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サンタの受難!?

2006-12-25 01:05:09 | パリ
楽しいクリスマスを過ごされていますか。クリスマスに関する話題をひとつ。

日本ほどクリスマスだからといってサンタクロースのデザインがパリの街に氾濫することはないのですが、思わぬところで見かけます。



見かけるのは、サンタの「ぬいぐるみ」。しかも、部屋の中にいるのがガラス越しに見えるのではなく、なんと屋外にいるのですね。それも、ベランダの手すりにしがみついたり、屋根からぶら下がったり・・・そんな格好のサンタを見かけます。サンタの受難とでもいえそうな扱われ方です。どうして、こんな風になってしまったのでしょうか。



サンタの起源は、子供たちの守護聖人。この聖人をSinter Klaasと呼んでいたオランダ人たちがアメリカへ移住し、英語風にサンタ・クロースとなったそうです。袖と襟口が白く全体が真っ赤な服を着て白い髭、このサンタ像は1860年にアメリカの挿絵画家が描いたのが最初で、それがサンタのイメージとして一般に固定したとか。サンタが一気にポピュラーになったのもやはりアメリカで、なんとコカ・コーラの広告がきっかけだったそうです。冬にもコーラを飲んでもらおうと行ったキャンペーンのデザインにサンタを使った。そこから一気にブレイクして有名になったようです。そして、世界中に広まったのは、戦後。



アンチ・アメリカの気持ちを反映してか、フランスではサンタ・クロースとは呼ばずに、Pere Noel(ペール・ノエル:クリスマスおじさん)と呼んでいます。このクリスマスおじさんがプレゼントを持ってきてくれるのはフランスも同じ。さて、どこの家へ入ろうか。ここ、この家に来て! とクリスマスおじさんを招いているのがぬいぐるみたちのようです。猫招きならぬ「ペール・ノエル招き」。それで屋外で吊り下げられたりしているのですね。ペール・ノエルのぬいぐるみたちにとっては、フランスよりも日本のほうが大切にされてずっと居心地がいいのではないでしょうか。


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コメント
 
 
 
赤い服 (kyandoru)
2006-12-25 02:59:29
こんな茶目っ気 見てるだけでホットしますね。
確かにコカコーラのクリスマスのCMは印象強くて、
未だに覚えてますね。

近頃 日本人も腹だけサンタ多く見かけるようになりましたね。
食する材料が輸入に頼っている日本。土地の有効利用されてないような気がします。マンションの建設多くなり。

サンタからのプレゼント 年々中身変わっているでしょうね(笑
 
 
 
贈り物 (take)
2006-12-25 04:49:53
kyandoruさん
ご指摘の通り、プレゼントの中身、きっと変わっているでしょうね。その変遷をたどると、時代が見えてきて面白いかもしれないですね。いまは、やはり、ビデオゲームでしょうか。あるいはDVD? フランスでは・・・大家さんは、甥・姪へのクリスマス・プレゼントに映画のDVDを買ったそうです。
 
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