016年6月5日、2018年5月5日、9日、10日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2018年1月24日、アレンテージョ地方で撮影、

 

4月~7月開花。

 

高さ30~40センチほど。

 

花色は白やピンク色の花を咲かせ、ピンク色の花はベニカノコソウやレッドバレリアンと呼ばれる。ハーブとしても利用されており、若葉をサラダにしたり、花はポプリに利用されたりする 。

 

オミナエシは黄色花で秋の七草の一つだが、これは春から夏にかけて白からピンクの花を咲かせる。

 

小さな花が寄り集まって。草丈も高く寄り集まって咲くが、他の花に圧倒されて目立たない地味さ。ケントランツス・カルシトラパエでした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語の kentron(=距)と anthos(=花)の合成語から。種小名はラテン語の calcatrippa(=アザミ)と calyx(=かかと、踏む)の合成語からでゲルマン語の trap(バネ仕掛けで動物を捕らえる罠)の意。

ケントラントゥス・カルキトラパエはスイカズラ科(←オミナエシ科)の1年草である。全草無毛。茎は中空で、草丈は30~80㎝程度となり、基部から良く分枝する。基部の葉は、長さ0,5~7㎝、幅0,4~3㎝程度の楕円形で、縁部には鋸歯があり、葉柄が伴ない茎に対生する。茎葉は、長さ10㎝程度の楕円状で、羽状に深裂する。3~7月頃、茎頂に大きな円錐花序を出し、白色~淡桃色で筒状の小花を多数つける。花冠は5裂する。本種は、開花時に芳香を放つ。花後の果実は茶色に熟し、白色の羽毛状の細毛がつく。 (GKZ植物事典より)

 

 

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