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アジアの映画&芸能
あれこれ

「ドッグ・バイト・ドッグ」 その件は答えません

2006-10-27 13:48:46 | 東京国際映画祭
エディソン・チャン(陳冠希)主演「ドッグ・バイト・ドッグ」が
コンペ部門に香港映画唯一の作品として出品されている。

昨日、エディソンはソイ・チェン(鄭保瑞)監督、プロデューサーの
サム・レオン(梁森)とともにティーイインに出席した。
その中で日本人の女性ファンから、『ドッグ~』の撮影中の不和が原
因で監督の新作《軍雞》の主演がエディソンからショーン・ユー(余
文樂)に変更されてという報道についての質問が出た。
サム・レオンは「映画を見てくれてありがとう。ただこの場では
「ドッグ~」以外質問には答えません」と緊張した面持ちで話し、鄭
保瑞監督のコメントも「僕も補充することはありません」とだけ。
エディソンに至っては無表情でなんの反応もしなかった。
                    (蘋果日報 2006/10/27)

東京国際映画祭 「父子」

2006-10-27 12:50:58 | 香港電影
金馬奨で7部門にノミネートされている《父子》。
昨日東京国際映画祭でも賞獲得と同様の大きな賞賛を受けた。
残念ながら主演のアーロン・クォック(郭富城)は新作の撮影で
来日することはできなかったが、初演女優のチャーリー・ヤン、
パトリック・タム(譚家明)監督そしてヴァレン・シュー(許如芸)
が出席し、日本マスコミの注目を集めた。
昨日、渋谷Tokyu Bunkamuraで行われた上映とティーチインでは会場の
800席はほぼ満席だった。(明報)

蘋果日報では
劇中でのチャーリーとアーロンの激しいラブシーンについての
感想を聞かれチャーリーは「はじめに監督がこのシーンの必要性を
話してくれて理解できたし、監督とアーロンとも理解しあっていた
ので、拒否することもなかったし、べつにどうということは
ありませんでした」


第43回 台湾金馬奨 ノミネート発表

2006-10-24 10:12:56 | 台湾電影
<最佳劇情片(作品賞)>
 瘋狂的石頭(Crazy Stone)
 放・逐
 詭絲(シルク)
 如果,愛(ウィンター・ソング)

<最佳導演(監督)>
 寧浩(ニン・ハオ)    「瘋狂的石頭」
 杜峰(ジョニー・トー) 「放・逐」
 蘇照彬(スー・チャオピン)「詭絲」
 陳可辛(ピーター・チャン)「如果,愛」

<最佳男主角(主演男優)>
 李璨琛(サム・リー)    「狗咬狗(ドッグ・バイト・ドッグ))」
 呉鎮宇(フランシス・ン)   「臥虎」
 郭富城(アーロン・クォック) 「父子」
 張震 (チャン・チェン)  「呉清源」

<最佳女主角(主演女優)>
 斯琴高娃(スーチン・ガオワー)
           「姨媽的後現代生活(おばさんのポストモダン生活)」
 李心潔(アンジェリカ・リー)   「鬼域」
 周迅 (ジョウ・シュン)   「如果,愛(ウィンター・ソング)」
 劉嘉玲(カリーナ・ラウ)   「好奇害死貓」

<最佳男配角(助演男優)>
 杜汶澤 (チャップマン・トー) 「情義我心知」
 呉中天   「指尖的重量」
 呉景滔   「父子」
 張孝全(ジョセフ・チャン)   「盛夏光年(永遠の夏)」

<最佳女配角(助演女優)>
 覃恩美   「師奶唔易做(My Mother is a Bally Dancer)」
 趙薇 (ヴィッキー・チャオ)   「姨媽的後現代生活」
 謝欣穎(シェ・シンイン)     「愛麗絲的鏡子(アリスの鏡)」
 蔡寶珠   「眼圈」

<最佳新演員(新人)>
 呉中天   「指尖的重量」
 呉景滔   「父子」
 張睿家(ビリアント・チャン)   「盛夏光年」
 張孝全   「盛夏光年」

<最佳原著劇本(オリジナル脚本)>
 寧浩   「瘋狂的石頭」
 蘇照彬  「詭絲」
 潘志遠、劉雪容 「指尖的重量」
 譚家明(パトリック・タム)、田開良 「父子」

<最佳改編劇本(改編脚本)>
 寧岱、張元  「看上去很美」
 小紅、花李檣 「姨媽的後現代生活」
 黄子桓    「龍虎門」

<最佳攝影(撮影)>
 張黎    「夜宴」
 鮑熹(ピーター・パオ)  「如果,愛」
 李屏賓(リー・ビンビン)   「父子」
 王    「呉清源」

<最佳視覺效果(特殊効果)>
 呉輝     「鬼域」
 胡陞忠     「詭絲」
 HO Siu Lun, Pornpol Sakarin  「如果,愛」
 黄宏顯、黄宏達 「情癲大聖」

