イラクサ科、Urticaceae、イラクサ属、地中海沿岸地域原産、
学名:Urtica membranacea、
英名:Membranous Nettle、Large-leaved Nettle、
葡名:Urtica-de-cauda、Urtiga-de caudas、
2015年2月1日、2018年1月24日、30日、2月12日、2021年2月14日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
ウルチカ・メンブラナケア Urtica membranacea の花。表示名は学名の音読み。イラクサ属 (Nettle) は、30から45種の顕花植物を含むイラクサ科の分類群である。主に温帯地域の都市部に分布する。ほとんどは草本の多年生植物であるが、一年生のものや低木になるものもある。
この属で最も有名なものは、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、北アメリカに自生するセイヨウイラクサ Urtica dioica である。またその他にも多くの種を含む。しかし、約100年前の文献でこの属に分類されている約100以上の種は、現在ではイラクサのシノニムとされている。またこの中には、現在でも亜種とされているものもある。
イラクサ属は、ハマキガ科(Tortricidae) ヒメハマキガ亜科(Olethreutinae)のミヤマウンモンヒメハマキ(Syricoris lacunana)やタテハチョウ科のチョウ等、多くのチョウ目の幼虫の餌となる。多くの種はとげを持っており、医学的な利用ができると期待されている。マオリ族に ongaonga と呼ばれるニュージーランドの固有種 Urtica ferox は、馬、犬、そして少なくとも1人の人間を殺したことで知られている。
イラクサ属から分泌される毒の性質は、まだよく分かっていない。多くの種のとげにはギ酸、セロトニン、ヒスタミンが含まれているが、イラクサ Urtica thunbergiana に関する近年の研究では、シュウ酸や酒石酸を多く含んでいることが示唆されている。(Wikipediaより)地中海沿岸地域原産のウルチカ・メンブラナケア Urtica membranacea でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読から。属名は、ギリシャ語の utrere(=焼く、傷つける)を語源としている。種小名は「膜質の」の意。
ウルチカ・メンブラナケアは、イラクサ科の1年草である。本種は、地中海沿岸地方の山の斜面、或いはイベリア半島では沿海地のいずれも未開拓地等に自生の見られる野草である。草丈は30~80㎝程度となる。茎は直立し、表面に溝を持ち、周囲には刺毛を持つ。葉は楕円形~卵形で、縁部には荒い鋸歯を持ち、先端部は尖り、基部では長い葉柄に連なり茎に対生する。葉には茎同様に刺毛が散生する。雌雄同種、雌雄異花。6~9月頃、茎上部に円筒形の花穂を出す。花穂の下部には雄花がつき、上部には雌花をつける。花後には痩果をつけ扁平な種子を内包する。(GKZ植物事典より)
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