復帰。オメガシーマスター、オメガDEVILLE、セイコーノイエを修理しました

昨日はお昼過ぎから置き時計の配達に出かけました。
そのときのラジオで宮城県沖で地震があり津波に注意してくださいとの事で、配達が終わって帰る途中までそんなに大きな地震とは思いませんでした。
7時頃からもう1件配達があり出かけたときのラジオではものすごいことが起こっているとの事。
地震と津波の力のすさまじさをまじまじと感じさせられました。
何か力になりたいと思っています。
仕事が無ければ現地に行ってお手伝いをしたいくらいです。
現実を考えるとなかなか思うようには行動が出来ず、私の出来る範囲で協力したいと思っています。
時間はかかるかと思いますが、出来るだけ早く前を向いて進んでいけることを願っています。

昨日の修理です。
病み上がりで自動巻き、手巻き、クオーツを計3点を修理して帰りました。
最初はY様からのお預かりのオメガシーマスターです。
Ω1109キャリバーです。２８９２A２が入っていました。
完全に油切れです。ホゾ穴のルビーがカラカラになって白い粉がホゾの回りについていました。
力の強い時計なのでこの状態になると止まってしまいます。
掃除をして注油、タイミングの調整をして順調に動いてくれています。




次もオメガ。婦人物の手巻き時計です。
あまり見ない1070キャリバーの機械でした。
この時計も油切れと磁気が少し入っていました。
風防回りに錆があったので一度風防を外してケース風防を洗浄して錆を落としでケーシングしました。
M様からのお預かりです。



最後はN様からのお預かりのセイコーノイエです。１F21キャリバーで消費電流が高くなっていました。
地板、受けの交換と分解掃除です。
掃除後は0.64μAと数値がだいぶと下がりました。
出来上がりです。



今日はM様からのもう一つのお預かりのロレックスのチェリーニを修理して帰る予定です。
巻き芯が折れて機械の中にも折れた巻き芯が残っていません。
ちょっと時間のかかる修理になりそうです。