The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ヒペリクム・カルキヌム Hypericum calcynum

2021-07-06 10:04:41 | ポルトガルの野の花

オトギリソウ科、Hypericaceae、オトギリソウ属、小アジア~ヨーロッパ南部原産、常緑小低木、

学名:Hypericum calcynum、

和名:セイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)、ヒペリカム・カリキナム、

英名:Rose of Sharon、Aaron’s Breard、Great St-john’s Wort、Jerusalem Star、

葡名:Hipericão-rastejante、Hipérico、Rosa-de-Sharon、Raio-de-sol、Barba-de-arão、Erva-de-são-joão、

2014年6月21日、2015年6月13日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

明るい黄色の花を咲かせる。種小名の calycinum は萼が残るの意。挿し木でふやして背を低く仕立て、グランドカバーのように植えられることが多い。

 

常緑小低木で枝は垂れ、地下茎を伸ばして繁殖していく。花期は 6~7月頃。

 

属名の Hypericum はギリシャ語で聖像の上の意。古代ヨーロッパで悪霊を払うために聖像の上にこの植物をつり下げたところからついた名という説がある。

 

なお、ヨーロッパにおける聖ヨハネ祭(夏至の日にあたる)では、ドイツやイギリスの一部で現在でも悪霊を追い払うためにセイヨウオトギリを窓辺に挿す風習があるという(「週刊朝日百科 世界の植物」 朝日新聞社 1975 より)。

 

ヒペリクム・カルキヌム Hypericum calcynum でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、洋種のキンシバイの意から。属名は、ギリシャ語の hype(=上に)と eikon(=絵)の合成語で、本種を絵画の下に吊して悪魔を追い払った民間伝承から。種小名は「残存萼の」の意。

セイヨウキンシバイは、オトギリソウ科の半常緑樹である。草丈は100㎝程度となる。葉は楕円状で、枝に2列対生する。5~7月頃、径8㎝程度で黄花の5弁花を上向きに開花する。キンシバイに似ているが、本種は、花径も大きく、開花時に花冠は全開する。(GKZ植物事典より) 

 

ポルトガルの野の花 ブログもくじへ

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ペディクラリス・シルヴァテ... | トップ | ガリウム・モルゴ Galium mo... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ポルトガルの野の花」カテゴリの最新記事