アメリカ西部の山火事は東京都9カ所分の焼失面積にもなったという。その煙が、ハワイや西洋にも届いたとのニュースもあった。それを考えると、焚き火はどうしても自粛せざるを得ない。しかもこの数年、近隣の火災も続いている。だから、火をつけるときはかなり用意周到の準備をしてきたつもりだ。例えば、雨が降った翌日に焚き火をすることも多くなった。
それにしてもしばらくたき火をしていない。そのせいか、焚き火常設場の木のポールにキノコが生えてしまった。見るからに、食べられないキノコであるのが残念だ。
どうやらこのキノコは、「カワラタケ」(多孔菌科)のようだ。ちょっとした山へ行けば、カワラタケは必ずと言っていいほど出会うことが多い。しかしその多くは、黒色か濃青色が圧倒的で、褐色というのは少ないように思う。
傘の表面は同心円状の「環紋」があるのが特徴だ。また傘の裏はひだ状になっていて分岐も見られる。肉厚は革質でいかにも食えそうにない腐朽菌でもある。しかし、これを煎じて飲むと癌に効くという話はよく聞く。免疫力が向上するのは確からしいが、制癌にまで及ぶのは今後の研究しだいかも。
心配なのはこのままだとポールが腐っていくということだ。早いとこ焚き火を復活しなければね。古い竹支柱や雑草も集まってきたことだしー。