没有トニー

今日の『ラスト、コーション』ジャパンプレミア、トニー・レオンは『今朝の段階で最終スケジュール調整がつかず』急遽来日延期になったそうです。トホホ

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

ウォン・カーウァイ監督『マイ・ブルーベリー・ナイツ』の公開が2008年3月に決まりました。日比谷スカラ座ほか東宝洋画系 にて全国拡大ロードショーだそうです。

韓国映画不振が映画祭に与える影響

今年、韓国映画界で最大の話題となった“韓国映画の
危機”が第12回釜山国際映画祭にさまざまな影響を与
えている.
４日に開幕した今年の釜山国際映画祭はあいかわらず、
外見上は華やかに進行されている。招請を受けた 160人
の俳優、映画人のうち、150人余りが釜山を訪れ、連日
楽しいイベントが行われている。5日には日本のトップ
スター木村拓哉の記者会見、各種舞台あいさつ、APAN
パーティー、プレミア・ライジングスターアワーズなど
１日に数多くのイベントが開かれた。

しかし本音をいえば楽しいことだけではない。
今年、釜山国際映画祭は“危機を迎えた韓国映画界”を
そのまま反映したように昨年より各種舞台挨拶やイベン
トが激減している。
去年２大メージャー配給社である CJエンターテイメン
トとショーボックスはそれぞれ《中天》と《Ｄ４》という
超大作映画のプロモーションのために“中天の夜”と
“'ショーボックスの夜”と銘打った大きなパーティを開
いた。が、今年は“投資者の萎縮”という現実を反映す
るように CJエンターテイメントは今年、簡単なイベント
を開くだけ、去年大きなホテルのバンケットルームで開
かれたパーティより規模も参加人数も大幅に縮小している。
さらにショーボックスにいたってはイベント自体が予定
されていない。

昨年は連日行なわれた野外ステージでの舞台あいさつも
今年は減少している。 観客とのティーチインが行われる
作品も《黄真伊（ファン・ジニ）》などすでに公開がお
わった作品が多く、封切りを控えた新作は減っている。
今年の開幕作も封切りを控えた韓国映画ではなく中国と
の合作映画《集結号》だった。

映画祭を訪れるスターの顔ぶれも例年に比べて派手とは
いえない。チョン・ドヨン、ソン・ヘギョ、カン・ドン
ウォンなど映画祭側で開幕式に参加すると発表していた
俳優らのなかで多くは開幕式翌日に釜山を訪れている。
さまざまな日程が重なったこともあるが、開幕式のレッ
ドカーペットでスターを見るのを楽しみにしていた
ファンとしては残念な限りだ。

今年の映画祭の運営は不況といわれる韓国映画界をその
まま反映しているといえるだろう。

しかし希望がないというわけではない。今年、新設され
た APAN(アジア俳優ネットワーク)では韓国映画不況の
ひとつの解決策に提案している。それはアジア映画人同士
のコラボレーションによる動きだ。
中国の有名マネージメント社との相互協力でキム・テヒら
が中国で活動する場合は中国マネージメント社が業務を代
行し、該当のマネージメント社の中国芸能人が韓国で活動
する場合ナムエックトスがマネジメントを担当することに
なる。APANの最大の成果に数えられるこの協約締結はアジ
ア各国に支社を置いて進出をはかる国内マネージメント社
たちにまた他の方法で紹介されるだろう。

２回目となるAFMも今年は統合ブースを運営し、国内外映画
人たちの出会いの場を広げるためさらなる充実を図っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ＮＥＷＳＩＳ）

巨匠エンニオ・モリコーネ 怒りの理由

映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが釜山国際映画
祭に不快感を現わしたことは "政治家たち遅刻による
疲れから"だったことと伝わった。
第12回釜山国際映画祭の関係者は 8日 "エンニオ・モ
リコーネが4日開幕式レッドカーペットに参加する当時、
大統領選挙候補など政治関係者たちが遅れて入場した
ことからだった"と明らかにした。