<最佳美術設計(美術)>
 葉錦添 「夜宴」
 Narongchai Aunn-Jai 「鬼域」
 奚仲文、黄炳耀    「如果,愛」
 ワダエミ、愛甲悦子 「呉清源」

<最佳造型設計(衣装)>
 葉錦添(ウィルソン・イップ)「夜宴」
 奚仲文、呉里璐 「如果,愛」
 譚家明、杜敘中(中華民國)   「父子」
 ワダエミ    「呉清源」

<最佳動作設計(アクション)>
 凌振幫、黄志偉  「放・逐」
 甄子丹(ドニー・イェン) 「龍虎門」
 董瑋、Farah KHAN 「如果,愛」
 袁和平(ユェン・ウーピン)「霍元甲(SPIRIT)」

<最佳原創電影音樂(音楽)>
 譚盾   「夜宴」
 金培達  「詭絲」
 金培達(ピーター・カム)、高世章 「如果,愛」
 林強 (リン・チャン)「一年之初(一年の初め)」

<最佳原創電影歌曲(主題歌)>
 越人歌 (出自 : 夜宴), 詞:盛 曲:佚名(古越歌) 唱:周迅
 十字街頭 (出自 : 如果,愛), 詞:岑偉宗 曲:高世章 唱:金城武、周迅
 衝動 (出自 : 愛麗絲的鏡子), 詞:張心頤 曲:凱比鳥 唱:張心頤
 盛夏光年 (出自 : 盛夏光年), 詞曲唱:陳信宏

<最佳剪輯(編集)>
 杜媛  「瘋狂的石頭」
 David Richardson 「放・逐」
 李棟全、鄺志良(HKSE) 「如果,愛」
 陳博文 「一年之初」

<最佳音效(音響)>
 Jadet Chawang  「鬼域」
 曾景祥  「如果,愛」
 杜篤之、郭禮杞、柯宜均  「松鼠自殺事件」
 杜篤之、湯湘竹 「眼圈」

<最佳創作短片(短編作品)>
 鬼鄰
 花宅53號
 風中的秘密
 斑馬線上的男人

<最佳紀録片(ドキュメンタリー作品)>
 醫生
 奇蹟的夏天

<福爾摩沙影片獎>
 指尖的重量
 一年之初
 斑馬線上的男人

<福爾摩沙個人獎>
 郭禮杞
 潘志遠
 陳柏霖(チェン・ボーリン)

☆周潤發のノミネートあるかっ?と勝手にひとりで緊張してたのに(涙)。
 「情義我心知」でチャップマン・トーが入ってるけど、黎明のノミ
 ネートはありませんでした(笑)

 林強は↑では「リン・チャン」としましたが、英文表記を台湾語で
  Lim Giongを使っているので、東京国際のパンフ他ではリム・キョ
 ンと表記されてました。本人はリム・キョンが希望なのかなとも
 迷ったのですが、混同しそうなので、今までとおりに。
 「世界」での表記はリン・チャンでしたよね。
 でもこれは中国作品だったからか?

 各紙でそれぞれノミネートの感想が出てますが、後ほど。

東京国際映画祭アジアの風 ゲスト追加

2006-10-23 13:16:56 | 東京国際映画祭


ダニエル・ンのこちらのブログによると(釜山が楽しかったのはいいんだが)
テレンスとコンロイは来日をしないらしい。せっかくのAlive全員集合を楽し
みにしてたのに。先約って?残念。

ところでアン・ホイってはじめから来日予定なかったんでしたっけ?
釜山で時間がなくて「おばさんの~」のQ&Aは東京でと見送ってしま
ったのですが。とほほ

いい話としては「父子」のゲスト追加。

■ 父子
10/24(火)21:30 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
出演:ヴァレン・シュー

10/26(木)14:20 シアターコクーン
出演:ヴァレン・シュー、チャーリー・ヤン


それから

■不完全恋人で 出演:阿部力

■Crazy Stone(原題) は 音楽:ファンキー末吉と
               ローナ・ティー「Rain Dogs」プロデューサー


パン・ホーチョン 新作はアフリカで

2006-10-23 12:06:32 | 香港電影

芝SeeBiが今月17日に薬物自殺(未遂)を図り、多くの香港芸能界関係者は
彼女に対し関心をよせている。新作《出埃及記》で彼女と合作予定だったパン・
ホーチョン(彭浩翔)監督が20日釜山から帰国後、電話をかけたところ、
阿芝はすでに落ち着き、いい方向へ向っていると感じた。

