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アニメ化ラッシュ。

2015-11-06 22:01:36 | 日常
ヒーローアカデミアアニメ化ぁああ!!

6巻買いに行ったら帯に、少年よアニメになれとか書いてあるし、
え?と思ってよく読んだらテレビアニメ化とかかいてあるし、
ネットで調べたら制作ボンズとか書いてあるし、
しかも監督長崎健司、脚本黒田洋介のビルドファイターズコンビに、馬越嘉彦キャラデザとかすごすぎ。

長崎健司監督はまだ経験が浅いですがビルドファイターズは王道物のストーリーの道筋がよく出来てました、
黒田洋介脚本もピンキリなれど幅広い脚本が出来る。

なにより馬越嘉彦キャラデザがやばい。
馬越嘉彦は僕の好きなアニメーターの一人で、とにかくキャラデザの幅が広い、そして原作再現率も良い、
つまりキャラが多くてキャラのイラスト調も変わる今作とは非常に相性が良い。

しかもケレン味たっぷりのアクションもかけるし癖になるかっこよさがあります、
なのでキャラデザだけでなく作監もして欲しい所ですが、
馬越嘉彦のことだキャラデザだけに収まるはずはない。

集英社はアニメ化に力を入れないイメージでしたが、
ハイキュー、ワンパンマン、そしてヒロアカのスタッフ陣と作品の魅力が解っている人が居るっぽい。

しかし最近、自分の好きな作品でも上位ランクの作品がどんどんアニメ化していてどうしたらいいかわからない。

ジョジョ4部、フルメタ、ヒロアカ、僕だけがいない街、3月のライオン、進撃2期、
いま発表があるという事は未定の作品も来年中にはアニメ化するという事で、という事は既に来年がアニメイヤーになること間違いなし。

問題は何クールするのかっていう所ですが、現行6巻までで2クール行ってほしい所です、
尺的には内容が濃いので充分、展開も焦凍が覚醒して、デクがフルカウルを身に付けてっていう所で切りが良いと思います。

で今回買ったのはヒロアカ、火ノ丸、カガミガミのジャンプコミックの期待の星4作品の内の3つ。

カガミガミはジャンプコミックお約束のトーナメント戦に入りましたが、やはり魅力を感じない。
キャラが多くてもメインキャラ達に魅力がなければ霞んでしまいます。

特に3巻になっても主人公に魅力がないのは痛いです。

というのも成長性がないからだと思われます、
成長がなくても魅力があるとしたら、ケンシロウやアーカードのような強いキャラクターとゲスな敵キャラという構図ですが、
今作の主人公はその年にしては優秀というぐらいの強さで結構苦戦をしながら戦います、
単純な力で勝てないなら知略が要りますが戦略を練るわけでもない。

少年漫画的と言えばそれまでですが勢いでバトルが展開していきます。

勢いのある展開が映えるといえば絵のバリエーション、コマ割り、セリフ回しですがその辺りも微妙、
絵の線が減ってスマートになっていますが古いデザインセンスは変わらないので中途半端になっている気がします、

僕が担当なら岩代俊明作品の良さは、闇を内包したキャラクター性とそれぞれの正義感なので、ダークヒーロー物が合うと思います、
サイレンは巻数こそ16と微妙ですが主人公のアゲハは非常に魅力的でした、何故あの路線で行かなかったのか疑問です。

岩代俊明のキャラクター性は明神やアゲハみたいなある程度精神年齢の高いキャラだからこそ映えると思います、
今回は色々なことが実験的な所があったのかもしれません、

もし次回作があるなら、みえるひとやサイレン路線で、絵柄も昔の濃いのに戻してもらってやってほしいです。
岩代俊明なら、古館のハイキューや堀越のヒロアカ、久保のBLEACHみたいに、
作者のセンスと合致する作品になった時一気に昇華できるものを持っていると思うので頑張って欲しい。

次は火の丸相撲。

今回は石神高校との因縁の団体戦。

一巻で大将戦までまとまっていて今回は特に思う所はなかったですが、
少し回想やひとり語りが多くて肝心の相撲が薄くなっている印象でしたが、
相撲自体がスピーディーに展開するスポーツなのでその辺りはしょうが無いのかなと思います。

しかし次巻は遂に真田と潮の対決と熱い戦いが期待されます。
1つの山場なので個人戦に持ってくるかなと思っていたら、しっかり団体戦でしてくれる展開の速さは今作の良さの1つです。

最後は僕のヒーローアカデミア。

ステインというダークヒーローが新たに出てきて、しかも中々にかっこいいキャラです。

ヒーローものならダークヒーローはつきものですが、ダークヒーローはヒーロー以上に表現の難しいキャラだと思います。
ヒーローならまっとうなことを示していけば良いですが、ダークヒーローは真っ当な事だけでは全てを救えないという、
悪を断つため悪になるという二律背反的な思想の表現が必要になります。

つまり矛盾のある思想を持ちつつも矛盾を感じさせずそれでいて筋の通った行動思想が大事になってくる。

そういう意味でステインはいいダークヒーロー像です。

女は判りませんが子どもを殺す気はないという事、またヒーローの名を名乗ったら子どもでも殺すという確固たる意思。
ヒーローの素質があるものには寛大であるという事。

ステインが言っている、死柄木は最も嫌悪する人種であり、信念なき殺意に何の意義があるという言葉。

ステインがやっているヒーロー狩りはヒーローとしての心を持っていない者が多すぎるという嘆き、
それはつまりステインは何よりヒーローの事を思っているからこそヒーローを殺すという矛盾。

しかし死柄木の様にただ殺したいという事ではなく素質のあるヒーローには成長を促そうとするフシが見える、
それは自分を凶悪な敵として相手取らせることでヒーロー側の質を上げる考えがあると思います。

ただこの辺りは作中で見せず、あくまで凶悪な敵という位置づけも守って欲しいです。

今巻で分かったことは死柄木も成長させようとしているのだという事です。

死柄木は最初は裏のボスがいるパターンかと思ったんですが、
もしかしたらオールマイトのように一戦を退いた悪役が居て、そのキャラが死柄木を真の悪役に育てようとしているのかもしれないです。

今は狂気しか無いキャラなので真の敵がいそうと思いますが、
今回ステインという信念のある殺意を持つキャラと合わせることで死柄木に影響を与えると言っているあたり、
正当に悪役に育てようとしていて、それなら死柄木がボスキャラでもありかも思います。

今回はステインという新キャラが僕的に全てを持って行っていますが、焦凍もかっこよかったです、
デクがステインと戦うのが精一杯な所を、3人を救いつつステインを遠ざける焦凍はさすがです。

左も使うようになってお母さんとも仲直りして、2人で守るぞとか言って、もうね焦凍は毎巻泣かせる気かと。

主人公であるデクがフルカウルという制御方を見出す展開とステイン戦でみせた戦い方もなかなか震えました。
しかし今回の話の主役は飯田くんです。

今のところ私怨に負けて駄目なところしか見せていないので次巻でかっこいい所を期待しているぞ飯田くん。

ということで、ヒロアカは今巻もめっちゃ面白かった。
そして作者コメントページで、椎名とバルジとデクがアニメ化に感涙している絵で僕が泣いた。
何せ同い年で色々と思う所があります、報われて良かった堀越先生。