タデ科、Polygonaceae、スイバ属、ヨーロッパ原産の多年草、北半球の温帯に広く分布、
学名:Rumex bucephalophorus、
英名:Red Dock、
葡名:Azedinha-de-cão、Azedinha-falsa、Azedão, catacuzes、Falsa-azedinha、Labaças、
2011年2月、ポルトガル、アルガルベ地方で、2015年1月24日、2020年3月4日、コスタ・アズール地方で、2018年5月15日、アレンテージョ地方で撮影、
ルメックス・ブセファロフォルス Rumex bucephalophorus の花。
開花時期は2月から7月。
葉はその特徴的な酸味のためにサラダで使用されるが、調味料としても使用される。
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(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名はラテン古名 rumez(=槍)の意で、葉の形状から。種小名は、ギリシャ語の boukephalos(=牛の頭)と phoros(=持参する)の合成語からで、花の形状を示している。
ルメックス・ブセファロフォルスは、タデ科の多年草である。本種は、地中海沿岸地方の概して乾燥した砂壌地にに自生の見られる野草である。茎は直立し、草丈は40㎝程度となり、単一の茎の儘で分枝はしない。茎は、暗赤色となり、表面は粘性がある。葉は長さ2㎝程度の楕円形~披針形で、茎に互生する。5~8月頃、茎上部に長い総状花序を出し、赤色の筒状花を多数つける。花冠は10裂程度に細裂する。本種の花は風媒花で、種子は自然散布される。本種は種子による自然繁殖以外に地下茎の横走によっても繁殖をするそのために、群落を構成することが多い。本種には太い直根は無く、細い地下茎が伸びるだけである。 (GKZ植物事典より)
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