パン監督は阿芝を心配して電話したのだが、その第一声が「そうだ!あなたに
脚本を渡さなきゃ。できるだけ早く書くからね!」というもの。その声を聞い
て安心したという。

阿芝が《出》の脚本を書いているが撮影に影響がでるのか?と監督に聞くと
「ああ、撮影は来年1月に変更した。(ヒロインはサミー・チェンにオファー
しているとか?)いいや、違う人をあたっている。実は彼女のマネジャーと
ずっと話はしていたが、方向性の違いがわかったので、ムリだと判断した。
(イザベラは?)それはない。この役は既婚者なので、イザベラにはあわな
い。なのでオファーすることはない」

釜山国際映画祭のPPP(企画マーケット)でパン監督《伊巴謙的一天》は
「釜山大獎」を獲得した。これについて「獲れるとは全然思っていなかった。
この作品は全編アフリカロケで現地の人を起用しようと考えている。
(ニカウ二世の発掘?)そうなるかもね」
(東方日報 2006/10/23)

☆”芝SeeBiの自殺未遂”というのは、商業電台人気女性DJの卓韻芝
 (芝SeeBi)が今月17日に服毒自殺を図ったもの。服毒後に友人にメール
  を送り、彼女の異変に気づいた友人が通報し病院に運び込まれたため
  大事には至らなかった。
  2年前に母親を亡くし、精神的なバランスを崩していたらしい。
  多才でDJのほか、脚本、コラムなどの活動もしている。

チョウ・ユンファ 来月は外国映画に出演

2006-10-23 11:17:34 | 周潤發新聞
チョウ・ユンファ(周潤發)は二年以上の休息後現場に復帰し、昨年から
現在に至るまで「パイレーツ・オブ・カリビアン3 アット・ワールド・
エンド」、「おばさんのポストモダン生活」そして《滿城盡帶黄金甲》と
休むことなく撮影に打ち込んできた。そしてさらに来月には上海で外国
映画《Bitter Sea》の撮影が始まる。

《Bitter Sea》は 「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」のロジャー・スポティ
スウッド監督の新作で制作費は約 5,000万米ドル、コロムビアと香港星皓電
影等が投資している。来年公開の予定。

第二次世界大戦中、中国では一部の外国人が多くの中国人孤児を救ったという
出来事があった。ロジャー監督は長い年月をかけ、これらの資料を集め、その
中の一人のイギリス人記者に焦点をあて、脚本を書きかげた。しかしこのよう
な文芸作品は資金調達が難しくなかなか製作までたどり着けなかったのだ。
しかし最近になり、ようやく投資者が現れ、来月からの撮影開始が決まったの
だ。

監督は昨年わざわざユンファ夫妻を訪ね、脚本について話をしている。その後、
さらに脚本を加筆し、發哥出演の承諾を得たのだという。
主演はウッディ・アレン監督の「マッチポイント」で好演したハリウッドの新た
なる人気スター、ジャナサン・リース・メイヤーズ。今回演じるのはイギリス人
記者。南京大虐殺を取材するため上海から南京へ行き、日本軍に遭遇するが、幸
いにも發哥演じるゲリラ隊隊長に助けられる。

また女優陣はヒロインはラダ・ミッチェル、またミシェール・ヨー(楊紫瓊)
も出演する。ミシェール・ヨーの役柄は發哥と「ある感情がめばえ発展」す
るのだが、出演シーンは多くはない。しかし監督と「トゥモロウ~」に出演し
ているため、ミシェールは役どころについては構わないと快く客演を了承した。

昨日、記者が發哥に電話インタビューところによると
「来月中国で外国映画の撮影に入るかもしれない。しかしまだ契約をしてはい
 ないんだ。実はただの助演だし、出演もそれほど多くない。しかし脚本がと
 ても良く、監督もまた自分の出演を強く希望しているので、出演を考えては
 いるんだ、どうせ暇だしね」
(蘋果日報 2006/10/23)


日韓港 イ・ジュンギのファンが集結

2006-10-23 10:01:10 | 東京国際映画祭
21日、第19回東京国際映画祭が開幕した。

韓国”ゲイ”時代劇「王の男」主演の韓国のアイドル、イ・ジュンギが
オープニングナイトの上映の舞台挨拶に出席した。

この日、イ・ジュンギはイ・ジュンイク監督とともに六本木ヒルズでの
レッドカーペットに登場した。この姿を一目みようと日本、韓国、香港
から熱狂的な女性ファンが駆けつけた。彼女らは「王の男」のポスター
を掲げレッドカーペットの両側を埋め、”最も歓迎された海外スター”
にするべく”自分達のアイドル”に大きな声援を送り続けた。

