アブラナ科、Brassicaceae、ダイコンモドキ(ヒルスキフェルディア)属、地中海沿岸地域原産、
学名:Hirschfeldia incana、
和名:アレチガラシ(荒地辛子)、別名:ダイコンモドキ、ダテガラシ(伊達辛子)、
英名:Greek Mustard、Summer Mustard、Wild Mustard、Shortpod Mustard、Buchanweed、Hoary Mustard、Mediterranean Mustard、葡名:Roqueta bastarda、
2014年4月25日、2015年5月7日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年5月4日、2016年6月5日、2020年5月21日、6月17日、コスタ・アズール地方で撮影、
ヒルスキフェルディア・インカナ Hirschfeldia incana の花。花の直径は2センチほど。
枝分かれし大きく広がる。
草丈は1メートル以上にもなる。
種子は長角果。果実は無毛。種小名の incana=incanum=incanus ラテン語で、白のような明るい灰色、白に近い灰色の毛で覆われたの意。下部の葉柄や茎には少し毛が生えている。額片は披針形で少し毛が生えている。ヒルスキフェルディア・インカナ Hirschfeldia incana でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、外来種であり、葉姿がダイコンによく似ていることから。属名は、18世紀ドイツ人哲学者・園芸家の Christan Cay Hirschfield への献名種小名は「灰白色の」の意。
ダイコンモドキはアブラナ科の一年草である。草丈は1m程度となり、上部で良く分枝をする。根出葉は長さ1~4㎝程度の葉柄の先につき、長さ4~22㎝、幅1,5~6㎝程度の卵形で、裏面は白色を帯びる。茎葉は楕円形となり、上方に上がるほど小さくなる。4~11月頃、枝先に総状花序を出し、径2㎝程度で4弁の花をつける。花後には、長さ1~1,5㎝程度の長角果をつける。本種は、地中海沿岸地方原産種であるが、今日、南北両アメリカ・南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランド・太平洋諸島等では帰化状態にある。アジア地域では、我が国で帰化状態として定着を見ている。(GKZ植物事典より)