茶畑を伐根した跡にジャガイモを植え付けた。先日試掘してみたらなんとかできていたので、今週後半には収穫ができそうだ。だがしかし、上の列には白い花が咲いているが、下の列は葉が見事に食害されている。たしか、品種は男爵のはずだけど。畝の周りにはシカの糞があったから真犯人は堂々と証拠を残している。
そしてさらにその後、大切に育てていたインゲンが二度目の食害を受けた。葉だけならまだしも、根こそぎ苗を抜いてしまうのは許せない。食害も想定して厳重にカバーをしていたのに。抜き取られた残骸があちこち散らばっていたのが残酷だ。というのも、前回食べられた跡に新しい種を蒔いていた、それが食べられていたからね。せっかく芽を出してきたというのに。
よく周りを見たら、害獣柵が破壊されていた。シカもなんか箇所か侵入口を検討していた気配がある。そのうちで、支柱が古いのを知ってか、そこが折られていた所が侵入口だった。昨日の深夜に複数のシカの光る目を山側で確認したが、畑には家族でやってきたのかもしれない。
またまた防獣柵の補強だ。市販の支柱はあまり役に立たないので最近は竹を多用するようになった。ただし、太さや長さがまちまちなので見たくれが悪い。また、横に渡した支柱がなかった所に長い横支柱もやっと補強した。さいわい、竹を多く確保していたので、太い支柱も長い支柱もすぐ供給できたのが愉快だ。予算ゼロだし。
支柱が低いと飛び越えることがあるので、横の支柱を二重にしてみた。これもシカが体当たりすれば破壊されそうだが、抜本的解決ではなく、日本の財界や政治家に学んでとりあえずの対症療法でお茶を濁す。それを続けていくと予算がなくてもガードは固くなっていく、というわけだ。
さいわい、被害はインゲンだけだった。トンネルでカバーしていたチンゲン菜などの葉物野菜は無事だった。また、芽を出し始めたキュウリやカボチャも大根も無事だった。このトンネルカバーは鹿よけだけでなく虫よけでもあるが、いずれ、カバーを外さなければならない。そのときは害獣柵だけで防護することになる。いやはや、シカに主導権を握られている惑星のわが畑であった。やれやれ、修復に忙しい。