第１回 ローマ国際映画祭

ローマで初の本格的映画祭として注目されるローマ国際映画祭
（１０月１３～２１日）の上映作品が２６日発表された。
コンペ部門に日本から塚本晋也監督「悪夢探偵」の出品が決まっ
た。また柄本明や伊藤歩が出演する中国の田壮壮監督「呉清源」
も入った。コンペ部門のほか、実験的な作品などを扱うエクストラ
部門には張芸謀監督で高倉健や寺島しのぶらが出演する中国の
「単騎、千里を走る。」が、８～１３歳の子供向けコンペには千明孝
一監督「ブレイブストーリー」の出品が決まった。

 コンペ部門
A casa nostra by Francesca Comencini - Italy
悪夢探偵　 by 塚本晋也 - Japan
Bes Vakit by Reha Erdem - Turkey
Cages by Olivier Masset-Depasse - Belgium, France
Chand rooz ba'd... by Niki Karimi - Iran
父子 by パトリック・タム - Hong Kong
Izobrajaya Zhertvy by Kirill Serebrennikov - Russia
Jardins en automne by Otar Iosseliani - France, Italy, Russia
L' aria salata by Alessandro Angelini - Italy
L' Héritage by Temur Babluani, Gela Babluani - Georgia, France
La strada di Levi by Davide Ferrario - Italy
Le Voyage en Arménie by Robert Guédiguian - France
Mon Colonel by Laurent Herbiet - France, Belgium
Nacido y criado by Pablo Trapero - Argentina, Italy, U.K.
This is England by Shane Meadows - U.K.
呉清源 by ティエン・チュアンチュアン（田壮壮）- China

エキストラ部門（アジア映画のみ）
Ala verde ala pobre by Briccio Santos - Philippine
Kaleldo by Brillante Mendoza - Philippine
単騎、千里を走る。 by チャン・イーモウ（張芸謀） - China, Hong Kong, Japan

☆ベネチアに対抗して今年から開催されるローマ国際映画祭。
　これが釜山と日程が重なっている。当然重なっている作品もある。
　そんな一本、「悪夢探偵」は釜山ＨＰのゲスト一覧に監督＆松田龍平の
　名があるのにどうもローマに行ってしまうようなのだ。
　ってことは「父子」の監督＆アーロンも？
　ちょっと見た限りでは韓国映画がないのだが、見逃してるのかな？　

 

イザベラ・リョン 干される

仕事態度が悪く、マスコミ取材はすっぽかし、付き人には当り散らし、
何人も付き人を変えたりと、最近、眼に余る素行不良が理由で会社か
ら１年間の「雪藏（仕事を干されること）」をいい渡されたと報道
されたイザベラ・リョン。またこれに対し、事務所、英皇藝人の幹部
に「減刑」を求めているとも伝えられている。

台湾でこの報道を聞きレズビアン作品《刺青》でイザベラと合作して
いた周美玲監督は非常に驚き、彼女を心配している。監督によれば撮
影中のイザベラはスタッフとのコミュニケーションも問題なく、仕事
の態度もよかったという。また同時に、監督はイザベラが会社からの
電話を受けた後、その場で泣き出し何が重大なことが起きたとわかっ
た。撮影期間も香港に常に戻り、イザベラが大きなプレッシャーを抱
えていると感じたという。　 （星島日報　2006/10/3)

☆「雪藏」１）非公開にすること
　　　　　２）（タレントなどがディレクターや上司の逆鱗にふれ）
　　　　　　　仕事を干される。
　と東方広東語辞典に出てました。さすが。

《放・逐》軍団 変装してカジノへ

17日に香港公開となる《放‧逐》はマカオが舞台になっている。
マカオの植物公園を”ガラス張りのレストラン”に改装され、大銃撃戦
と”アンソニ・ウォン（黄秋生）がサイモン・ヤム（任達華）に平手打
ちをくらうシーン”に使われた。
ジョニー・トー監督はこのシーンにリアリティを望み、鼻に血糊をいれ、
ビンタされると血が飛び散るようにしていたが、秋生は血を吸ってしまい
なかなかうまくいかなかったそうだ。



任達華、秋生、フランシス・ン（呉鎮宇）らの俳優陣はマカオでの空き時
間にマカオのグルメを堪能するほか、カジノにも出向いた。鎮宇は「普段
はなかなかマカオのカジノには行けないから（行ってみた）。だけど大勢
の客に囲まれて楽しめなかったんだ。後ろからは『彼と一緒に賭ければあ
たるにちがいない』という声も聞こえるし、すごいプレッシャーをかけら
れた。それにサインもひっきりなしに求められるし。そこで僕らも学習し
て、２回目にはヘアメイクに道具を借りて、カツラ、ヒゲ、眼鏡、そのう
え特製の出っ歯なんかもつけて変装したんだ。誰もわからないし、（知り
合いを）驚かせたり、半日笑えたね。（カジノ王である）スタンレー・
ホー（何鴻燊）には勝たせてもらったから、（娘で《放‧逐》で共演して
いる）ジョシー・ホー（何超儀）にご馳走しなきゃ」 （明報　2006.10.3)

☆この記事、各紙に出てますが、いつのコメントなのかは不明。
　写真は蘋果日報のです。