この関係者は "理由はどうであれ、開幕式運営がうま
く遂行できなかった映画祭側に責任があることを認める"
と話している。
彼によれば 4日午後7時映画祭開幕式でモリコーネ氏は
ほかの俳優や監督など VIP ゲストが入場した後、釜山
国際映画祭組織委員長、釜山市長, 釜山国際映画祭執行
委院長らに引き続き入場する予定だった。
しかし彼らの先に入場しなければならいはずの政治関係
者らの到着が20分以上も遅れてモリコーネ氏は大雨の中
で待たされることになった。
高齢のモリコーネ氏は長距離旅行をし、ソウルコンサー
トを終えたばかり。疲労は相当なものだったようだ。
その後も、レッドカーペットで進行スタッフから早く歩
くように急かされたという。この関係者は "確かに映画
祭運営スタッフの過ちだ"とこれを認めている。

結局モリコーネ氏は開幕式直後の開幕パーティーに欠席した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（NEWSIS）

巨大化する釜山国際映画祭に苦言

４日に開幕した第12回釜山国際映画祭はすでに中盤を迎えた。
釜山国際映画祭は 12年という短い時間にアジア最大映画祭の
地位を獲得した。スターとの直接の対話、深い余韻を残す映
画との出合いが今まで観客を魅了してきた。特に韓国映画を
海外に知らせるのに大きく貢献し高い評価を受けてきた。

12回目を迎えた今年も、もちろんアジア最大規模映画祭らし
い外形を誇っている。しかしさらに大きくなった外形に規模が
伴っていない現状が観客と映画関係者たちを残念がらせている
のも事実だ。

映画祭事務局側は今年の観客動員数はすでに去年を上回るだろ
うと推測している。
（中略）
しかし大規模に成長するなか、残念なことに進行能力が追いつ
いていない。

先日、新設されたプログラムである 'ガーラ(GALA)プレゼン
テーション' で上映された《M》の記者会見はその代表例といえ
る。
イ・ミョンセ監督の新作であることに加え、トップスター、
カン・ドンウォンらスターが出演する本作品は国内外最大の話
題作とされたが、映画祭側は大勢の取材陣が集まることを予想
できなかった。特に映画製作会社がもっと広い会場でも開催を
要請したが受け入れられなかった。

結局、窮屈な空間に 300人余りの取材陣が集められた記者会見
は 40分遅れで始まることになり、（あとのスケジュールの関係で
短時間で終了）、記者会見の前には修羅場となった。 映画祭は
翌日、公式サイトで謝罪文を発表しなくてはならなかった。

また映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ帰国にかかわる一件
もあった。彼が開幕式レッドカーペットで進行スタッフの無礼
な行動に不快感を現わしたというのだ。
もちろん釜山国際映画祭側は彼の出国は "予定どおりだ"としている。

毎年指摘されている映画上映館及び行事などの場所変更にかか
わるアナウンスも観客たちに対する思いやりが充分でない。
上映映画館とイベント会場の変更を事前を告知せず会場に迷った
観客は方々を探すことになり不満をもらしている。

このような観客に対する思いやりの欠如は映画祭が掲げる
'観客のための, 観客による, 観客の祭り'という命題を負けて
しまっているのではないだろうか。

俳優たちの参加意識の低下も指摘されている。レッドカーペット
にだけ参加してフォトタイムが終わった俳優の一部はすぐに退場し、
観客たちは俳優たちの姿を確認することができなかった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ＮＥＷＳＩＳ）

★いつもながらのＮＥＷＳＩＳ辛口批評。
　行ってきた皆さん、どうですか？

イム・グォンテク映画芸術大学 設立へ

７日釜山海雲台パラダイスホテルで開かれた映画
《千年学》ガーラ(GALA)プレゼンテーション招請
記念懇談会で釜山国際映画祭執行委院長が
“イム・グォンテク監督の業績を称える映画芸術
大学を 2008年に設立する予定”と発表した。
「東西大学が設立を引き受けて来年に開校予定。
監督に関する資料たちを一同に集めて映画研究所
も作られる」という。

この日、イベントにはたイム・グォンテク監督、
チョン・イルソン撮影監督、主人公チョ・ゼヒョン
などが参加し、再映に対する感想などを語った。
またイム監督と長年つきあいのある映画俳優
カン・スヨンも参加し花を添えた。

