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先日の20分紙(20 minutes)に出ていた記事です。見出しは、「ジョニーは、節税歌手」。ジョニーとは、有名なフランスのロック歌手、ジョニー・アリディ。シルヴィー・バルタンの元夫でもあります。何が節税か?
税金の負担を軽くするために、スイスのGstaadという高級リゾート地に移住するそうなのです。フランスより、スイスのほうが税的には優遇されているとか。すでにコテージを購入済みで、後は移り住むだけ。しかし、いろいろな反撥を恐れてか、まだ正式には発表していません。
ジョニー・アリディが海外移住を考えたのは、これが最初ではありません。2005年の11月には祖先の出身国、ベルギーの国籍を取得しようと申請しました。まだ結果は出ていないのですが、来年には認められるかもしれない。しかし、それを待ちきれずに、税の安いスイスへ・・・・。写真のように12月4日にはオランピアでコンサートを行ったり、60を過ぎても、まだまだ現役のロックン・ローラー。CMにも出ていますし、収入も多いのでしょう、何とか節税を、ということのようです。
こうした節税目的での移住、ジョニー・アリディだけがやっている変わったことではないそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/09/5e005c336183712a6732ad46912577cf.jpg)
同じ話題を取り上げているL'Express誌の記事ですが、節税のためのスイス移住組みには、シャルル・アズナブール、エリザベス・テーラー、マリー・ラフォレなどをはじめ、テニスのモーレスモ、レーサーのアラン・プロスト、ジャン・アレジなど多くの有名人がいるとか。アリディが移ろうとしている街は、所得自己申告制で、税金の上限も20万ユーロ(約3,000万円)と低く抑えられているそうで、これなら移住する高額所得者が多いのもわかるような気がします。もちろん、企業人にも多いそうです。
また19日付のmetro紙によれば、、文化人に対して税の優遇措置を行っているアイルランドにはフランス人作家・Michel Houellbecqなどが移住しています。こうした傾向を逆手にとり、科学者への税優遇措置によって、頭脳流出ではなく頭脳流入を図り、フランスをさらに科学分野で進んだ国にしようと提唱しているのが、中道・UDFから大統領選挙への立候補を表明したフランソワ・ベイルー氏。こうした声が上がるということは、科学分野でもフランスからの頭脳流出があるということなのかもしれません。
では、日本は? 節税のための移住というのは少ないと思うのですが、代わりによりよい研究環境を求めてとか、人間関係のため、あるいは成果に対する正当な評価のため、アメリカなどへ移住している人もいますね。一方、日本への頭脳流入は? そんな例、聞いたことありますか? 増えてほしいものです。
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こんにちわ
ハリポタの日本語訳の人も、スイス移住、が「東京にも
住居あり」なんて新聞にありました。
原作者のJ.K.ローリングは、エジンバラのファミレスで
第一作を書き上げ、今ではスコットランドの古城での生活。
日本で儲けて、海外移住、高額納税者の気持ちは解るが
庶民はやりきれない。
モナコに永住するなら、納得します。
コメントありがとうございます。
ハリポタの翻訳者ですか・・・やはり日本にもいますね。
一方、日本に移住してくる人は? 税金、高いから無理でしょうか。
ところで、ご存知と思いますが、ハリポタの原作者はシリーズ最終作を、第1作を書いたのと同じカフェ(ファミレス)で書いているそうです。古城に住んでも、執筆は初心忘れずというか、カフェでないと書けないのかもしれないですね。
お返事ありがとうございます。
J.K.ローリングは、現在もあのファミレス(日本と違い格調
高かった)で執筆してるのですか。 日本の感覚では信じ
られません。 携帯カメラのフラッシュの嵐が、せきのやま
な感じです。
ネス湖が見えるお城で、構想を練っているのかと、勝手に
想像していたのですが、なぜか親しみを覚えます。
雪不足の日本からでした。
日本では、科学的分野の頭脳もスポーツ選手も環境が整った外国へ流出したがっているような・・
そんなに日本は魅力ないのでしょうか?
ところで、去年の今日の日記は「自由の女神」でしたね!
あの頃と比べると、最近は内容の濃いものが多いようで・・・
コメントありがとうございます。
・ハリポタ
周りが静かに、暖かく見守っているのでしょうね。なお、最終作では、誰か二人死ぬそうで、その内の一人は・・・
・1年
お蔭様で、1年続いています。アネゴさんのコメントには随分と励まされました。ありがとうございます。1日の長ならぬ1年の長がもし見て取れるようであれば、うれしいと思います。今後とも弊ブログへのご訪問、宜しくお願いします。