現在、日本で人気上昇中のイ・ジュンギはこのあと劇場で監督とともに舞
台挨拶をおこない、流暢な日本語で東京国際映画祭の開幕を祝い、また会
場の香港からのファンに日本語で「香港のファンの人、香港からの航空券
は高くないのですか」と質問した。

またイ・ジュンギはグランドハイヤット東京でのオープニングパーティに
も出席、胸に赤い花をつけ、主賓同様の扱いをうけた。700人の映画人とゲ
ストの前でここでも流暢な日本語で「私はイ・ジュンギです。心から東京
国際映画祭の開催をお祝いします」と挨拶をした。
                      (蘋果日報 2006/10/23)


☆写真は「しーっ、通訳が聞こえないよ」の図。

釜山で 日本からの韓流ファン

2006-10-22 11:54:14 | 釜山国際映画祭
日本の韓流ファンの度の越した”情熱”が国際的行事である釜山国際映画祭に
悪影響を及ぼしている。12日開幕された第11回釜山国際映画祭は多くの韓流ス
ターたちが直接参加, 観客たちに会う”観客との対話”、舞台あいさつ、そし
て各種プロモーションなどが行われている。

そんな中、日本や 中国等から海外から数多くファンが釜山を訪れている。大部
分のファンは映画祭と釜山観光を純粋に楽しんでいるのだが、一部の過激ファン
たちは韓流スターを追っかけ、ゲスト、プレスのパスを盗んで取り引きさえし、
会場に潜入、イベントの進行を邪魔しているという問題を起こしている。

12日夜、開幕式には「秋へ」が上映された。ここで彼女らははレッドカーペット
を歩く韓流スターたちに対し、多くのカメラフラッシュを浴びせ、大声で呼びか
けて(他の観客の)観覧を邪魔した。
15日夜パラダイスホテルでの‘KMカルチャーラインナップショーケース’には
100人を超える日本女性ファンたちが一般観覧客には発行されないはずのゲスト
プレスパスを首にかけて現われて、歓呼の声を上げた。過激なファンたちの歓声
にイベントの進行が難しくなると司会者パク・スホンが何回も自制を要請した。
特にこの日のパーティは取材陣と映画ゲストを除いて、他の入場が制限されて
いるはずだった。しかし多くのファンが入場してしまったため、セキュリティー
の関係でカメラ取材陣が撮影をあきらめなければならなくなった。
これより先立つ14日CGVで開かれた特別講座”スターはどのように作われるか”
にも数十人の日本ファンが現われた。この講座はウォン・ビン、イ・ビョンホン
等の韓流スターたちの成功事例と海外進出方法を紹介する内容だったが、同時
通訳が提供されなかったが数十人の日本ファンが参加して3時間が過ぎる講演
を聞いた。数名の日本中年女性観客たちは講演中に眠り、いびきをかき講演会
場の雰囲気を寒くした。

ある日本取材陣は「日本観光客たちがかなりの高額を提示してプレスデイリー
パスを売ってくれと頼まれた。あらゆる方法を駆使して各種のイベントを歩き
回っている」と驚きを表している。
映画祭期間中、釜山に常駐しているセキュリティースタッフは「確かに日本か
らの観光客とわかるグループが来てプレスパスーを提示し入場している。しか
し(パスを提示するので)制止する方法がない」と打ち明けた。
   (My Daily 2006/10/18)

☆ たしかに「アジアンナイト」などマスコミをシャットアウトしたパーティ
に一般のファンが入っていた。彼女らはツアーだったんだそうです。
  この記事は日本のファンを非難してるけど、パスを手に入れてツアーを企
画してるのは韓国人だし、そちらの対策も必要なはず。
  たとえば彼女らは「ビョンホンに会える」ところに連れて行ってくれると
思っているだけで、たぶんどういうイベントなのかわかっていないんだと思
うけどな。
  ただ他の取材でもあるのだけど、本職のカメラマンの撮影ゾーンに
  ”堂々”と陣取ってるのはどうかとも思う。
  やんわり「ここはプロの撮影ゾーンなので」と韓国スタッフやカメラマンが
  説明しても「私達、何時間待っていると思ってるのよ」と逆ギレされるとど
  うみても年上の彼女らに儒教の国の彼らは反論できないようなのだ(笑)。

  ところでこのシャットアウトのアジアンナイトパーティがアンディの
  “アジア映画製作者賞”をお祝いするパーティだったのだが、
  例の香港のテレビレポーターが
  「アンディが受賞するのに、WHY NOT?」と受付にキンキンの英語で
  食い下がり、さらには受付前の縄を飛び越えて突破したものの、会場入り口
  で止められ、もみ合っていた。
  彼女は入場するアンディにも食い下がり「受賞の感想は?」と聞いていたが
  「未(まだ受賞はしてないから)」と冷たくかわされてた(笑)。
   ”香港の報道魂”を見た気がした。