　　　　　　　　　　　　　　（ＮＥＷＳＩＳ）

スターサミットアジア・カーテンコール＠釜山

９日午後釜山海雲台グランドホテルで開催された
『アジアフィルムマーケット 2007 スターサミッ
トアジア・カーテンコール』の記者会見で
チョ・インソンは “韓国を代表してこの席に
座ることができ、とても光栄だ。《卑劣な街》
は２年前に撮った作品、本来なら新しい作品に
あいさつしなければならないに残念だ」と語った。

イム・スジョンは「良い俳優さんたちと一緒に
スターサミットアジアに選定されて光栄です。
とても良い思い出になりそうです」と感激の様
子だった。

またイム・スジョンはチョン・ジヒョン、チャン・
ドンゴンのようにハリウッド映画や合作映画に出
演したいという意欲を現わした。「これから合作
映画に出演する機会が与えられたらいくらでも出
演するでしょう。以前は休息を取りたいと話した
こともあったけど、オファーがあれば出演します。
合作映画に出演するために今から言語やアジアそ
れぞれの文化を理解できるようにいろいろ学びた
い」と意気込みを語った。

スジョンが出演した映画《幸福》が興行的に成功
している点には「《幸福》が多くの観客に愛され
てとてもうれしい。感謝したい」と素直に喜びを
表した。

壇上で“自分をPRをしてください”と向けられた
チョ・インソンは「俳優はいつも作品で見せるも
のだから、自分にはこんな実力があると口にする
より、観客が“魅力的だ”と評価していただけれ
ばいいと思う。僕は特に才能もなくて、高校時代
から演技をしてきただけだから・・」と謙虚なコ
メント。

また親しい役者仲間でもあるイム・スジョンと
チョ・インソンは共演をしたいと抱負を語った。

「スジョンさんとはプライベートで一緒に食事を
したりお酒を飲んだりする仲間で、同じ悩みを語り
あったり、映画を見て電話で話したこともある。
《卑劣な街》の撮影中はスジョンさんも《角砂糖》
を撮り終った時期で主演として映画を引っ張って
いく立場同士で電話で話をした思い出もある。機
会があったらよい作品で共演したい」とインソン。
スジョンも「まだ決まった作品はないが、チョ・
インソンさんと共演したい」と同調した。

この日、記者会見には他にカーテンコール俳優に
選定された「心霊写真（邦題）」のアナンダ・
エヴァリンハム（タイ)、藤原達也、ユー・ナンら
も参加した。　　　　　（NEWSIS　2007/10/09）

★という記事からもわかるとおり、記者の質問は
　チョ・インソンとイム・スジョンに集中したそう
　です。
　通訳に難ありだっという記事も。
　それにしてもアナンダ・エヴァリンハム！！
　『心霊写真（原題：シャッター）』はちょっと
　注目してました。
　釜山でアップの写真を撮った方はぜひ送ってく
　ださい（笑）。

ミシェール・ヨー ＠釜山

今年の釜山は天候に恵まれず野外でのイベントがいくつか
中止になっているそうです。ミシェル・ヨーのトークショー
もそのひとつ。

で、以下はＮＥＷＳＩＳに掲載されたインタビューです。


香港が輩出した世界的スターミシェール・ヨーは第60回
カンヌ国際映画祭でチョン・ドヨンが主演女優賞を受賞
したとき、「アジア人として心より嬉しかった」という。
彼女は９日午後２時50分釜山海雲台パラダイスホテルで
開かれた小規模のインタビューでアジア映画人同士のコ
ラボレーションの必要性を説いた。


以下は記者会見一問一答.

―――-6年ぶりに釜山国際映画祭を訪れた感想は？.

