The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

カスマンテ・フロリブンダ  Chasmanthe floribunda

2021-05-09 10:05:42 | ポルトガルの野の花

アヤメ科、Iridaceae、カスマンテ属、南アフリカ、ケープ地方南部原産、多年生球根植物、

学名:Chasmanthe floribunda、

和名:フロリバンダ、別名:コブラ・リリー、アフリカン・コーンフラグ、

英名:African Cornflag、Greater Cobra Lily、Pennannts、Orange Cobra Lily、

葡名:Chasmanthe、

2015年1月9日、1月24日、2018年1月30日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2015年12月25日、アレンテージョ地方で撮影、

 

カスマンテ・フロリブンダ Chasmanthe floribunda の花。

 

草丈は 1.5m ほど。花の長さ 8cm ほど。

 

属名の Chasmanthe  は口をポカンと開けた花という意味のギリシャ語 (chasme anthos) が由来。種小名の Floribunda は沢山の花をつけるの意。

 

アヤメ科には世界の熱帯から温帯にかけて 66 属、2000 種ほどあり、特に南アフリカに多く産する。アヤメ科の花は放射相称または左右相称で、外花被・内花被が各3枚、おしべが3本ある。めしべは3裂し、裂片が花弁状になるものもある。花の基部には2枚の苞がつく。子房下位で、果実はさく果となる。地下茎が球根状になるものも多い。

 

カスマンテ・フロリブンダ Chasmanthe floribunda でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の chasme(=ぽっかり口を空いた)と anthos(=花)の合成語から。種小名は「花数の多い」の意。

カスマンテ・フロリブンダは、アヤメ科の多年草である。草丈は0,5~1,2m程度となる。葉は、幅2,5~3,5㎝程度の剣形で、全縁、先端部は尖り、基部は茎を抱く。12~2月頃、 茎上部に長い総状花序を出し、長さ8㎝程度で朱色の花を多数つける。花は、アヤメ科特有の左右対称で、外花被・内花被それぞれ3個ずつとなる。花後には蒴果をつける。本種は、南アフリカ原産であるが、アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア等では帰化状態にある。(GKZ植物事典より)

 

 

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