《 Plastic City 》で日本の人気俳優オダギリジョーと共
演した。数ヶ月に及ぶブラジルでの撮影中、日本と香港
の文化の違いから演技の上で誤解が生じたが、アンソ
ニー主導で修復し、最終的にはいい友達になったという。
「香港での撮影は、役者と監督はお互いに意見を出し、
コミュニケーションをとる、日本の役者はもっと監督に
対し、従順で100%監督のいうとおりに演じる。だから
僕が監督と討論を重ねて演じている姿をみて、オダギリ
はあんなに意見をいうなんて信じられない。監督をリス
ペクトしていないと感じたらしい。それで撮影現場では
僕とぜんぜん話をしなかった。ある日、撮影が終わって
から僕は香港映画の撮影方法がどのようなものか、わ
かってもらえるように彼に説明した。それからみんな仕事が
楽しくできるようになった。僕は監督とのコミュニケー
ションの架け橋にもなった。」
アンソニーはオダギリジョーの演技を"日本のトニー・レオン”
だと絶賛する。またもうひとつ感心したのはサッカーの腕前。
「すごいテクニックをもっている。サッカー選手になったら
きっとスターになってたね。ブラジルでぼくたちはいつも
サッカーをしていた」
マフィアの親子を演じたふたりは刺青をする必要があった。
アンソニーは『<WBR>ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』のときの
メイクアップアーティストをブラジルに呼び、刺青を施したが、
「考えられないことにブラジル側スタッフはボールペンで
刺青を描くんだ。幸いなことに僕にはプライベートのメイクさん
がいたからよかったけど、かわいそうなのはオダギリだった。
そのボールペンで何日もかかって描かれていたんだから、皮
膚は傷だらけになって。最終的にボクのメイクさんが助けて、
災難から逃れたんだ」 (東方日報抜粋 2008-05-28)
★日本の文化を理解している黄秋生だからこそできた
修復だったかも。
それにしてもボールペンで刺青・・・いたい・・・。
オダジョーがサッカー得意とは意外でしたが(有名?)
黄秋生が「いつもサッカーしていた」というのがもっと意外だ。