ミシェール・ヨー（以下Ｍ）
　「キム・ドンホ委員長が招待してくれたことに
　　感謝します。６年前に来た時は多くの観客と
　　多くのアジア映画人たちが集まっているのを
　　見て驚きました。今回、釜山国際映画祭に出
　　席するといったら、周囲は大騒ぎだったんで
　　す。イメージキャラクターを務めているロレ
　　アルはメイクを担当してくれたし、香港の会
　　社が時計を提供してくれました。本当にすご
　　い映画祭です。こんな話をすると香港や東京
　（の映画祭）が寂しがるかも知れませんが、釜
　　山国際映画祭はアジアの中心のようです。
　　
　　今までは海外映画祭にアジアの映画はあまり
　　参加しませんでしたが、最近は本当に増えま
　　した。釜山国際映画祭の影響だと思います」

―――《The Far North》は撮影現場がとても大変
　　だったと聞きました。キャラクターも既存の
　　イメージとは違っていましたが。

Ｍ「初めにはあんな環境で生きている人々や私が
　　演じるキャラクターを理解するのが大変でした。
　　どんな風に演じればいいかと。しかし撮影現場
　　が本当に寒く、大変だったので、すぐに理解が
　　できてしまいました」

―――アジアの俳優として国際的ば活動をするのに難
　　しい点は？

Ｍ「悲しいことに、未だアジア人、特にアジアの女性に
　　対して先入観があるのが事実です。しかしそれを壊
　　そうとするアジア映画人の努力によって徐々に減っ
　　てきてはいます。アメリカなど欧米でアジアの映画
　　人たちが映画を作る時、気をつける点があります。
　　アメリカ人を満足させようと作れば、東洋人たちが
　　嫌なものを作ることになる。 でも正直に作ればそれを
　　打ち破ることができるはずです。結局は良い映画を
　　作らなければならないんです。韓国映画も同じでしょう。
　　
　　私が初めてアメリカで活動した時は困難なことがたく
　　さんありました。リサーチャーもいなかった。けれど
　　だんだんアジア人に関心をもつようになり『ＬＯＳＴ』
　　のキム・ユンジンさんのように活動する俳優たちが増えて
　　います。今ではアメリカでデビューしたころより好きな
　　部分が多くなりました。私は今、西洋と東洋の架け橋に
　　なっていると自負しています。

―――-最近東洋より西洋での映画出演が多いが。

Ｍ「フランスでレジオン・ドヌール勲章をいただいてから
　　本当にすべきことはもっとあるという思いを持ちました。
　　最近、私は一ヶ所に留まり、世界的な映画に出演したい
　　と考えていました。しかし今は韓国を含めたアジアから
　　オファーがあればいつでも“OK”です。

　　記事を書くとき、ちゃんとココを強調していね（笑）」

―――ハリウッドに進出しようとするアジアの俳優たちにアド
　　　バイスを

Ｍ　「ハリウッドでは“アジアの俳優へのオファー”を待って
　　いても席はなかなかありません。自分が良い作品を作って
　　（出演して）、彼らから尋ねて来るようにしなければ。
　　 『サンシャイン2057』も監督が初めてシナリオをくれたと
　　　きに、アジア人のキャスティングはありませんでした。
　　　　けれど必要性を話したらその役を作ってくれたんです」

―――まだアクション作品に出演できますか？

Ｍ　「もちろん。私にとってカンフーはとても大切です。 精神
　　　力を高揚させてくれ、他人を助けることもできる。 北京
　　　オリンピックに“武術”（特別種目として）正式に採択さ
　　　れましたが、ジャッキー・チェンと私がこのために活動し
　　　たんです。韓国でもアクション映画がありますよね。
　　　チャンスがあったら、韓国映画人たちとコラボしていて
　　　いきたいですね」

★仕事は待ってちゃダメなんですね。
　このインタビュー読むとなんだか元気がでませんか？
　いつもカッコええミシェール姐さんです。

釜山国際映画祭 開幕！

いよいよ第１２回釜山国際映画祭が開幕しました。
今年は行けないので、各紙のニュースをチェックしてます。

とりあえず　写真はこちら（朝鮮日報）で。
うーむ。今年、女優陣の”どうだ”といわんばかりの
グラマラスな胸っぷり。叶姉妹に負けてない。

ベネチア国際映画祭 開幕

世界三大映画祭の一つで、最も古い歴史を持つ
第６４回ベネチア国際映画祭が２９日夜（日本
時間３０日未明）、イタリア・ベネチアのリド
島で開幕した。

というわけで、レッドカーペットに立った
審査委員長チャン・イーモウ監督。
取り急ぎ。