キク科、Asteraceae、オグルマ(イヌラ)属、地中海沿岸地方~北アフリカ原産、多年草、
学名:Inula crithmoides、
英名:Golden samphire、
2018年9月16日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
イヌラ・クリスモイデス Inula crithmoides の花。
西ヨーロッパと南ヨーロッパや地中海沿岸の塩沼や海に面した断崖などに生育。
背丈1mほどになる。葉は細く、肉厚。花は自家受粉ができるが、ミツバチやハエやカブトムシによって受粉ができる。
若い葉は生のまま食べたり、葉の野菜として調理できる。イヌラ・クリスモイデス Inula crithmoides でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、本種が水質地を好んで自生することから。属名は、 Inula helenium のラテン古名を語源としている。種小名は「クリスマム属に似ている」の意。
イヌラ・クリスモイデスは、キク科の多年草である。概して原産地の項に記した地の沿海地に自生する野草である。草丈は10~90㎝程度となる。全草が多肉質である。葉は、長さ2~4,5㎝程度、幅2~4㎜程度での線形である。多肉質な葉は、細い円筒状で先端部はさんかくすい状となる。9から10月頃、枝先に径5㎜程度の橙黄色の花をつける。花後には、長さ2~3㎜程度で茶色を帯びた白色の果実をつける。(GKZ植物事典より)